こんばんは、きしやんです。
キャシーウッド氏率いるアークインベストメントが、破壊的イノベーション関連企業の株式銘柄への投資を目指すETF、その名はARKK。
そのARKKから大量の資金流出が起こっていると、Bloombergにて報じられました。
ARKKに関しては、Twitterでも2021年の年明けに賑わしてたのが記憶に新しいかと思います。日本から投資をするにはサクソバンク証券を利用するぐらいしかないのですが、当時、サクソバンク証券は一般口座にしか対応してませんでした。
TwitterのTL見てると、確定申告する手間を度外視してもサクソバンク証券で口座を開設してた人が散見されました。ARKKは当時、それぐらい大人気だったのです。
※ちゃんと確定申告してたんかな?
ブームから1年たった現在、ARKKにってどんな感じになってるのでしょうか?
チャートを見てみたいと思います
コロナショック後にピークで156ドルだった株価が、現在は84ドルとほぼ半値になっています。というか、コロナショック前が58ドルだったのを考えると、コロナショック後のリターンをほぼほぼ無くしている状態になりますね。酷い惨状です。
では次は、ARKKがTwitterで賑わいだした2020年末から投資ていた場合、どうなっていたでしょうか?VTのチャートを追加してみてみたいと思います。
全世界株式インデックスにパッシブ運用を行うVTはジリジリ上昇していたのと対称的に、ARKKは下落の一途です。
Twitterで賑わった投資手法や銘柄は往々にして酷い結果になるのですが、ARKKも漏れなくそのジンクスに合致しますね。
Twitterで仲良くさせてもらってるローンウルフさんが、ARKKの購入ハードル高くて良かったね!ってブログ書かれてましたが、ほんとその通りだと思います。
ARKKが持ち上げられてた時は毎日のようにTwitterでキャシー・ウッドの名前や写真を見てましたが、あの頃の憧れや神通力は、もはや皆無に近いですね。
そんなやりとりがつい先日もTwitterであったのですが、そしたら真のバリュー投資の著者である柳下さんが、下記の内容をツイートしてました。
私が運用を始めた30年以上前から、テーマファンドなんて、そもそも設計的に無理という共通認識が出来ていたと思ってましたけど、懲りませんね
— 柳下裕紀 | Yuki Yagishita (@yagiyagi0419) 2022年1月14日
それにしても、こんな運用で許されるなんて、随分ぬるいなあ。 https://t.co/Gt7TFDszK0
プロのファンドマネージャーからしたら、テーマ型ファンドがダメなのは常識みたいです。それにも関わらず金融業界でテーマ型ファンドが人気なのは、販売側に原因があるのか?利用側(個人投資家)に原因があるのか?
自分ごととして、あらためて考えたいですね。
昨今はTwitterでNasdaq100にレバレッジかけた投資手法(通称:レバナス)が人気ですが、レバナスもTwitterのジンクスが適用されるのでしょうか?
レバナスを否定する気はさらさらありません。
しかし投資の世界に於いてはなぜか、相場の天井付近になると、レバレッジをかける人が増えてくるそうですね。これは歴史が物語っています。
このブログの読者様の投資手法は存じませんが、この記事を切っ掛けに今一度、流行りに『乗っかっただけ』の投資をしていないか見直していただければ幸いです。
人間のリスク選好度(許容損失)は、御自身が想像しているより低いもんなのです。
以上です。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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