こんばんは、きしやんです。
サムネイル画像は先日読んだ、精神科医で作家の樺沢紫苑さんの著書『ストレスフリー超大全』です。
ストレスコーピングやストレスケアについてとても分かりやすくまとまっており、さらさらと読めました。
そんな中でも興味深かったのが、脳科学の見地から幸せを手に入れる方法に関してです。せっかくなので備忘録観点で、ブログに残します。
人が幸せを感じる時、脳内では幸福感を引き起こす脳内物質が出ています、
この幸せを感じる脳内物質は主に3つ
です。
これらの物質が分泌されると幸せな気分になれるのですが、それぞれ幸せの質が異なります。
セロトニン的幸福度
やすらぎ・癒し・気分の幸福度になります。朝、天気が良くて清々しいなと感じたり、今日も1日頑張ろう!ってポジティブで前向きな気分に包まれのなら、セロトニンが分泌されてるのです。
逆にセロトニンが低下してると不安・心配・イライラ・落ち着かないなどのネガティブな気分に支配されます
●手に入れる方法
・朝散歩
・瞑想、座禅、マインドフルネス、腹式呼吸
・笑顔
オキシトシン的幸福度
つながりの幸福度だそうです。夫婦や恋人、子供、動物など、パートナーと一緒にいたり、子供や友人と遊んでいて楽しい時に分泌される物質になります。
スキンシップ、コミュニケーション、人とのつながり、愛情、交流などに関連します。
●手に入れる方法
・スキンシップ
・コミュニケーション
・ペットとの触れ合い
・親切、社会貢献、ボランティア活動
ドーパミン的幸福度
目標を達成した時に分泌される成功の物質です。仕事やスポーツで成功・優勝したり、大金を手に入れたりなど、達成感や高揚感に関連します。
●手に入れる方法
・お金を稼ぐ、社会的成功
・スポーツ大会などでの活躍、優勝
・目標設定と目標達成
・運動(有酸素運動、筋トレ)
・笑顔、瞑想など
人間の行動原理として欲求が存在するので、多くの人はドーパミン的な幸福ばかり望みます。しかしながらそのドーパミン的な幸福度を追い求めすぎてすぎて、身体を壊してしまう人が後を絶ちません。
つまり精神科医の観点から、人間が生きていく上で重要なのはセロトニン的幸福度→オキシトシン的幸福度→ドーパミン的幸福度の順番で実現させていくことだと。
著者曰く、セロトニン的幸福度、オキシトシン的幸福度という幸福の土台をおろそかにしていてドーパミン的幸福度を目指すと、やがて全てが崩壊し兼ねないと説いています。
日々の生活の中でもドーパミン的幸福度に偏らず、すでに手に入れているセロトニン的幸福度とオキシトシン的幸福度に気づいて感じることができれば、実は既に幸福になれているとのことです。
著者のこれらの観点は、私としてとても合点しました。
人間の脳には限界効用逓減の法則が働くので、どれだけドーパミン的な刺激を求めても、キリがありません。にも関わらず、ドーパミン的幸福度を追い求めていくだけの橘玲氏の本に共感できなかったのは、これなんでしょうね。
これまでに当ブログでも幸福度に関する記事をいくつか作成しましたが、幸福度というのは必死に追い求めるものではなく、とても身近なところにあったんですね。
とても勉強になりました。
以上です。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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