親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

万人向けのNISA制度は無理だが、議論と主張は大切

 

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こんばんは、きしやんです☆

日本には少額非課税制度として一般NISA、ジュニアNISA、つみたてNISAの3種類が

存在します。このうち一般NISAとジュニアNISAに関しては制度自体が2023年で

終了の予定となっているので、投資クラスタはNISAの行く末に注目していました。

 

そんなところに共同通信から、投資クラスタのNISA制度恒久化の期待をヘシ折る報道が

ありました

headlines.yahoo.co.jp

 

これに関してなんとなくツイートしたら、「いいね」と「リツイート」の反応が

非常に多く、投資クラスタがNISA制度の存続に注目していたことが判ります。

 

 

いろんな意見・議論が起こるのは良いことだと思いますし、主張しないと想いは

届きません。今回の記事では私がTwitterのTLを眺めてて感じたことを書きたいと

思います。

 

 1.立場が違うだけで、主張は同じ

共同通信の記事に於ける『現行制度は富裕層への優遇だ』の表現に対して、

投資クラスからは『年間非課税枠120万円が富裕層なのか?』と多くの反論が

ありました。

 

日本人の平均年収が440万で平均貯蓄率が2%なのを鑑みると、可処分所得から生活費を

引くと、投資に年間120万円廻すのは容易ではありません。しかし我々が認知している

投資クラスタは『高収入 or 一人世帯 or 共働 or DINKS』のどれかに該当している

割合が高いので、収入や節約のレベルが高いのかもしれませんね。

 

そもそも年間120万円の投資額が富裕層なのか?と言われると、必ずしもそうとは

思えません。マイホームの高額なローン、大きな車、海外旅行、ファッションなど、

嗜好品と貯蓄額を合わせると、年間120万円に到達する世帯はそれなりにいるのでは

ないでしょうか?

 

要は、何にどれだけお金を投入するかですよね。投資に興味ない人からしたら、

将来の為に投資してる我々なんて変な存在と思ってるのでしょうし。

 

そもそも今回の報道に対する議論を他人事な目で眺めると、投資クラスタは政治家や

老人等の既得権益者には噛み付くのに、自分の既得権益が脅かされると、同様の

反応してるんですよね。これまた面白い☆

 

2.どこもかしこも不思議な議論と主張

一般NISAの非課税枠120万円が富裕層なのか庶民なのかの議論が多いんですが、

なぜ投資枠を使いきる『白か黒か』の考えになるのかが不思議です。非課税枠を全部

使い切らないといけないルールはありませんからね。別に50万円しか投資しなくても

OKですし。

 

しかし国の方も投資枠・非課税期間の観点で制度が乱立しており、全く持って

一貫性がありません。どうやって決めたか疑問です。

 

例えば金融庁は平均的世帯・支出で『2000万円必要』と提示した経緯もあるので、

非課税制度の検討にあたっては、『投資元本として2000万円』や『モデル利回り●%で

運用期間は●●年ぐらいあれば、老後の想定必要金額に』とかの情報提供ぐらいあっても

良い気がします。そこは難しいんでしょうか?

 

忘れてはならないのが、そもそもNISAとつみたてNISAでは投資枠に限らずいろんな

特徴があります。

 

個別株やETFに投資したいなら一般NISAを使う必要がありますし、非課税期間を長く

とりたいならつみたてNISAを使わないといけません。その辺の利便性・戦略を飛ばして

年間投資枠の議論だけしてると、なんか勿体無い気がします。

 

ちなみに私は非課税期間の長さから、つみたてNISAを選んでます。

理由はつみたてNISAの制度延長がなかったとしても、制度を前倒しで終了する事は

ないと考えてるからです。

 

投資枠の観点では夫婦2人でつみたてNISA口座を作ってるので、お金に余裕がある時は

投資額を増やしたりの柔軟性がきくからです。そもそも個別株やETFを買う予定が

ないので、つみたてNISAで事足りてるのが実情です。

 

3.自分にとってMore Betterを選ぶことが大切

Twitterでツイートした通り、可能な限り選択肢は減らさないでほしいですね。

さきほど申したように、つみたてNISAだと個別株やETFを買うことができません。

とは言っても制度が乱立することで金融機関の負担となる=手数料増加に繋がるの

なら、減らした方がいいのでしょう。難しいとこです。

 

それでも非課税制度がなかったら無かったで投資はしてるんだろうから、今ある

制度の中で自分にとってMore Betterを選ぶしかないと思います。それは非課税制度に

限らず教育費無償化、高齢者医療制度、住宅ローン減税、どれも同じですね。

 

日本の台所事情は火の車なので、税制優遇を減らしたい国の想いは理解できますし。

自分の意見を主張するのは 無料ですから、我が侭な文句にならない範囲で建設的な

議論・主張はしていきたいですね。

 

 それでは皆様、良い投資ライフをお過ごし下さい☆

 

 

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