親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

CXSEやXSOEの上場廃止の可能性はあるのか? VTやVWOはどうなる?

WisdomTree Investments - Wikipedia

 

こんばんは、きしやんです。

昨年の夏ごろの話ですが、米中貿易戦争を端とした国家安全保障上の懸念を理由として、米国は中国企業59社に対する証券投資の禁止を命じた大統領令を発効しました。

たしかこの大統領令の適用は、今年からのはずです。

Bloombergでチラッとこのことに関して報道されましたが、日本メディアでこの手の報道をしてたのは、時事ドットコムくらいでしょうか?

 

www.jiji.com

 

さて、上記記事内で重要な部位を引用します

指定企業や関連会社が発行した株式、債券への直接投資のほか、上場投資信託ETF)などを通じた間接投資も原則禁止となる。2022年6月3日以降、売買が禁じられる

 

時事ドットコムの表現が全て正だとするなら、投資禁止となるのは個別株だけでなく、投資信託ETFも対象となっています。

私はCXSEやXSOEを通じて新興国(中国)の民間企業に投資していますが、そもそも、米国に上場しているVTや、VWOも、中国企業に投資しています。

野村つみたて外国株投信は日本の公募型投信だから関係ないとしても、CXSEやXSOEが上場廃止されたら困ります。

つーわけで昨年の秋ぐらいに、CXSEやXSOEを提供しているWISDOME TREEへ問い合わせをしたんです。返ってきた回答が以下の通り。

 

f:id:kishiyan_y:20210829212437p:plain

 

私は英語がまるでダメなので、Deeplで訳します

 

WisdomTree Asset Management, Inc. 245 Park Avenue, 35th Floor, New York, NY 10167 | 212-801-2080 Tel 212-801-2081 Fax
関係者各位
2021 年 6 月 3 日付けの大統領令 14032(以下、「大統領令」)への準拠の確認を求められているとのことです。
2021年6月3日付の大統領令14032(以下、「大統領令」)の遵守確認を求められていると理解しています。
2021年6月3日付の大統領令14032(以下、「大統領令」)は、米国人による特定の中国企業の上場証券(以下、「制裁証券」)の取引を禁止しています。
2021年7月14日現在、WisdomTree Asset Management, Inc.が助言しているすべての上場投資信託は、その時点での最善の状態にあります。
2021年7月14日現在、ウィズダムツリー・アセット・マネジメント・インクが助言するすべての上場投資信託は、問い合わせた結果、その知る限りにおいて、同大統領令に従って行動しています。
ウィズダムツリー・アセット・マネジメント・インクが助言するすべての上場投資信託は、問い合わせた結果、同社の知る限りでは、2021年8月2日に制裁対象証券の禁止が発効するという大統領令に従って行動している。
ご質問やご不明な点がございましたら、legalnotice@wisdomtree.com までご連絡ください。

 

ざっくり言うと、WISDOME TREEが提供している商品たち(CXSEやXSOE)は現時点において、問題なしってことですね。

 

そもそもなんですが基本的にETFの場合、そのETF本体が上場廃止になる可能性はないと考えます。それはVT(全世界株式)やVWO(新興国株式)も同様です。

 

下記は私の予想になります。

 

仮にパッシブ運用(インデックス投資信)を行う時価総額加重平均の指数が、下記内容で構成されていたとします

 A社:50%

 B社:30%

 C社:20%

投資信託ETFは、上記企業を上記比率で保有すれば、パッシブ運用ができますね。しかしここで、C社が米国の投資禁止企業になったとしましょう。このままでは米国在籍のETFは、売買が禁止となってしまいます。

しかしながら指数としては、C社の組み入れを外すことはしません。なぜなら米国以外のETFもこの指数を用いているからです。

その場合、C社を除外しても指数にパッシブ運用するにあたっては

 A社:55%

 B社:35%

 D社:7%

 E社:3%

などの比率に調整すればいいだけです。

これはあくまでも私の予想の話であって、実務面でどのような調整をするかは、分かりません。しかし覚えておいてほしいのが、指数の構成と実際に運用する銘柄が、同じである必要はないということです。

 

具体例として、国内公募型投信でS&P500へパッシブ運用を行うeMAXIS SlimS&P500とiFree S&P500の組み入れ銘柄TOP10を見てください。

 

f:id:kishiyan_y:20220113092339p:plain

 

1~10位で同じものがほぼ無いのと、iFreeに至っては、4位にETFが入ってますね。

パッシブ運用(インデックス投資)といっても、これぐらい中身が違うものなのです。

 

というわけで、自分が保有しているETFや投信内に、米国で投資NG企業が入ってたとしても、あまり問題無いんじゃなかろうか?ってのが、私の結論となります。

 

以上です。

それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆

 

 

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