おはようございます。
モーニングスターが毎月集計してくれているアセットクラスリターンの最新版が
更新されました。ちなみに1月は年間でのアセットクラスのリターン集計も実施して
くれるので、いつもより公開が遅くなります。
それでは2018年度各アセットクラス毎で栄光あるリターン1位となったのは
国内REIT+6.7%!
ちなみに1番リターンが揮わなかったのは、ペーパーアセットでは新興国株-18.1%
1.2018年の振り返り
年明けからアメリカ国債10年の利回り上場を発端に新興国市場から資金の引き上げが
始まり、2月に1年以上ぶりの大きな下落が発生しました。
アメリカをはじめとした先進国株は調整レベルで済んだものの、夏にトルコショックが
勃発し、9月ぐらいからアメリカのハイテク銘柄が下落を始め、年末まで不安定な
相場が続きました。
結果的に2018年はペーパーアセットがほぼ全てマイナスリターンとなる中、国内REIT
だけが+6.7%と好リターンを出したことで、eMAXIS Slim8資産均等のリターンが
優れていた理由が分かりましたね。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
投資を始めてみると人によっては景気・経済動向に対して興味が沸いてくるので、
何となく経済動向から株価への影響が分かるようになってきます。
しかしこの1年で得た最大の経験は、事前にどのアセットクラスが高リターンを
出すかは分からないです。だから、アセットクラス(株式・債券・REIT等)の
分散投資が大切なんだと学びましたね。
では株式ベースで、過去の年間リターンを振り返ってみましょう
2017年は新興国株のリターンが1位でしたが、去年(2018年)は最下位でした。
2017年は先進国株のリターンも優秀でしたが、2016年は何とかプラスリターンを
維持できるレベルでした。
2013年は先進国株のリターンが非常に優秀でしたが、翌年はほぼゼロ%でした。
では2019年はどこのアセットクラスが高リターンとなるのでしょうか?
私のような素人にはそれが分かりませんので、これからも継続して分散投資を
行います。ちなみに私はリスク資産は株式100%で良いと思っていますが、それを
実施するには上記グラフより、相応のリスク(変動率)を受け入れる必要があるのを、
察していただけるかと思います。
このリスク(変動率)を受け入れられないなら、やはり投資先を分散するか、
株式への投資割合を減らすしかないでしょう。
2.2018年12月度:各アセットクラスのリターン
ペーパーアセットのみでは、2018年12月リターン1位は国内債券+0.7%、最下位は
先進国株式ー10.5%です。
コモディティ込みだと、1位は金で、最下位は原油となっています。
2018年12月は、なかなか荒れた相場でした。
上旬にアメリカで開催されたFOMCで、市場は利上げをしないと予想していたにも
関わらずパウエル議長は「株価よりも経済指標を優先して政策決定をする」と
タカ派的な発言をしたことから、市場はその展開を株価に織り込んでいなかったのか
一気にリスクオフムードとなり、アメリカのS&P500は-10%程下落。
為替もUSD/JPYが112円⇒108円付近まで一気に下落しました。
下記は円換算で見れるeMAXIS Slim S&P500とUSD/JPYのチャートです
eMAXIS Slim S&P500はドル安の影響も重なって、-15%ほど下落しました。
これが単一国への集中投資のボラリティ(変動)です。では同じ期間、私も
利用している全世界株式インデックスファンド(除く日本)である野村つみたて
外国株投信と比較したらどの様にになっていたのでしょうか?
注目点は黄緑色で丸をした部位です。
特に左側の丸なんかは、slim S&P500が-15%近く下げているのに対して、
野村つみたては-10%弱です。たかが5%の差であっても投資元本が1000万円の場合
-150万円が-100万円と50万円も変動に差が出てきます。
毎回同じように下落率を抑制できる訳ではないですが、急に株価が下落した時に
やっぱり分散投資をしておけば良かった~!と嘆いても手遅れです。
雨が降ってきてから傘を探してては手遅れなのと同じで、傘は常に持ち歩いている
からこそ、急な雨にも対応できるのです。
投資の基本は長期・分散です。2018年12月の相場で軽いパニックに陥った人は
今一度自分の投資方針を再考してみて下さい。
さて、モーニングスターのアセットクラスリターン表は他アセットクラス同士での
比較がしにくいので、当ブログでは2017年1月以降から毎月、円換算後の株式&債券の
リターンを折れ線グラフにて集計しております
左側の株式クラスを見ると分かりますが、2018年は9月以降に株価のボラリティが
非常に高くなっていることが分かります。2019年1月に入って今でも安定して
いないので、このレベルのボラリティはまだまだ続きそうですね。
最後は2018年12月リターンを円換算有無で比較した結果です
円換算有りにすることで海外アセットクラスは-3~-5%近く下落しているところから
12月は為替影響が強く出たことが分かります。まぁ為替影響ばっかりは仕方がないので
単一通貨に集中投資せず、通貨分散の観点も大事だと思います。
2019年も、良い投資ライフを送りましょう!
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