こんばんは、きしやんです。
主流派経済学の考え方によると、貨幣の供給量を増加すると物の値段が上昇するそうです。しかしそれは、半分正しく半分正しくはありません。
下記のグラフをご覧ください。日本の貨幣供給量(マネタリーベース)は過去ずっと増え続けておりましたが、インフレ率はほぼゼロ%付近にいます。
よって、貨幣の観点による経済学の考え方を正しく表現するならば、貨幣を民間に直接流し込んで民間の需要を喚起しないことには、物価は上がらないということです。いわゆる需要と供給の話ですね。
さて、コロナ禍による自粛が始まってかれこれ2年が経ちました。コロナに対する警戒感が残る中でも、人や物の流れは活発化しだし、むしろ最近はサプライチェーンの乱れにより、物の供給が追いつかず、最終製品価格の上昇が散見されます。いわゆるコストプッシュインフレというやつです。
皆様の生活の周りでも物の値段の上昇を感じているのではないでしょうか?
特に鉄や銅アルミといった資源の高騰は、様々な最終製品価格の上昇に直結してきます。
話は変わって私が住んでいる自治体では、燃えるゴミだけでなく、ペットボトルやアルミ缶の回収も有料のゴミ袋が必要となります。
ゴミの分別に協力はしたいものの、分別の手間をかけているにもかかわらず、有料で持って行ってもらうという事にイマイチ納得ができませんでした。
そこで調べたところ、近所の業者にアルミ缶を持ち込むと買い取ってもらえることを知ってから、アルミ缶が一定量貯まるまで、自宅に保管するようになりました。
アルミ缶の持ち込み生活を始めてかれこれ10年も経つと、アルミの相場価格がなんとなくわかってきます。
さて先ほど、サプライチェーンの混乱に伴う物価上昇の話をしました。
つい先日もべランドに貯め込んでいたアルミ缶が袋いっぱい(7Kg)になったから、車に積んで業者に持ち込んだところ、凄まじい金額で買い取ってくれたのです。
え?空き缶持ち込んだだけで、ビール1パック買えるやんwwww
Kg単価170円は、異常に高いです。
昨年の7月ぐらいに持ち込んだ時は
それでも『こんな値段で買い取ってくれるん!?過去最高やんꉂꉂ(ˊᗜˋ*)』って思ったのですが、この半年でアルミの需要が26%も上昇しています。
そらぁ、物の値段上がるよね。
ちなみに過去数年で見ると、アルミ缶の買い取り価格はKg単価50~70円ぐらいです。
とまぁ、日頃の私生活の中でも数字として、コストプッシュインフレの実態を垣間見た瞬間でした。経済の勉強になりますね。
と同時に、我々の貨幣の価値が減価しているということです。
以上となります。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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