親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

2018年度:各アセットクラスのリターン1位は・・・

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おはようございます。

モーニングスターが毎月集計してくれているアセットクラスリターンの最新版

更新されました。ちなみに1月は年間でのアセットクラスのリターン集計も実施して

くれるので、いつもより公開が遅くなります。

 

 

それでは2018年度各アセットクラス毎で栄光あるリターン1位となったのは

国内REIT+6.7%!

 

ちなみに1番リターンが揮わなかったのは、ペーパーアセットでは新興国株-18.1%

コモディティ込みだと原油-26.8%となりました。

     

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  1.2018年の振り返り

年明けからアメリカ国債10年の利回り上場を発端に新興国市場から資金の引き上げが

始まり、2月に1年以上ぶりの大きな下落が発生しました。

 

アメリカをはじめとした先進国株は調整レベルで済んだものの、夏にトルコショックが

勃発し、9月ぐらいからアメリカのハイテク銘柄が下落を始め、年末まで不安定な

相場が続きました。

 

結果的に2018年はペーパーアセットがほぼ全てマイナスリターンとなる中、国内REIT

だけが+6.7%と好リターンを出したことで、eMAXIS Slim8資産均等のリターンが

優れていた理由が分かりましたね。

www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com

 

 投資を始めてみると人によっては景気・経済動向に対して興味が沸いてくるので、

何となく経済動向から株価への影響が分かるようになってきます。

 

しかしこの1年で得た最大の経験は、事前にどのアセットクラスが高リターンを

出すかは分からないです。だから、アセットクラス(株式・債券・REIT等)の

分散投資が大切なんだと学びましたね。

 

では株式ベースで、過去の年間リターンを振り返ってみましょう

 

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2017年は新興国株のリターンが1位でしたが、去年(2018年)は最下位でした。

2017年は先進国株のリターンも優秀でしたが、2016年は何とかプラスリターンを

維持できるレベルでした。

 2013年は先進国株のリターンが非常に優秀でしたが、翌年はほぼゼロ%でした。

 

では2019年はどこのアセットクラスが高リターンとなるのでしょうか?

 

私のような素人にはそれが分かりませんので、これからも継続して分散投資

行います。ちなみに私はリスク資産は株式100%で良いと思っていますが、それを

実施するには上記グラフより、相応のリスク(変動率)を受け入れる必要があるのを、

察していただけるかと思います。

 

このリスク(変動率)を受け入れられないなら、やはり投資先を分散するか、

株式への投資割合を減らすしかないでしょう。

 

2.2018年12月度:各アセットクラスのリターン

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ペーパーアセットのみでは、2018年12月リターン1位は国内債券+0.7%最下位は

先進国株式ー10.5%です。

 

コモディティ込みだと、1位は金で、最下位は原油となっています。

 

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2018年12月は、なかなか荒れた相場でした。

上旬にアメリカで開催されたFOMCで、市場は利上げをしないと予想していたにも

関わらずパウエル議長は「株価よりも経済指標を優先して政策決定をする」と

タカ派的な発言をしたことから、市場はその展開を株価に織り込んでいなかったのか

一気にリスクオフムードとなり、アメリカのS&P500は-10%程下落。

為替もUSD/JPYが112円⇒108円付近まで一気に下落しました。

 

下記は円換算で見れるeMAXIS Slim S&P500とUSD/JPYのチャートです

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eMAXIS Slim S&P500はドル安の影響も重なって、-15%ほど下落しました。

これが単一国への集中投資のボラリティ(変動)です。では同じ期間、私も

利用している全世界株式インデックスファンド(除く日本)である野村つみたて

外国株投信と比較したらどの様にになっていたのでしょうか?

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注目点は黄緑色で丸をした部位です。

特に左側の丸なんかは、slim S&P500が-15%近く下げているのに対して、

野村つみたては-10%弱です。たかが5%の差であっても投資元本が1000万円の場合

-150万円が-100万円と50万円も変動に差が出てきます。

 

毎回同じように下落率を抑制できる訳ではないですが、急に株価が下落した時に

やっぱり分散投資をしておけば良かった~!と嘆いても手遅れです。

 

雨が降ってきてから傘を探してては手遅れなのと同じで、傘は常に持ち歩いている

からこそ、急な雨にも対応できるのです。

 

投資の基本は長期・分散です。2018年12月の相場で軽いパニックに陥った人は

今一度自分の投資方針を再考してみて下さい。

 

さて、モーニングスターのアセットクラスリターン表は他アセットクラス同士での

比較がしにくいので、当ブログでは2017年1月以降から毎月、円換算後の株式債券

リターンを折れ線グラフにて集計しております

 

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左側の株式クラスを見ると分かりますが、2018年は9月以降に株価のボラリティが

非常に高くなっていることが分かります。2019年1月に入って今でも安定して

いないので、このレベルのボラリティはまだまだ続きそうですね。

 

最後は2018年12月リターンを円換算で比較した結果です

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円換算有りにすることで海外アセットクラスは-3~-5%近く下落しているところから

12月は為替影響が強く出たことが分かります。まぁ為替影響ばっかりは仕方がないので

単一通貨に集中投資せず、通貨分散の観点も大事だと思います。

 

2019年も、良い投資ライフを送りましょう!

  

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