こんばんは、きしやんです。
うつ病による2回目の休職から復職して、3年が経過しました。※正確にはあと1日
この3年というのはただの通過点じゃなく、めちゃくちゃ大きな意味があります。
※過去記事はこちら
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
うちの会社には「休職できる累積日数」という規定があります。
休職→復職→また休職→復職……と繰り返すと休職した日数が合算され、上限に達した時点で体調に関わらず解雇。
働く意思があっても、解雇です。
そして俺は2回休職してるのもあって、その上限に対して余裕がない。
でも、この「累積日数」がリセットされる規定があります。
それが―― 復職して3年が経過したとき―― です。
長かった。。。
本当に長かった。。。
2回目の復職をしてからも、定期的に襲ってくる恐ろしい睡魔。
復職しても、頭の回転も意欲も戻るまでに2年かかった。(※詳細は後述)
だから「また休職するんじゃないか?」という恐怖とずっと隣り合わせで、今日まで生きてきた。5歳と11歳の子育て真っ最中の親が、鬱で働けなくなって無職。。。
それだけは絶対に避けたいと思って生きてきた3年間でした。
主治医からも「次また休職することがあったら、次の復職はもうないと思っておいた方がいい」なんて言われたし。
(※今思えば、うつ病の人間に言うセリフかよw でも俺の状態が良くなってきてるからこその発言だったんだと思う)
3年間の振り返り
① 復職~1年ぐらい
復職して仕事を始めるとすぐ、脳の違和感に気づく。
酒飲みすぎた翌日の午前中みたいに、常に頭がボーっとする。将来のビジョンも描けない。
3カ月~半年に1回は抑うつ症状が出て突発休み。でも翌日には回復してるのが救い。
それでもこの時期が一番辛くて、一番怖かった。
② 復職から1年半
2024年3月に最後の抑うつ症状が出てから、ちょうど1年。
嬉しかった。でも頭は、まだボーっとしてた。
③ 復職から2年弱(2024年7月中旬)
脳の状態が「あきらかに」良くなった瞬間を今でも覚えてる。
何か新しいことをしたわけでもないのに、頭の回転も持久力もハッキリ改善。
「あ、これ脳神経(ニューロン?)の断線が繋がった瞬間だな」と思った。
④ 復職から2年ちょい(2025年初頭)
本業に加えて、かなり面倒な調整系の仕事も複数・並行して進められるようになった。
「脳の能力が休職前のレベルに戻った」と自信を持って言えた時期。
⑤ 復職から2年半強(2025年春)
組織を未来に導くような役割を任されるように。
本業をこなしながら「あれも改善したい」「これもどうにかしたい」と考えられるようになった。
ここで実感した。―― 「あの時(休職前)の自分を超えたな」 と。
うつ病についても本当にたくさん勉強した。
俺の結論は―― 「うつ病に完治はない」。
うつ病は風邪や怪我みたいに「これは体調崩すやつだ」と予測するのが難しい。
だから「これは危ないかもしれない」という判断基準を、自分の中にいくつも用意する必要がある。
これが、うつ病の予防と治療の難しさ。
だから俺は常にうつ病の再発を意識し、これからも「うつ病と上手に付き合っていく」人生を選ぶ。
長かった3年を経て、脳の状態は昔以上に回復した。
ここからが、新しいスタート。
俺がうつ病になったのは2019年の秋で、ちょうど坊(今5歳)が生まれる直前。
坊の成長は、俺のうつ病の歴史と同じ。
坊の笑顔を見届けてこれたことが、俺がうつ病と闘ってきた証。
会社の規定に救われ、上司や同僚に支えられて、ここまでこれた。
脳がポンコツになった俺を受け入れてくれ、育ててくれた人たちには感謝しかない。
進撃の巨人の調査兵団じゃないから心臓までは捧げられないけど(笑)、受けた恩は必ず返していきたい。
俺は2019年の秋に一度、人生を終えている。(※詳細は言えないが、マジで自殺しようとした)
俺みたいに5年で良くなるのは、運が良かったんだと思う。
うつ病が重いと、10年以上苦しんでる人もいる。
でも、どうか回復をあきらめないでほしい。
あなたのDNAと細胞は、確実に少しずつ修復を進めてるから。
うつ病を経験してないと、この特有の辛さ、怠さ、抑うつ症状は想像できない。
だからもし身近に苦しんでる人がいたら、広い心で応援してあげてほしい。
そして今、健常な人は、うつ病にならないよう予防してほしい。
まとまりのない記事になっちゃったけど、俺の新しい人生はここから始まります。
これからも暖かく見守ってもらえたら嬉しいです。
そして皆さん、どうか自分の健康を第一に。
↓↓ブログランキングの投票ボタンです。
良ければ、ボタンをクリックしてもらえると幸いですm(_ _)m