こんばんは、きしやんです。
日本経済は長年停滞しており、それを各国と比較したところ、日本は相対的にかなり低い順位だということが明らかになっています。そして低迷しているのは経済成長率だけでなく、幸福度という目に見えない要素も低いという事実です。
日本国民の幸福度の低さはメディアの情報などもあって、肌感覚と合っていたのではないでしょうか?
そして最近の調査によって、幸福度とその国の労働生産性=経済成長に相関があることまで分かってきました。
このことの現状分析をしたのが、この二日間でアップした記事になります。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
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幸福度を高めることが経済成長に大きく寄与しているのだとしたら、人生の大半を占める職業人生(同僚/従業員)の幸福度を高めることが重要なのではないでしょうか?
そう仮説をたてて調べものをしていたら、毎度お馴染み日本経済新聞電子版の記事に、14,000人を対象とした興味深いデータがあったので紹介します。
幸福度が経済成長に結びつくと仮定するなら、それらに必要な要素は結論から言うと
①仕事の本当の無駄な要素を排除する
②テレワーク環境の積極的な導入
③ありがとうを言葉で伝える習慣
です。
さきほど添付した記事は、主に高齢世代との将来見通しに関する比較がメインなのですが、私が注目したとこはそこではありません。
記事内ではコロナ禍以降 仕事や対人関係の変化に伴って、幸せを感じる瞬間のアンケートをとっているのです。記事内より結果の部分を引用します
「日々の生活で最も幸せを感じる瞬間」の1位は「家族とのだんらん」(42%)だった。過去の世論調査などで生きがいの中心とされてきた「仕事や家事」はわずか4%だった。
家族の重要性はコロナ禍でより高まっている。コロナ禍による様々な対人関係の変化を尋ねると、「家族との関係がよくなった」と答えた人は21%で、友人(5%)や仕事関係(6%)より高い。
上記結果だけをみると家族持ち世帯だけに関係するように見えますが、それだけではありません。
日経電子版では14,000人からアンケートを集計するにあたって「幸せ」というフレーズから連想する言葉を3つまで尋ねると、下記の結果となったとのことです。
※記事内の結果を筆者が別途作成しました
幸せを感じるフレーズが実現したからといってそれがほんとに幸福に直結するかは分かりません。しかし、日本国民は、上記内容を欲していると予測することはできるでしょう。
個々のフレーズをよ~~く見ると、仕事に直結する要素は1つしかなく、それ以外はほぼ全て、仕事外の時間となります。つまり我々日本人は24時間の中で、仕事以外に使える時間が少なすぎるということです。
これが冒頭で申した、日本経済や社会の成長に必要な要素の
①仕事のほんとの無駄を排除する
②テレワーク環境の積極的な導入
になります。
さて③ありがとうを言葉で伝える習慣に関してですが、先日読んでいた幸せをつかむ戦略という本で、従業員の生産性向上に影響を与える報酬を下記3つで比較した結果が載っていました
報酬の内容
1.現金(ボーナス)
2.ピザなどのチケット
3.上司の感謝
これら3つのうち、報酬を与えてから数日間の効果として1番持続性があったのが、3.上司の感謝でした。
1も2も報酬を与えた初日は効果があったのですが、2~3日後でその効果は無くなりました。しかし3に関しては3~4日後ぐらいまで、従業員の生産性向上に寄与していたそうです。
これが、ありがとうを伝える習慣の大切さです。
・・・。
みなさん、同僚や配偶者、御家族に、日頃からありがとうって言葉で伝えていますか?
どんな些細な事でもいいのです。
家族や同僚があたりまえのようにやってくれた作業に対して、感謝の言葉を伝えてみませんか?我々人類が他の哺乳類と唯一違うことは、感情を言葉で伝える能力があることです。
日本人はどうも世話焼きなところがあるので、受け手側もそれが当たり前になってしまってる気がします。その当たり前に感謝を伝えることが、長い目で見た、日本経済の成長に繋がっていくのだと思います。
とうぜんながら、さきほどの3つの要素だけで、日本が良くなるとは思えません。マク経済政策も重要です。
しかし心の余裕をつくるためにも、仕事の無駄の排除や、リモートワーク化での通勤時間からの解放など、やるべきこと。できることは、たくさんあるのです。
以上です。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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