長くなりそうなので、2回に分けます
私は、余剰資金での投資信託による国際・分散・積立投資を実施しています
投資で最も大事なのは2つ。それは・・・
余剰資金と、自分のリスク許容度を把握する事です。
今回は前者の余剰資金について書きたいと思います。
余剰資金の定義って難しいですが、大きく分けて2つになると考えます
①10年先まで使う予定の無い、まとまったお金
②日々の貯蓄の中の、2~3割
<余剰資金:10年先まで使う予定の無いまとまったお金>
人の三大出費は住宅・教育・老後なので、これをフォーカスして解説します。
国際分散投資は、長期的には年率4~5%は期待できますが、1年単位で見れば
大きくマイナスの月・年はザラにあります。
5年後の住宅購入に〇〇〇万円の頭金だったり、子供の大学入学金は
絶対用意しないといけないお金になります。
毎月3万円ずつの貯金で、上記イベントに対する必要金額がギリギリ間に合うか
際どいなら、値動きのある投資をしている場合ではありません。
そして次に、「10年先まで使う予定のない」に対して、これが日々の
生活費に対して大部分を占めるようでは、これも考え直す必要があります。
いわゆる「急な出費」ってのがありますよね。
「急」だけあって予定がたてれない為、これまた少しまとまった金額が必要です
代表的なのでは
①冠婚葬祭
②事故による怪我、病気
③会社の倒産
などがあります。
①に対する知人での実話ですが、知人のお母さんが他界した際、その人のお父さんは
自分の貯金含めて家の事はさっぱり分からず、相続の手続きが終わるまで、
葬儀代200万近くを知人が立て替えてました。
②は高額医療補助があるので、月最大10万円で計算できますが、③は本人しか
分からないものの、コントロールはできないですね。
いわゆるこの様な事態に備えるお金を「生活防衛費」と言います。
この生活防衛費をどこまで用意するかは、ほんとに人それぞれで正解はありません。
観点としては「自身の勤務先がどこまで安定してるか」「配偶者も働く事が可能か」
「実家にも頼る」等を考慮する必要があります。
ちなみに私は、手取り収入の3ヵ月分程を生活防衛費としてます。
自分の身に何かあった場合に備えて、同額を別途妻に渡してます。
そんなまとまったお金なんてないよ!
って家庭も多数あると思いますが、私は少額でもいいので、積立投資は早く
実行する事をお勧めします
理由は2点
・少額でも、銀行預金より長期では絶対的に利回りが良い
・値動きする商品に慣れる
特に後者は、自分の年齢が若ければ若い程、少々の損失に対しても給与による
挽回が可能な為、時間という最大の武器を活かせるからです。
職場で廻りを見渡すと、昔は怖くて近寄りがたかった先輩も、50代になって
ずいぶん丸くなった人っていませんか?
年を追うごとに人間保守的になっていくので、挑戦し辛くなるんですよね。
そして定年してから、大事な年金を金融機関の甘い誘惑に騙されて
大事なお金を失ってしまいます。
よって、金融リテラシーを身に着ける勉強も兼ねて、積立投資は
早く始めた方が良い!訳です。
推奨するセゾン投信は最低5000円/毎月からできます。
SBI証券や楽天証券を利用すると、100~500円/毎月で積立投資ができます。
5000円は負担が少し大きくても、500円なら大丈夫でしょう?
<余剰資金:日々の貯蓄の中の、2~3割>
つまり、まずは少額から初めて、徐々に貯蓄にまわす内の2~3割を、積立投資に
あてがえれば良いと思います。
貯蓄する余裕がないから、積立投資なんてできない!って人が多数いるのも
事実ですが、そういう人こそ、ほんとに積立投資が必要です。
ギリギリまで使って生活していると、一生経ってもお金に困り続ける生活になります。
わずかに貯蓄できたお金の一部を投資に回しておくと、あなたが仕事している間も
そのお金も一緒に働いてくれて、お金自体が成長してくれます
ちなみに私は、まとまったお金を5年程かけての分割積立にしてますが、
月々の積立額は、貯蓄額の3割ぐらいです。
最大の理由は、超下げ相場に於いても積立をとめない金額に抑える事で、
暴落時のバーゲンセールで継続積立投資をする為です!
<結論>
まずはワンコインでも良いので、積立投資を始めてみましょう!