おはようございます、きしやんです。
今年も ななしさん主催のベストバイストックに参加させていただきます。
このイベントの趣旨を、ベストバイストックのページから引用
せっかく投資ブログを書いているのだから、2021年に購入した金融商品で一番良かったものを書きたいし他のブロガーさん渾身の記事も読みたい。
年の締めくくりとしてドヤ顔で記事を書きましょう!というイベント
昨日の担当は投資界隈のインフルエンサー ジンさん。
そしてジンからバトンを受け取り、土曜日という貴重なポジションでドヤらせていただきますꉂꉂ(ˊᗜˋ*)
まずは2021年9月末時点での、私のポートフォリオです。投資銘柄の紹介をするなら、己が手の内を公開するのが礼儀です
1.フィデリティ欧州中小型株オープン Bコースとは
設定来20年以上の運用実績のある、老舗ファンドです。ファンドの特色をモーニングスターから引用します
英国および欧州大陸の取引所に上場されている株式を主要投資対象とし、市場平均等に比較し高い成長力があり、その持続が長期的に可能と判断される中小型の高成長企業に投資。原則として、為替ヘッジを行わない。ベンチマークはEMIXスモーラー・ヨーロピアン・カンパニー・インデックス(税引前配当金込/円ベース)。ファミリーファンド方式で運用
このファンドの特徴として、Aコースが為替ヘッジあり、Bコースが為替ヘッジ無しになります。今回紹介するのは、為替ヘッジ無しのBコースです。
純資産総額は21年12月のレポートで156億円と、投資信託を長期保有するにあたって安心材料として求められる純資産総額100億円はクリアしてます。
信託報酬は税抜き1.53%とアクティブファンド内では平均より少し安い水準になりすが、昨今のインデックスファンド比較すると高コストです。
しかしアクティブファンドとして重要なのは、リターンが指数をアウトパフォームすることです。下記にMSCI欧州配当込み指数と、参考までにTOPIX(配当込み)と比較した表を添付します。
※モーニングスターのファンド比較のデータを参照
※TOPIX配当込みはeMAXIS TOPIXのデータを用いました
グラフを見ると一目瞭然。
フィデリティ欧州中小型株オープンBの水色グラフは、全期間において指数をアウトパフォームしています。
特に右端の10年が注目で、指数をぶっちぎりでアウトパフォームしてますね。
今はパッシブ運用(インデックス投資)全盛期と言っても過言ではないですが、このように指数をアウトパフォームし続けているアクティブファンドは実在するのです。
インデックスだけではない。
コストだけではない。
血の通った人間が必死に運用するファンドの中に、本物はあるのです。
今回の記事で、新たな観点を醸成していただけると嬉しいですね。
2.欧州に投資すべき理由
バンガード社の見通し
2021年12月に公開されたレポートから引用します。
バンガードによると今後10年間の見通しとして、下記の予想をしております。
予想年率リターン ボラティリティ中央値
米国株式 2.3~4.3% 16.7%
先進国(除く米国) 5.3~7.3% 18.4%
新興国 4.2~6.2% 26.8%
注目していただきたい部位を赤文字にしました。
先進国(除く米国の)予想年率リターンの低い方の値が、米国株式の高い方を上回っている状況です。
米国株式とボラティリティにあまり差異がなく、期待リターンが高い投資対象に、投資しない理由がありますでしょうか?
投資というのは、期待値にベットするということを忘れないようにしたいですね。
CAPEレシオからの見通し
CAPEレシオとはロバート・シラー教授が考案したcyclically adjusted price-to-earnings ratioの略語であり、景気循環調整後の株価収益率(PER)を示す投資指標となります。
PERのような単年度の1株当たり利益ではなく、インフレ調整後1株当たり利益を10年移動平均値から用いてPERを計算する。これにより一時的な収益変動や景気循環の影響が除外されるため、株式市場の長期的な評価に用いられております。
この現在のCAPEレシオとその後10年間の年率実績リターンは、下記グラフのような負の相関関係があります
負の相関関係がみられるということは、現在のCAPEレシオが高いほど、今後10年間の年率リターンが低くなりやすいということです。
さてこのCAPEレシオのグラフに、現在のCAPEレシオを手動で重ね合わせます
CAPEレシオ
・米国株式 38.1・先進国(除く米国)
欧州 19.3
日本 23.8
・新興国 15.5
データ元:世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2021年9月末) - 高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指
バンガードが予想する期待リターンに近しい値になりますね。
予想年率リターン
先進国(除く米国) 5.3~7.3%
新興国 4.2~6.2%
米国株式 2.3~4.3%
大手運用会社の長期予想と、学術的にまとめられたCAPEレシオからの考え。これら2つの観点からも、私は欧州株式への必要性を感じているのです。
3.このファンドの欠点はないのか?
中小型株を扱うということから、ボラティリティが高いことですね。
『売却』という観点での流動性の心配は、投資信託なので問題ありません。解約する場合、我々はボタン押すだけで、あとはファンドの運用者達が死ぬ気で資金を用意してくれますので。
もしボラティリティが気になるようでしたら、兄弟ファンドで大型株を対象としたフィデリティ・欧州株というファンドもありますので、ご参考までに。
これにてベストバイストック2021の、きしやん担当分を終了です。
明日の担当は、FP1級の資格を保有されている みさき@のんびりコツコツ投資生活 さんですね!
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください★
↓↓ブログランキングの投票ボタンです。
良ければ、ボタンをクリックしてもらえると嬉しいです☆