こんにちわ☆
野村AMが運用する日本株式を除いた全世界時価総額比率のバランスファンド、
野村つみたて外国株投信の純資産総額が40億円に到達しました。
本日付での純資産総額は40.7億円になります。
2017年10月2日から運用が開始されてますので、ちょうど1年経過となり
なんかキリが良いですね☆
野村つみたて外国株投信は つみたてNISAに合わせて設定された様なファンドであり、
且つ、運用開始直後は積立設定しかできないことがデメリットと言われながらも、
ライバルのeMAXIS Slim全世界株(除く日本)をリターンだけでなく資金流入も
凌駕する勢いです。
1.純資産総額と資金流入
野村つみたて外国株投信の純資産総額の推移
・運用開始:2017年10月2日
・10億円:2018年3月4日(153日後)
・20億円:2018年5月20日(230日後)
・30億円:2018年8月3日(305日後)
・40億円:2018年10月3日(366日後)
野村つみたて外国株投信の純資産総額が10億円に到達してからは、約75日かけて
10億円ずつ増えてきてましたが、30億円⇒40億円にかけては61日と短縮しており
ます。
特に米中貿易戦争に動きが出たした6月以降が顕著で、ライバルのeMAXIS Slim
全世界株(除く日本)の資金流入が減る中、野村つみたて外国株投信は徐々に資金
流入額が増えてます。
※月次レポートを基に、きしやん作成
やはり人の意志というのは非常に脆く、頭の中では下落相場の時こそ買い続けなければ
ならないと理解していても、実際に事が起きると実行できずにいます。
しかし野村つみたて外国株投信の投資家達は、「積立しかできない」という仕組みに
よって現状維持バイアスが働き、相場に変動が起きても積立を続けてることが
分かります。
そして野村證券の営業力なのか、資金流入額が増えてるところも凄いでしょう。
年内には50億円に到達しそうですね。
2.信託報酬を凌駕する運営能力
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)は対象指数が野村つみたて外国株投信と同じ
MSCI ACWI(除く日本)ですが、信託報酬が異なります
<信託報酬(税込み)>
野村つみたて外国株投信:0.2052%
eMAXIS Slim全世界株(除く日本):0.15336%
信託報酬は野村つみたて外国株投信の方が-0.05184%低いので、年間リターンは
野村つみたて外国株投信がeMAXIS Slim全世界株(除く日本)より信託報酬の差分
劣ることになります。
しかし、eMAXIS Slim全世界株(除く日本)の運用開始(3月19日)から10月3日までの
リターン差を野村つみたて外国株投信と比較すると、話が逆転します。
運用開始直後は安定しないので、4月1日以降 野村つみたて外国株投信の
リターンからeMAXIS Slim全世界株(除く日本)のリターンを引いたのが
下記グラフです
リターン差がプラス方向になっている為、野村つみたて外国株投信のリターンの方が
高いことが分かります。
主なリターン差は4月上~中旬までeMAXIS Slim全世界株(除く日本)の運用が
不安定だったことが推定できますが、観点はそこではありません。
信託報酬差がeMAXIS Slim全世界株(除く日本)の方が有利なので、本来上記の
リターン差グラフの線図は右肩下がりである必要がありますが、そんな気配は
見られないのです。
つまりeMAXIS Slim全世界株(除く日本)は現時点、信託報酬が有利な分の
アドバンテージを持っていないことが言えると同時に、野村つみたて外国株投信の
運用が優秀だということも分かります。
<所感>
私が思うに野村つみたて外国株投信は、野村證券が金融庁から睨まれてしゃーなしで
設定した感がありますが、その運用能力の高さには舌を巻きます。
このまま設定当初の人気を維持できてれば、FOY2018でのランキング入りも実現する
でしょう☆
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