こんばんわ
昨年の9月29日に爆誕した、みんな大好き楽天VTの運用報告書が公開されました
中身をのぞくと、やはり私が下記記事にて申した通り、メッキが剥げた高コスト
インデックスファンドだということが判明しました
その実質コストはなんと!0.502%です。。。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
よければ本日アップした、下記記事も御覧下さい
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では楽天VT運用報告書P5の1万口当たりの費用明細を見てみましょう
楽天VTの信託報酬は0.1296%ですが、上記表のAには、決算までの日割りにおける
信託報酬0.098%と記載されております
まずは信託報酬0.1296÷0.098=1.322449の係数を出します
この係数を、上記表のBで囲ってる合計0.304にかけると0.402024(≒0.402)に
なります。
この0.402にバンガードVTの経費率である0.1%を足すと、楽天VTの年間実質
コスト0.502%が算出できました。
では次に、2018年つみたてNISAを目前に新設された注目インデックスファンドの
実質コストを振り返りましょう。
オリジナルeMAXIS Slim全世界株:0.2143%
eMAXIS Slim全世界株(除く日本):0.2456%
野村つみたて外国株投信(除く日本):0.2508%
楽天VT:0.502%
楽天VTの実質コストが、ブッチギリで高いのが分かります。。。
楽天VTは海外ETFを買い付ける手間を代行してもらう為に、信託報酬0.1296&+αなら
払う価値があったのに、VTの経費率を除いた0.402%のコストを払ってたら、そらぁ
野村つみたて外国株投信にリターンで勝てませんわ。
有名なブロガーさんは1年後の運用報告書が出るまで待とうと言われてましたが、
それは正解だったようです。
下の折れ線グラフは本日アップした記事のものですが、楽天VTの対象指数である
FTSEグローバル・オールキャップインデックスと、野村つみたて外国株投信の
対象指数MSCI ACWI(除く日本)のリターンに差異はありません。
指数同士のリターンが同じなのだから楽天VTに目が眩まなくとも、最初から
野村つみたて外国株投信にしておけばOKだったことが、本日をもって
証明されました。
楽天VTは現物株式運用ではないので、これからも海外ETFを買い付ける為替影響と、
米国で課税される分が改善されると思わないので、今後も楽天VTに拘る人は
野村つみたて外国株投信やeMAXIS Slim全世界株(除く日本)に対して倍近いコストを
払い続けて、己のリターンを押し下げることになるでしょう。
楽天VTのVTを作ったバンガードの創設者、ジョン・C・ボーグルは著書
『インデックス投資は勝者のゲーム』の「第5章もっともコストの低いファンドに
集中せよ」にて、下記のように言っています
投資家は、経費率をファンド選択の第一の基準とすべきである。経費率は
もっとも信頼に足る、パフォーマンス予測の材料であり続けるのだ。
つまり我々投資家がとるべき判断は、「コストが安いインデックスファンドにする」
そう、明確なのです。
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