こんばんは、きしやんです。
日本人が当たり前のように資産運用を行う世界を牽引してきたと言っても過言ではない、セゾン投信。その船出はリーマンショック直前だったこともあり、前途多難な船出となりました。
それでも顧客との対話を重視し、グローバルの株式と債券に分散された低コストなバランスファンドは支持され続け、今ではファンドの純資産総額が合計4500億円超えになります。
しかしながらここ数年、ニッセイアセットマネジメントが提供する先進国株式インデックスファンドの信託報酬大幅値下げを皮切りに、コスト競争にたわらノーロードシリーズ、eMAXIS Slimシリーズなどが追従し、かつて低コストファンドと言われたセゾン投信のバランスファンドの存在感も薄くなりつつあります。
それでもセゾン投信は預かり資産の増加と、事業改善に伴って、ファンドの信託報酬を継続的に下げ続けています。そして3/10時点で、さらに信託報酬の値下げを発表されました。
昨今の激安なインデックスファンドに見慣れた人は『はぁ?』って思うかもしれませんが、日本の投資信託業界で自発的な信託報酬引き下げを行うファンドは、ほぼ耳にしません。
そして忘れてはならないのが、eMAXIS Slimシリーズやたわらノーロードシリーズを運用する会社は高コストなファンドを多数運用しており、収益源が他にあるということです。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
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実質的なインデックスファンド(セゾンバランスファンド)に0.5%の信託報酬を払うことに賛否ありますが、定期的に配信されるレポートやセミナーなど、この0.5%の中には長期投資を続ける為のサポート代が入ってると思います。
なもんで私は、投資を初めて始める人には今でもセゾン投信を勧めています。
つみたてNISAを知って投資を初めても解約する人が多い(?)中、セゾン投信のサポートは長期投資を継続する為の仕組みがたくさん入ってますからね。
以下のグラフは、セゾンバランスファンドのトータルリターンと、インベスターリターンになります。トータルリターンとはファンドのそのもののリターン。インベスターリターンとは、投資家が実際に得ているリターンです。
インベスターリターンがプラスになると、ファンドのリターンよりも投資家が実際に得ているリターンが高いことを意味します。
なぜそのようなことが起こるのか?それはドルコスト平均法を行っていると、ファンドの価格上昇局面で、投資家の利益が跳ね上がるからです。
上記観点でグラフを再度見直すと、セゾンバランスファンドの投資家が、どれだけ利益を得てるのかが分かりますね。ここ1~3年でも、インベスターリターンとトータルリターンの差はほぼゼロ%です。
セゾン投信の投資家達は、ファンドのリターンをほぼ全て得ているということです。
興味がありましたら、他のファンドも調べてみてくださいな。インベスターリターンとファンドのリターンがこの水準に近いのって、なかなかありませんので。
以上です。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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