おはようございます。
当ブログにて不定期で行う対決系シリーズです。
今回の対決はまとまった投資用資金がある場合、つみたてNISAで毎月3.33万円
積立ながら、ボーナス毎に特定口座で20万円のスポット投資をした場合と、
所帯持ち世帯のみが実現できる2倍界王拳つみたてNISAの場合、どちらが
リターンが大きいかを検証したいと思います。
結論から言うと、さっさと夫婦二人分のつみたてNISA口座を作った方が、
効率がよろしいです!
では対決系の細かい検証をしてみたいと思います。
良ければ、土曜の夜中にアップした記事も宜しくお願いします
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
2018年から年間40万円の非課税投資枠を20年間与えられる、つみたてNISAが
始まりました。
しかし従来NISAと違って年間投資枠が1/3と少ないことから、既に投資を始めている
投資家たちから不満の声があります。
子育て世代による投資による資産形成を実践・応援している当ブログとしては、
夫婦二人でつみたてNISAを利用することで、合計1600万円の非課税枠となる
2倍界王拳つみたてNISAを提案しております
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
しかし夫婦二人分のつみたてNISAを作るには配偶者の理解が必要&手間が
かかりますし、まとまった投資用資金を特定口座にてボーナス時期に20万円×年2回
ずつの合計40万円を追加投資して、早く市場にお金を投入したがる人がいるのも
事実です。
ここで注目なのが、2倍界王拳つみたてNISAと、1人分のつみたてNISA+ボーナス
買付けも、年間投資額は同じになります
■2倍界王拳つみたてNISA
つみたてNISA:6.66万円×12ヶ月=80万円
■つみたてNISA+特定口座ボーナス買付け2回
・つみたてNISA:3.33万円×12ヶ月=40万円
・ボーナス買付け:20万円×2回=40万円
⇒合計80万円
ここで忘れてはならないのが、特定口座にてボーナス買付けをした分は、
売却時に20.315%の課税が待ち構えております。
売却するタイミングは個々の家庭によりますので、ここでは検証を公平にする為に
特定口座でのボーナス買付け時に20.315%の課税を与えて、実質投資金額は
買付け金額20万円×79.685%(課税後)=15.937万円とします
では上記条件の基、運用期間が10年以上あるセゾンバンガード・グローバル・
バランスファンドを題材に、検証してみたいと思います
2007年3月から2018年3月までの投資累積元本886万円に対して、
それぞれのリターン&収益率は
・2倍界王拳つみたてNISA:12,693,181円(+43%)
・つみたてNISA+ボーナス2回買付け:11,210,308(+26%)
2倍界王拳つみたてNISAの方が、非課税で運用できる+20%相当の差が出る
結果となりました。
最初の4年間ぐらいはほとんど差異が見られませんが、毎月積み立てるによる
メリットは、少しでも早く市場へお金を投入するこで期待リターンを得られる時間が
長くとれます。
毎日積立と毎月積み立てでは、毎日の方が若干リターンが高いのも、市場へお金を
投入している時間が長くとれからです。
積み立て投資は、相場下落時にいかに多くの口数を買い込むかがリターンに影響を
与えますので、次はリーマンショックのダメージが回復してきた2012年から
この2つの条件で積み立て投資を行ったらどうなるのを検証します
上昇相場に於いても、2倍界王拳つみたてNISAの方が良い結果となりました。
今回この検証を行った背景には、著者:星野 泰平による「積立投資のすべて」という
本の中で「積み立て+ボーナス買付けによる収益率向上」という手法が
紹介されておりました。
この著書では買付け口座による課税・非課税という分け方はせず、あくまでも
積み立て手法違いでの検証結果が紹介されていたのですが、長期投資の父である
岡本和久さんは買付け口座を分けるアセット・ロケーション(非課税口座を使う)が
大事だと言われているので、2018年版積み立て投資という観点で検証してみました。
最後におまけとして、ボーナス買付けを非課税にした場合のグラフを添付します
意外にも2倍界王拳つみたてNISAが僅差で良い結果となっております。
<まとめ>
課税される分は確実なコストとなってリターンを低下させますので、NISA、iDeco等の
非課税枠を有効に使う事が重要です。
よほどの暴落を狙えない限り、インデックスファンドを用いたタイミング投資で
課税される20%以上のリターン差を生み出すのはとてもハードルが高いことが
分かりました。
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