こんばんわ。
日本経済新聞webにて、ニッセイアセットマネジメントが運用する
低コストインデックスファンド<購入・換金手数料なし>シリーズ6本の
信託報酬を値下げすると記載されております。
インデックスファンド業界はeMAXIS Slimの独壇場になりつつある昨今、
インデックス業界にコスト低下の風穴を空けたニッセイマネジメントが
反撃に出ようとしています。
しかしながらニッセイAMのHP見ても、プレスリリース含め詳細情報がないのが
疑問です。
とりあえず日本経済新聞webの情報を基に、いくつか予想していきます。
日経によると、ニッセイAMの<購入・換金手数料なし>シリーズの値下げ時期は
7月に2本、8月に4本の合計6本で、どのファンドを何%値下げするか等の具体的な
値は、新興国株式しか載ってません。
日経情報では、ニッセイ新興国株式インデックスの信託報酬を現行の0.339%を
0.189%にすると記載されています。
この値にする根拠は間違いなく、eMAXIS slim 新興国株式の信託報酬0.19%を
意識してのことでしょう。
そうなると大よそ、信託報酬の値下げ値は、下記の予想がつきます
インデックスファンドは対象指数が同じなら、優劣を決めるのは継続コストである
信託報酬だけです。
見ての通り、eMAXIS Slimよりニッセイの信託報酬が割高である新興国株式と
8資産均等型は、悲しいぐらいの資金しか入ってきておりません。
単純にニッセイAMが逆襲をするのなら上記値まで下げるべきなのですが、
おそらく一部はeMAXIS Slimと同額でくるでしょう。
なぜならeMAXIS Slimのコンセプトは、同じ対象指数なら0.001%でも信託報酬を
安くしてくるからであり、eMAXIS Slimより安くする事はできないのです。
ここで3点疑問があり、1点目は日経の記事に載ってる
残高が積み上がったことで効率性が上がっており、手数料を
業界最低水準まで引き下げることで顧客への還元を増やす。
ってとこ。
先進国株式クラスは、純資産総額が大台の1000億円に到達しようとしているが、
上でも書いたように新興国株式の純資産総額なんかは、たったの3.9億円しか
ありません。
インデックスファンドは薄利多売でしか成り立たないので、形振り構ってられないのは
理解できますが、本当に新興国株式クラスの信託報酬を下げてくるのかが怪しい。
2つ目の疑問は、はたして先進国株式の信託報酬を、eMAXIS Slim相当に
下げれるのか?ってとこです。
理由としては、<購入・換金手数料なし>外国株式インデックスファンドが利用する
マザーファンドは、実質的に<購入・換金手数料なし>外国株式インデックス
ファンドだからです。
eMAXIS Slimの場合、株式の運用は外国株式インデックスマザーファンドが行っており
投資家がeMAXIS Slim先進国株式を買っても、窓口を通じて外国株式インデックス
マザーファンドにお金がいくだけ。
そして激安の信託報酬を支払う母数は、ベビーファンドであるeMAXIS Slim先進国
株式の140億円から。
つまり、eMAXIS Slim先進国株式インデックスファンドがどれだけ信託報酬を
下げようと、運用母体である外国株式インデックスマザーファンドの収益には
影響がでません。
それに対して<購入・換金手数料なし>外国株式インデックスファンドの場合、
ベビーファンドがマザーファンドを兼ねているので、<購入・換金手数料なし>
シリーズの信託報酬を下げると、運用母体まるまるの収入低下に繋がります。
御覧の通りマザーファンドの純資産総額の90%を、<購入・換金手数料なし>外国株式
インデックスファンドが占めてるので、信託報酬値下げは収益性の観点からすると
eMAXIS Slimと戦えるレベルではありません。
そして3つ目の疑問が、値下げ対象のインデックスファンドが6本って書かれてるのに
対して、eMAXIS Slimとラインナップが被るのは7本あります。
つまり私が予想したラインナップから外れる可能性のあるファンドが、最低1つ以上
あるってことです。
・・・まさかの先進国株式だけやらないとか??
eMAXIS Slim S&P500に引き続き、2018年インデックス業界はまだまだ
話題に欠けない月日が続きそうです。
野村つみたて外国株投信も信託報酬0.15%とかにしてくんないかな~
さて、明日はTGIFや!
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