親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

たわらノーロードシリーズの年間売り上げは、なかなかに悲惨です・・・

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こんばんは、きしやんです。

先日、三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズの年間売り上げに関する記事をアップしました。観点として珍しかったのか?たくさんの人に読んでいただきました。

 

そこで今回は投資信託の売り上げシリーズとして、eMAXIS Slimシリーズのライバル的存在、たわらノーロードの年間売り上げを調べてみました。

たわらノーロードシリーズとは、アセットマネジメントoneが提供する、買い付け手数料が無料&低コストな投資信託になります。

 

アセットマネジメントoneって日常で聞かない名前ですが、純資産総額としては野村アセマネの次に大きな資産運用会社になります。

 

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ここ1~2年に投資を始めた人からしたら、たわらノーロードシリーズを知らない人がいるかもしれません。つみたてNISAが始まるまでの数年間、たわらノーロードシリーズはインデックス業界のコスト低減化に尽力してくれてました。

ここ数年はニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なしシリーズ>eMAXIS Slimシリーズに対して影が薄いですが、たわらノーロードシリーズ先進国株式の安定運用は健在です。

先日のFOY2021でも、上位にランク入りしてましたね。

 

そんなたわらノーロードシリーズですが、けっこうラインナップが増えてることを知りました。全部で34ファンドもあります。

www.am-one.co.jp

 

問題なのは、34本もあるファンドの預かり資産(純資産総額)です。eMAXIS Slimシリーズが2兆円超えなのに対して、たわらノーロードシリーズは34本で4300億円しかないのです。

 

ここから信託報酬にて費用を計上するんですが・・・

前々回のeMAXIS Slimシリーズの売り上げを算出する際、ちょっと手抜きをしました。

 

売り上げを純資産総額 × 信託報酬としたんですが、実際は信託報酬の中から「委託会社」「販売会社」「受託会社」で取り分が分かれるんですよね。

上記3つの会社の中で、運用会社の取り分は「委託会社」の割合だけ。

今回のたわらノーロードシリーズでの年間売り上げの算出にあたっては、ちゃんと委託会社の取り分で出しましたw

 

結果が下記の通り。※1/27時点のデータとなります

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さ・・・3.3億円!

 

しかもこれって税込みなので、アセットマネジメントoneとしての売り上げは3.01億円しかありません。

 

さて、たわらノーロードシリーズの年間売り上げ3億円相当がアセットマネジメントoneの営業収益のどれぐらいになるか、調べてみました。

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第36期の営業収益が約1094億円なので、たわらノーロードシリーズは0.27%。

三菱UFJ国際投信の営業収益に占めるeMAXIS Slimシリーズの割合は1%ぐらい。

昨今の低コスト投資信託が、いかに薄利多売か分かりますね。

 

会社の利益にほとんどならない商品を提供してくれるからこそ、我々受益者が恩恵をあやかれます。ありがたいですね。

 

以上です。

それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆

 

 

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