おはようございます。
仕事が忙しすぎて中々ブログ書く暇ないのですが、このブログを放置&閉鎖してる
訳ではありません(^^;
さて先日、毎月恒例の楽天・全世界株インデックスと野村つみたて外国株の
運用成績を比較する記事をアップしました。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
再び発生した楽天・全世界株インデックスの指数に対する乖離を算出したく、
正しいかは別ですが下記手法を考えました。
楽天・全世界株インデックスはバンガードのETF(VT)を買ってるだけですので、
同一期間のバンガードVTの騰落率と、楽天・全世界株インデックスの
基準価額の騰落率から為替影響を計算したら、何となく算出できそうな
気がしたのです。
んがしかしですね、仕事の会議中に悶々と上記内容を考えてると、そもそも
楽天・全世界株インデックスが指数に対して乖離することは、気にしても
無駄だという境地に行き着いたので、記事にしてみました。
ん?仕事しろよ!って突っ込みはなしでお願いします・・・苦笑
そもそもインデックスファンドとは?
正しい言葉を知るために、野村證券さんに聞いてみましょう
インデックスファンドの定義
対象ベンチマークとそのファンドの基準価額とが連動した
値動きとなる運用を目指すファンド。いわゆるパッシブ運用を
行っているファンドである。
パッシブ運用の定義
運用成果を目標とする運用戦略
さすが野村證券さん、分かりやすい。
CMで「そ~れ~野村に~聞いてみよう♪」って言ってるのは、伊達じゃないですな。
TOPIXへの連動を目指すインデックスファンドの場合、日々のTOPIXの動きに対して
割高になった銘柄を売り、割安になった銘柄を買うという「調整」が主な
運用作業になります。
ファンドが保有する下記一覧の銘柄を、微調整して指数(TOPIX)への連動を
目指します。
それに対して楽天・全世界株インデックスはバンガードのETF(VT)を
買うだけなので、指数に対して調整ができません。
VT自体はFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスへ追従する運用を
しているのですが、個人投資家や楽天・全世界株インデックスは、VTを買い付ける
際に株式であるVT買値の影響を受けています。
そして楽天・全世界株インデックスはインデックスファンドを名乗る為に
目標指数を設定する必要があります。
しかし楽天・全世界株式インデックスの基準価額はVTの買値影響を受ける為、
運用システム的に指数へ追従する「調整」ができないので、指数に対して
乖離することはある意味仕方のないことなんですよね。
楽天・全世界株式インデックスの魅力を再認識しよう
それにも関わらず楽天・全世界株インデックスは指数に対してアウトパフォームすると
騒がれますが、そもそも楽天・全世界株インデックスを魅力に感じたのは
なぜでしょうか??
VTを買いたくても避けていたのが、円をドルに替え、分配金も自分で再投資し、
確定申告などの手間が発生するからだと思います。
楽天・全世界株式インデックスへの期待は、憧れのVTを買う際の手間から
開放されるのが主な理由ではないでしょうか?
普通にVT買ってる人も買値(平均取得価格)の影響受けてますが、
それを気にしている人はあまり見かけません。
VTを買う際は手数料負けしない為に何十万円近い金額が必要でしたが、
楽天・全世界株式インデックスだと100円から買えます。
もちろん、買付け手数料はありません。
さぁ!目を閉じて思い出そう!!楽天・全世界株インデックスに憧れた感情を☆
と言う訳で、楽天・全世界株式インデックスの指数に対する乖離を
気にしても無駄だと言うことが分かったかと思います。
それでも乖離を気にするようならVTを直接買うか、野村つみたて外国株投信にした方が
精神衛生上よろしいかと思われます。
インデックスファンドで一番大事なコストの問題
1点だけ楽天・全世界株式インデックスの性質で忘れてはならないのが、
実質運用コストです。
楽天・全世界株式インデックスのざっくり計算した推定実質コストは0.39%
(野村つみたて外国株投信の推定コストは0.25%)
楽天・全世界株式インデックス推定実質コストの計算内訳です
・信託報酬:0.24%
・推定運用コスト:0.05%
同じファンドオブETF'sであるi-mizuho米国株投信の2016年運用報告書より、
i-mizuho米国株投信の運用コスト0.077%に対して楽観視した数字に丸めました。
・三重課税コスト:0.1%
米国ETFを買うとVTの投資先で課税され、米国で課税され、最終的に
日本で課税される三重課税となりますが、確定申告をすると米国での
課税が免除されます。
しかしながら楽天・全世界株式インデックスの場合は全部課税されるそうで、
他のブロガーさんの記事を見ていても投資信託に対して0.1~0.14%ほど
課税される計算結果が記載されていますので、とりあえず0.1%を採用
⇒信託報酬(0.24)+運用コスト(0.05)+三重課税コスト(0.1)
=0.39%(予測値)となります
この部分が不明確なのは事実ですし、上記計算結果は楽天・全世界株式インデックスに
かなり有利な算出をしています。
推定下限実質コストが0.39%ですので、下手すれば一昔前のSMTインデックス
シリーズの信託報酬0.5%台に匹敵する可能性もあります。
当ブログでは私の投資スタイルから、全世界への株式(日本除く)インデックス
投資として野村つみたて外国株投信を推している理由も、楽天・全世界株式
インデックスの不明確な実質コストがあるからです。
償還って観点からすると楽天・全世界株式インデックスは安心でしょうが、
長く積立投資をするにあたってのコストって観点からすると、まだ未知数な
部分が多いですね。
決算は今年の7月15日ですので、楽天・全世界株式インデックスへ本格投資を
開始するなら、それを待ってからでも良い気がします。
今日は花金&給料日ですね!
財布握り締めて、美味しいお酒を飲みに行きまっしょい!!
↓↓ブログランキングの投票ボタンです。良ければ、ボタンをクリックしてもらえると嬉しいです☆