親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

信託報酬より大切な実質コスト:iFree 外国株式インデックス(Hなし)

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おはようございます。 

 

大和証券の低コストインデックスファンドである、iFree外国株式インデックスの

運用報告書がアップされました。

 

運用報告書は、投資信託を1年間運用した成績表そのままですので、その中身から

信託報酬より大事な実質コストを確認します。

 

 

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http://www.daiwa-am.co.jp/funds/doc_open/fund_doc_open.php?code=3311&type=4

 

 

投資信託にはあらかじめ決められた三つの手数料があります

 

①購入時に発生:販売手数料

 

②年間毎(正確には毎日)に発生:信託報酬

 

投資信託解約時に発生:信託財産留保額

 

 

この中で②の信託報酬に限って言うと、運用中に追加で発生するコストが

ありますが、それは運用報告書を見るまでははっきりとわかりません。

 

どれだけ安い信託報酬を提示しても合計の実質コストが高ければ何の意味も

ありませんので、1年に1回届く運用報告書はしっかりとチェックしたいところです。

 

では早速iFree外国株式インデックスファンドの運用報告書を見てみましょう!

 

 

上の青い四角があらかじめ決められた信託報酬:0.205%で、下の赤枠が

信託報酬に追加の運用コストを足した、いわゆる実質コスト0.274%になります。

 

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早い話、実質コストからあらかじめ決められた信託報酬を引くことでその

投資信託が一年間で追加発生したコストが分かります

 

実質コスト0.274%-信託報酬0.205%=運用コスト0.069%

 

では今回の ifree 外国株式の運用報告書をもとに、昨今信託報酬が安くて

注目されている先進国株式インデックスファンド等の実質コスト比較してみましょう

 

 まずは信託報酬(税抜き)ベースでのランキングです

      

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これを、実質コストにてランキングすると、下記のようになります

 

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信託報酬が安いからといって必ずしも追加で発生するコストが安いとは限りません。

 

実質コストにここまで細かくこだわるのは、我々マニアな投信ブロガーぐらい

かもしれませんが、高い実質コストは確実にインデックスファンドのリターンを

押し下げる原因になります。

 

モーニングスターやまとなびでは、直近の運用報告書から実質コストも掲載して

真の実力で比較してほしいですね。

 

現時点での推定実質コストはeMAXIS Slim先進国株式が1位となっております。

 

注目のeMAXIS Slimの運用報告書も非常に楽しみですね。

 


今日も良い一日でありますように

 

 

 

 

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