親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

市場との対話に勤しむFRB??

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こんばんは、きしやんです。

アメリカの中央銀行であるFRB中央銀行の役割は国によって微妙に異なるのですが、FRBの場合は

 ①雇用の最大化

 ②物価の安定(おおむねインフレ率2%)

となっています。

アメリカは我が国日本と違って現在、6%相当のインフレが発生しております。

原因はいろいろありますが、FRBがぼちぼちインフレ退治を行いまっせ~ってガイダンスをちらほら出していました。

中央銀行が行うインフレ退治のツールは主に2つ

 ①政策金利アメリカではFFレート)の引き上げ

 ②量的緩和政策の正常化(バランスシートの縮小)

です。

 

①は伝統的な手法でして、短期金利に影響をあたえるFFレートを引き上げると、民間企業が資金調達する際の金利が引きあがり、経済活動が鈍ります。

そうなると株価への影響もでてきますね。

次に量的緩和政策ですが、こちらは民間が保有している債券を買い取る政策。この政策によって主に、長期金利に影響を与えます。中央銀行が民間保有の債券を買い取ると、長期金利利回りが低下(値段の上昇)する方向に働きます。

株価と長期金利はシーソーの関係に似ており、長期金利が低下すると、株価が上昇する傾向にあります。中央銀行金利を低下させて経済を活性化≒株価上昇を、金融緩和といいます。

 

コロナショック以降、FRB

政策金利をゼロ%に

②大量の債券買い入れプログラムを実施し、今も継続中

となってます。

②は昨年11月から徐々に規模を小さくしています。

 

で、だ。

12月末のFOMCFRBの政策決定会議みたいなもん)とその後の報道で、3月付近からFFレートの引き上げ開始と同時に量的緩和政策を終了して、むしろ逆量的緩和政策となる資産圧縮(QT)を開始する的な話がでました。※決定事項じゃないよ

いわゆる、タカ派的な発言というやつですね。

 

市場はQTのタイミングはもっと先の話だと思っていたので、上記報道などによりこの1週間、株価が少し荒れた状況になってます。

 

そんな中昨夜、FRB議長の再就任に関する公聴会で、下記の発言があったそうです。

ロイターの記事から一部引用します

FRBは年内に利上げを実施し、資産買い入れを終了する見通し。今年後半にはバランスシートの縮小に着手する可能性

・政策正常化の時期については決定していない

・バランスシートの縮小についてまだ何も決定せず

・今月のFOMCで改めて討議する

 ※バランスシートの縮小=QT

〔情報BOX〕パウエル米FRB議長の議会証言要旨 | ロイター

 

市場は3月ぐらいから利上げと同時にQTを覚悟し始めていた印象ですが、パウエルさんの発言で相場の雰囲気が少し変わった印象を受けましたね。

 

私の予想ですが、12月末のタカ派的な発言は、市場の反応をチェックしたかったのではないでしょうか?

市場がどこまで金融政策の引き締めに耐えられるのか?というのを予め見たうえで、政策に盛り込もうとしているのでは?と。

 

しかし上記は予想であって、何が真実かは分かりません。

一部インフルエンサーFRBの動向から、いろいろ投資銘柄を変えたりしています。

それが上手くかもしれないし、大外れに終わるかもなるかもしれません。

 

我々はFRBや経済の動向をコントロールすることなんてできませんので、自分のリスク資産の比率と生活防衛資金の量と規則正しい生活。コントロールできることに注力していきたいですね。

 

以上です。

それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆

 

 

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