親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

大富豪は中銀通貨の下落に備えているらしい

       Ethereum, ビットコイン, Cryptocurrency, コイン, Btc, スイス連邦工科大学

 

こんばんは、きしやんです。

Bloombergの記事に、大富豪たちは仮想通貨に関心があるとの記事がありました。

下記に添付します

www.bloomberg.co.jp

 

記事の要点となる部分を引用すると

金などの実物の裏付けがない不換通貨である中央銀行券が「奈落の底」に落ちるような万一の事態に備えるため、個人資産の2-3%を仮想通貨で保有することが賢明

とのことです。個人的には税制面で不利な仮想通貨ではなく、ゴールドで良くね?って思ってます。

この手の記事を読んでて『中央銀行券が奈落の底に落ちる』なんてことがあるのでしょうか?ってのが疑問です。典型的な貨幣のプール論に縛られてる気が・・・

 

貨幣観の話をすると2000文字ぐらい必要になるからここでの詳細は割愛しますが、メディアが言う『通貨』とは、主に米ドルのことを意味します。

米ドルは1971年までゴールドと価値が保障されていましたが、今は信用貨幣という形になっています。で、政府は財政出動などする際に貨幣が新たに発行されるのですが、新たに貨幣を発行すると、貨幣の価値が下がる!と考えられてきました。

実際は貨幣増発に伴って既存貨幣の価値がダイレクトに下がる訳ではないんですが、なぜか貨幣増発=貨幣価値のダイレクトな下落という信仰が根強くあるのは事実です。

下記はFREDからもってきた、米国のマネーストック(M1)になります。

 

対数表時にしてないから分かりにくいですが、常に右肩上がりに増えてる(=貨幣の増発)のが分かります

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2020年での絶壁っぷりが凄いです。コロナショックの時に、米政府がどれだけ金融緩和したかが分かります。

 

ここまでで、歴史を振り返ると貨幣増発が起こってきたのが分かります。さて問題は、貨幣増発に伴って貨幣価値の下落が起こってるのか?ですね。

結論から言うと、対ゴールドに対してみると、貨幣は相対的に価値が低下してるのが事実です。少し古い資料になりますが、ピクテ投信のセミナー動画の一部を添付します

 

ゴールドの価格である緑の線に注目してほしく、1970年以降、徐々に右肩上がりになってるのが分かります。そして黒線の米国M1も増加の一途を辿っています。

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上記グラフが言いたいことは、1971年に貨幣とゴールドの価値を切り離してから、ゴールドの価値は増加し続けている=貨幣が相対的に価値を失っているということです。

そしてコロナショックで米M1を大量に増加させた貨幣価値の下落=ゴールドの価値上昇がどこかで来る?というのを、富裕層たちは備えてるロジックですな。

ゴールドではなく仮想通貨にしてる理由が、価格上昇を見込めるからとのことです。

 

我が家では仮想通貨ではなく、ゴールドにて運用しています。

具体的な銘柄としては、iシェアーズゴールドインデックス(H無し)を積み立て続けてます。信託報酬が0.5%と少し痛いですが、投資信託なので100円から買い付け可能です。下記にSBI証券の銘柄URLを添付します

site0.sbisec.co.jp

 

 

 

保有比率は21年9月末時点で2%弱と、Bloombergの記事にでてきた2~3%に概ね近いレベルです。

      f:id:kishiyan_y:20220103103757p:plain

 

今回の記事や銘柄紹介が、参考になれば幸いです。

それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆

 

 

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