親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

楽天VTIのリターンが低いという噂を聞いたので、検証してみる

 

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おはようございます

 

 

投信ブロガーの記事かTwitterか夢か忘れましたが、楽天VTIのリターンが「低い」

という噂を聞きました。

 

そこで、他の米国株式インデックスファンドの成績を基に楽天VTIの実力がリターンが

本当に「低い」のか検証したいと思います。

 

比較対象となる投資信託は下記3つ

・iFree S&P500

楽天VTI(楽天・全米界株式インデックス)

eMAXIS Slim S&P500

 

 

 1.投資信託の基本情報

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iFree S&P500は運用開始当初ETF保有割合が50%近くありましたが、マザー

ファンドの純資産総額増加に伴い、現物保有の割合が8割近くまで上昇しました。

 

純資産総額比較楽天>>SlimiFreeの順で、楽天VTIの圧勝

信託報酬比較:Slim楽天iFree で、Slimが頭1つ抜き出てます

 

2.月次資金流入

投資信託への資金流入は、投資家からの支持を意味するバロメーターです。

どれだけ優れた投資信託も、資金流入が無ければ償還されるリスクが付きまといます。

 

各ファンドが金融機関に公開している情報(SBI証券)を基に、月次資金の流入

比較してみます

 

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投資信託が設定された順は iFree ⇒ 楽天 ⇒ Slim になります。

 

iFree S&P500が新設された直後に楽天VTIが登場したので、翌月以降からiFree

S&P500への資金流入量がかなり減りました。

 

しかし2018年7月にeMAXIS Slim S&P500が新設されても楽天VTIの人気は止まる所を

知りません。iFree S&P500に流入していた資金の一部が、eMAXIS Slim S&P500へ

流れた感じでしょうか?

 

3.運用成績比較

投資信託の運用報告書に記載されているコスト明細書には、全ての費用項目が

記載されている訳ではありません。

 

よって投資信託の真の実力を比較するには、基準価額を基に騰落率で比較を行うのが

More betterになるのです。

※基準価額は小数点以下が表示されていないので、完璧な比較になりません

 

<検証期間>

eMAXIS Slim S&P500が新設された2018年7月6日からの毎営業日騰落率で比較

 

<比較方法>

eMAXIS Slim S&P500の騰落率に対して、楽天VTIとiFree S&P500の騰落率を引く

 

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米国株式インデックスファンドの実力を比較した結果、

iFree S&P500eMAXIS Slim S&P500>>楽天VTI になりました。

 

楽天VTIは楽天VTと同じバンガードのETFを買い付けるファンドオブETFですが、

やはり現物株式運用のインデックスファンドと比較すると、かなりリターンが

劣っているのが分かります

 

 Slim S&P500運用後からの楽天VTIに対する

eMAXIS Slim S&P500比:-1.0~-1.2%

iFree S&P500比:-1.1~-1.3%

 

iFree S&P500と直接比較

<検証期間>

楽天VTIの運用開始の翌月11月1日から毎営業日騰落率で比較

 

<比較方法>

iFree S&P500の騰落率に対して、楽天VTIの騰落率を引く

 

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騰落率による優劣ですと、iFree S&P500が楽天VTIを上回っている期間が1ヶ月ほど

多いので、iFree S&P500の方が若干リターンが高いことになります。

 

しかし不思議なうねりの出る結果となりましたね。2018年3月~10月まで、騰落率差が

逆転しています。

 

実際に、iFree S&P500と楽天VTIの大元と言ってもいい、バンガードのETFである

VOO(iFree S&P500)とVTI(楽天VTI)のチャートを見てみましょう

 

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ETFのチャートで比較してみても、同一区間で逆転が起こっていますね。

 

 

4.楽天VTIのリターンは本当に低かったのか?

 

結論から言うと、More Betterではないので無理に選ぶ必要はなさそうです。

 

eMAXIS Slim S&P500への資金流入も安定しているので、選ぶならslimですね。

 

 

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