こんばんは、きしやんです。
1つの銘柄で分散投資を行おうとすると、選択肢としてはETFか投資信託になるかと思われます。
ETFは取引時間中にリアルタイムで売買ができる反面、その買い付け価格はETFの単価によります。それとは対象的に投資信託はリアルタイムの売買ができない反面、ネット証券会社を使えば100円から1円単位で買い付けすることが可能です。
ネット証券会社のサービス拡大によって日本から海外株投資を行うハードルが下がったものの、欧州市場のみにダイレクトで投資する手法は限定的です。ましてや投資信託に限定すると、欧州市場のみに投資できるファンドがほとんどありません。どれもコストがかさみます。
そんな中、決して低コストと言えるレベルではないものの、長年の運用実績で市場平均をアウトパフォームしているフィデリティ投信が運用する、欧州中小型株オープンBというアクティブファンドがあります。我が家でお世話になっている商品。
詳細は下記をご覧ください
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
この欧州中小型株オープンBの年間運用報告書が発行されたので、受益者として中身をチェックしたいと思います。
まずはファンドのリターンからチェックしてみたいと思います。
オープンBコースのファンドがベンチマークとするのはEMIXスモーラー・ヨーロピアン・カンパニーインデックス(税抜前配当金込/円ベース)。
決算頻度は年2回になってますので、運用報告書の内容は約半年の営業日ベースになっています。
分配金は1万口当たり900円。
その分配金を税引前に再投資した場合、この半年間のベンチマーク騰落率-3.1%に対してオープンBコースの騰落率-3.4%と、0.2%アンダーパフォームしております
同じく決算対象期間の費用明細を確認します。
冒頭で申したようにこのファンドの運用報告書の対象期間が6月~11月の約半年。
年間の信託報酬は1.683%になりますので、ファンドの費用明細を年換算したのが下記。
年換算の総経費率が1.73%ということは、信託報酬1.683%に対して追加発生している費用は0.1%相当。追加コストは安定してると言えるのではないでしょうか?
しかし当たり前ですが、ファンドのコスト(総経費率)はファンドのリターンを低下させる原因になります。
今回のリターン低下の理由要因として、運用報告書では以下のように記しています。
これだけ読んでも、さっぱり分からんですね。
そしてこの要因に対する対応案とかも、運用報告書にはこれと言って書かれてません。
こちとら長い目でファンドと付き合っていくつもりだから、毎年毎年必ずベンチマークをアウトパフォームしてくれ!とは思わないんですが、せめて運用報告書の内容ぐらい、その原因と対応案をしっかり書いてほしいな~って思います。
欧州株のエクスポジャーを高めに持ちたいので、引き続きこのファンドと長く付き合っていきたいと思います。
以上です。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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