親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

(雑記)なぜ高配当投資が収入源と感じるのか?

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こんばんは、きしやんです。

本日Twitterで、下記内容を見かけました。文章を絵文字除いて完全引用します。

インデックス積立派の人と話してると、合理的とは思うけど、いつ売れば良いのかという問題に結論が出ない。
墓場まで持っていってしまうかも。やっぱりインデックス積立は資産形成、高配当投資は収入源ということで、役割が違うと思う。

この見解に対して真っ先に返ってくる反応は売りたい時に売ればいいじゃんですね。

実際にツイ主に対するリプでは、上記反応が多数ありました。

 

まぁそれはそれでド正論なんですが、脳が進化の過程で得た性質を理解すると、なぜ『売りたいときに売ればいいじゃん』って考えができないのか?が分かると思います。

人間の脳というのは臓器の中で1番消費エネルギーが大きく、生物生存の観点からも、脳は省エネで活動できるように進化してきたそうです。

脳というのは習慣化されていない作業やあらゆる意思判断を前頭葉で処理するのですが、この前頭葉がまぁ、エネルギーを食うんですよね。脳が最後?に進化した部位だとか。

しかしながら慣れない作業や意志判断が習慣化されると、省エネで活動できる小脳がその役目を担います。皆さんが教習所で初めて自動車を運転した際、緊張から疲れを感じたのを覚えてませんか?

自動車の運転も慣れない間は前頭葉が運転作業と危険余地の処理を行ってたのが、慣れてしまえば小脳が処理をするようになります。だから今、運転してる際に緊張と疲労を感じないのです。

 

前置きがずいぶん長くなりましたが、資産運用に於いても同じです。

 

インデックスファンドや高配当ETF、高配当株も、買う時は同じ意志判断を行います。しかし配当受け取るだけの場合、売却の意志判断が必用ありません。だから買った後はあぶく銭のように入ってくる≒収入源と感じるのです。

個別株や投資信託を売るという考え・行動が当たり前の人にとっては小脳で対応できますが、その判断が習慣化されていない人にとっては前頭葉での処理が必要となり、脳が大きなエネルギーを必要とする。

この大きなエネルギーを必要とするのが生存本能の観点からも曲者で、そもそも選択肢と出てこなかったり、極端に拒否反応を示します。いわゆる現状維持バイアスというやつです。

人や組織が変化を嫌うのに影響を与えるやつですね。

この現状維持バイアスは使いようによってはメリット・デメリットがあるんですが、例えば

 ・積み立て投資の必要性を分かっていても、始めない

 ・積み立て設定をしてしまえば、あとはそのまま放置している

 ・高配当株を買えば、あとは配当を受け取るだけ

 ・自動売却設定をしてしまえば、あとは受け取るだけ

いずれも現状維持バイアスによる影響です。

 

ちなみに冒頭で引用した資産形成はインデックス投資で、収入源は高配当戦略という二元論で考えようとしていまうのも、脳にとっては意志判断を容易にしようとする省エネ活動からくるものです。

このように脳の仕組みと議論・考え方の癖を可視化してみると、二元論の言い合いが終わらないのが分かりますね。

 

この本能から脱却するには、あらゆる出来事、長所や短所は、なにかの裏返しだということを意識できるようになるしかないです。

例えば、私は引込思案なんだ・・・というのは、慎重だということの裏返し。慌てんぼうというのは、フットワークが軽いということの裏返し。

これらの考え方が習慣化できてくると、脳の二元論や現状維持バイアスを少しずつ克服できるようになるでしょう。まっ、言うは易く行うは難しなんですが。

 

以上です。

それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆

 

 

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