親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

(新規銘柄追加) WIisdom TreeのCXSEに投資して中国の覇権に備える

       WisdomTree And Its ETFs: Just A Wall Street Fad? (NASDAQ:WETF) | Seeking  Alpha

 

こんばんわ、きしやんです。

昨夜に引き続き、この記事作成時点で新たにポートフォリオに追加したのが、WIisdom Treeからアメリカ市場に上場しているETF、CXSEです。旧姓アジデンさんこと、靴磨きおじさんのツイートでこのETFの存在を知りました。

 

今回の記事ではこのETFの特徴と、このETFに投資するに至った背景をお話します。

※2020年12月7日追記

下記添付記事は、この記事と地政学をミックスした渾身の1作です

www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com

  

 1.CXSEとは?

中国企業の株式に投資するETFで、特徴的なのはスクリーニング条件として、中国政府が保有する株式の割合が20%未満(=非国営)の企業に投資するETFとなります。

いわゆる中国政府の息のかかった怪しいゾンビ企業を排除してくれてるんですな。組み入れ銘柄上位10社は、以下の通り

 

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https://www.bloomberg.co.jp/quote/CXSE:US

 

そもそも中国企業内でどれが国営なんか分かってないんですが(笑)、自分でスクリーニングする手間を考えると経費率が0.3%なのは驚きの安さです。なぜなら直近のeMAXIS Slim新興国株式インデックスファンドの年間実質コストが約0.4%ですからね。

欠点としては、割とマイナーETF故に出来高が少なめなとこですかね。少ないと言っても国内ETF1385と比較したら数百倍以上はあるから、そかはまだマシかな~?って思ってますꉂꉂ(ˊᗜˋ*)

資産総額は約350億円とこれも海外ETFでは少ない部類に入りますが、ETF.comのFund Closure Risk はLowであり、Implied Liquidityも5段階で5。ETF.com内のこれらの評価がどれほどの意味合いをもってるのか自信はないですが、Tradabillityの項目をSPYなど有名どころと横並びで比較しても、評価レベルは一緒でした。

まぁ同じ評価レベルであってもSPYみたいな超巨大ETFと単純比較はできないものの、過去に投資したかったGOATなんかと比べるとCXSEのLiquidity(流動性)は格段に高いと判断。

自分なりにETFの特性を調べたうえでの、投資判断です。

 

2.なぜCXSEに投資しようと思ったのか?

大きく分けると、以下3点です

①世界の覇権における中国の存在感がとてつもなく大きくなってきた

②投信EXPO2020の朝倉代表のセミナーで、中国A株を40%保有と推奨

③ここ数年、中国企業の株式リターンも凄い

 

①世界の覇権における中国の存在感

ブリッジ・ウォーターの創業者、レイ・ダリオがLinkedinに新書の内容を寄稿しており、そこに面白いグラフが掲載されてました。超直訳すると、大帝国の相対的地位の概算のグラフです

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世間のニュース見てると中国が急に大頭してきてから米国が叩きにかかってると見えますが、レイ・ダリオが作成した上記グラフを見る限り、米国もすでに覇権国としての相対的な地位が低下してるんですね。

そしてこのグラフ、過去の覇権国の推移(赤・オレンジ・黒)を観る限り、どう見ても米国が再浮上して頂点をとり続けるようには思えません。マークトウェインが言った『歴史は韻を踏む』というやつです。

 

②投信EXPO2020の朝倉代表のセミナー

当ブログではセミナー動画からCXSEへの投資判断に至ったパートを抜粋しますね。念のためセミナー動画も添付しますので、お時間ある時にどうぞ。

 

www.youtube.com

 

まず、世界経済に占めるGDPの割合は、既に中国+アジア圏が米国を中心とした先進国を上回っています。

 

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次に下記は、世界のユニコーン企業の時価総額TOP20のスライドです。セミナーでも朝倉代表が協調していたのはTOP企業20社の内、赤丸で囲った中国企業6社の時価総額が、米国12企業の時価総額を上回っているとのことです。

 

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これらの背景もあって、朝倉代表が勧めるポートフォリオは、以下の通り。新興国株式は「中国を中心として」40%もの割合になります。

 

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ではこの新興国株式の部分をeMAXIS Slim新興国株式インデックスファンドでは駄目なのか?と質問されると、ちょっと中国企業の割合が少ないかな?と思ってます。以下にeMAXIS Slim新興国インデックスの月次レポートを添付します

 

         f:id:kishiyan_y:20200930085315p:plain

 

eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンドに占める中国企業の割合は40%なので、仮にSlim新興国株インデックスファンドの割合を40%にすると、ポートフォリオ全体に占める中国企業の割合は16%にしかなりません。それだと少ないかな~?と思いました。

 

中国企業の株式リターンも凄い

CXSEとVOO(S&P500)のリターンを比較してみます。まずはCXSEの設定来(2013)からの比較となります。 ※赤:CXSE 青:VOO

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VOOの方が上ですが、最終リターンとしてそこまで差がありません。次に過去5年間で見てみましょう

 

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まさかのCXSEの方がVOOを上回ってます。このバックテストを過去4年・3年・1年とやっても、CXSEがVOOを上回ってました。過去2年だとほぼ同等です。

当然ながら過去リターンが将来リターンを意味する訳ではありませんが、市場は中国企業に対してもしっかり評価していることが読み取れます。

 

 

よって、 

・歴史的な背景

・資産運用評価会社からの提案

・実際にバックテストしてみて得られた市場の評価

 これらの検討結果から、私は中国企業へ直接投資が可能なCXSEを選択することにしたのです。で、さっそく保有しているeMAXIS Slim新興国株インデックスを50%売却して、CXSEを買い付け。残りのSlim新興国は、また別の日に全額解約してCXSEに廻す計画です。

 

今回の記事が、皆様の投資の参考になれば幸いです。

良い投資ライフをお過ごしください。

 

 

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