こんばんは。きしやんです☆
我が家の資産運用の主力は、『野村つみたて外国株投信』という日本を除いた
世界中の株式へ投資が可能となるインデックスファンドです。
この投信が新設された時、コストの低さと理想とする投資対象地域なのもあって、
運用開始初日から積み立てて続けています。
というか私はこの投信を愛しており、ついには自称「野村の民・村長」を名乗っている
ぐらいです。もはや異常ですな(笑)
そしてこの野村つみたて外国株投信の純資産総額が、ついに!ついに!!
100億円に到達しました
今回の純資産総額100億円到達は株価上昇に伴う瞬間最大風速なのですが、まずは
素直に喜びたいと思います。
運用開始から735日経っての快挙です。
その野村つみたて外国株投信の、純資産総額の推移を振り返ってみましょう
・運用開始:2017年10月2日
・10億円:2018年3月5日(↑から154日後)
・20億円:2018年5月21日(↑から77日後)
・30億円:2018年8月3日(↑から74日後)
・40億円:2018年10月3日(↑から61日後)
・50億円:2019年1月18日(↑から107日後)
・60億円:2019年2月25日(↑から38日後)
・70億円:2019年4月3日(↑から37日後)
・80億円:2019年6月19日(↑から77日後)
・90億円:2019年9月5日(↑から78日後)
・100億円:2019年10月7日(↑から32日後)
本来なら純資産総額が90億円に到達した際もお祝いしたかったのですが、世界の
株価がピョン!と回復した瞬間に野村つみたて外国株投信の純資産総額が94億円に
なっており、タイミングを逃しましたw
さて、野村つみたて外国株投信の純資産総額が100億円に到達した今回は、
野村つみたて外国株投信の苦難の歴史を振り返りましょう。
1.野村つみたて外国株投信とは?
野村アセットマネジメントが運用する、日本市場を除いた低コストな全世界株式
インデックスファンドになります。実はこの『野村つみたて』シリーズは、
2種類あるんですね
野村つみたて外国株投信:世界時価総額比率(除く日本)に投資
野村つみたて日本株投信:日経225に連動するように投資
※野村つみたて日本株投信の純資産総額:約30億円
ニッセイやアセマネone、三菱UFJ国際投信が超低コストなインデックスファンドを
新設しまくる中、野村AMだけは動きませんでした。まるで山のごとく不動。
しかし野村つみたてシリーズは、金融庁が推進してきたつみたてNISA制度開始に
合わせて信託報酬0.19%で積立て専用の投資信託として新設されました。
全世界株式(除く日本)に投資が可能となる野村つみたて外国株投信の登場によって
インデックス投資ブロガーの中には『野村の良心!』と表現される人までいましたw
野村つみたて外国株投信の運用方法は、指数MSCI ACWI(除く日本)をベンチマークと
したパッシブ運用です。最新の月次レポートより、構成されている資産内容・組入れ
銘柄上位10は以下のようになっています。
今の野村つみたて外国株投信の信託報酬は0.19%(税抜き)と業界最安値ではない
ものの、超巨大なマザーファンドによる安定した運用によって、実質コストの水準は
他社のインデックスファンドに負けておりません。
※少し古いデータとなります
2.強力なライバル達の登場
野村つみたて外国株投信が新設された当初、多くのインデックス投資ブロガーは、
野村つみたて外国株投信を賞賛しました
・eMAXIS Slimシリーズで個別のポートフォリオを組むより低コスト
・まさかあの野村が、ここまで良心的なファンドを新設するとは
しかしその賞賛の声も、あるファンドの登場によって一瞬で消えたのです。
そいつの名は・・・
通称、楽天VT。お前だよお前。
日本の投資家が大好きなバンガードのETF『VT』を円建てにて間接的に購入できる
投資信託、楽天・全世界株式インデックスの登場によって、インデックス投資
ブロガーの話題は一気に変わりました。
そして翌年明けのFOY2017では、その楽天・全世界株式インデックスが1位を獲得。
しかし野村つみたて外国株投信の登場も印象深かったのか、FOY2017では4位に
ランク入りしました
しかし、野村つみたて外国株投信の存在感をさらに消し去ってくれたのは、
あの業界コスト最安値を目指すeMAXIS Slimの桁違い値下げです。なんせ信託報酬が
『税込み』で0.1%台に突入したんですからね。
この値下げの発端は、激安信託報酬で登場したSBI・先進国株式インデックスに
対して、eMAXIS Slim先進国がまさかの値下げ対抗を実施。eMAXIS Slimシリーズは
運用対象指数が異なろうが『ファンド名が類似してる限り』信託報酬値下げの徹底抗戦
する姿勢があらわとなりました。
これまで野村つみたて外国株投信は『個別投信でポートフォリオを組むより安い』と
インデックス投資家の心を掴んだのですが、あっという間にその存在意義を消失。
そしてeMAXIS Slimシリーズが止めのごとく送り込んでき刺客が、野村つみたて
外国株投信と同じMSCI ACWI(除く日本)を対象指数とする
eMAXIS Slim全世界株(除く日本):信託報酬0.142%(税抜き)
です。そしてこの全世界株式シリーズは、他社の『全世界株式』と命名された
ファンドに対して、全て対抗していく流れに・・・
これ以上野村つみたて外国株投信を追い込むのは勘弁してくれよ・・・(;;)
そもそもeMAXIS Slimシリーズは、どこまで値下げに対抗できるんですかね?
もし他社ファンドが信託報酬の値上げをしたら、どうなるんでしょうか?
後者は、ちょっと疑問w
3.それでもゆっくり増え続けた純資産総額
野村つみたて外国株投信は新設からほぼ2年かけて、純資産総額100億円に到達しま
した。 この意味はとても大きいです。世に存在する投資信託の中には、顧客からの
資金流入が少なく(純資産総額が増えない)、運用期間を全うすることなく繰上げ
償還されることも多々あります。
野村つみたて外国株投信は信託報酬の観点で、明らかに他社(eMAXIS Slim
シリーズ)に対して劣っています。しかしそれでも資金は安定して流入し続けて
います。
人によってはドル・コスト平均法を否定されますが、運用する側からすると、安定した
資金流入は心強いと伺います。下のグラフは、野村つみたて外国株投信とeMAXIS Slim
全世界株(除く日本)の月次資金流入です
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)はスポット買い付けが可能なのもあってか
資金流入は安定しません。しかし、野村つみたて外国株投信の月次資金流入量は
徐々に右肩上がりに増えています。野村つみたて外国株投信とeMAXIS Slim
全世界株(除く日本)の純資産総額の推移を比較すると、まだ逆転はしなさそう
ですね。油断はできませんが・・・
積立て投資をしている人のインベスターリターンが高くなる傾向にあることは、
セゾン投信が実績として証明しています。よって、野村つみたて外国株投信の受益者が
将来的に報われることを願いたいですね。
細かいチャートで比較しても良かったのですが、今回は野村つみたて外国株投信の
記念すべき日として、基礎的なデータだけ取り上げさせていただきました。
皆様、良い投資ライフをお過ごしください(^^)
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