こんばんは、きしやんです。
ロシア/ウクライナ情勢は相変わらず終わりが見えません。
ロシアの戦争犯罪がどこまでが真実なのか不明ですが、経済制裁がより一層厳しくなってきました。
報道と内容を逐一追いかけてはいませんが、なにやらロシアは対抗策としてロシア産天然ガスを購入する際には、ルーブルでの支払いを義務付けるようにしたとか。
この出来事が長い長い目でみたら、基軸通貨の転換点になるんちゃうかな?と思ってたら、マネー現代が珍しく良い内容を記事化していたので添付しておきます。
国内の物・モノの供給力に乏しい国は、輸入に頼らざるをえません。輸入とは自国通貨を売って海外産を買うので、自然と通貨安の圧力がかかります。
※それだけが通貨安の原因ではないんですが、便器上、話を簡素化してます
通貨安を食い止める為には
①輸入に頼らない供給能力を身に付ける
②自国産を輸出することで、自国通貨を買ってもらう or 外貨を手に入れる
③外貨建て債を発行して外貨を手に入れ、自国通貨の買い支えを行う
などなど。 ※観点が違ってたらごめんね。あくまで素人見解なので。
ロシアは戦争開始と経済制裁によって外貨準備資産を凍結されてしまったのもあり、ルーブル安が止まりません。広義でいう③が使えなくなったので。
資源の乏しい小国ならこれ以上話する事もないんですが、ロシアから天然ガスの輸入に頼っている国はたくさんあります。欧州圏も、おいそれと代替え先に変更ききません。
今までは米ドルという国際決済通貨(基軸通貨)が絶対的な存在だったからどの国も米ドル集めに必死でした。
しかし今回、ロシアが天然ガスの支払いをルーブル建て(たしか一部ユーロも認めてた気が)に限定した結果、以下の事が起こりました
え?米ドル持っててもガス買えないんなら、米ドル持ってても意味ないやん!?
みたいな。
価値というのは皆の共通認識で成り立っているので、世界中の国が ↑ と同様なことを思い出すと、それこそ財務省が大好きな『通貨としての信認が』失われかねません。
現にBRICSはロシアへの経済制裁を課してません。そしてBRICSのGDPは、すでに米国+EU相当に匹敵してますからね。
ちなみに米ドルの存在が脅かされるのは今回の天然ガス以前に、既に米国が引き金をひいています。先日アップしたブログから、一文を引用します。
欧米諸国の制裁に伴いロシアは外貨準備へのアクセスを失ったが、緊迫する状況下でそれが当てにできないというメッセージが全ての国々に発せられたとの認識を示した。
最も必要な時期に奪い去られる危険を考えると、国際準備の運用担当者にとって安全のためドルを保有する合理性がますます薄れるだろう。
はい。米国が外貨資産の凍結を行った件です。
そして本日、西山幸四郎さんがTwitterでレイ・ダリオの著書から引用したツイートをしていました。
👇今、ここ。 pic.twitter.com/mVqeCCwHnC
— 石原順(西山孝四郎) (@ishiharajun) 2022年4月7日
昨今の事例を当てはめると
⑬リーマンショック以降増大した、巨額な債務
⑭コロナショックでの紙幣の大増刷
⑮ロシア/ウクライナ情勢を端とする経済のブロック化
こんな流れでしょうか?
⑮と⑯は未来のことなのでどのような事が起こるかは分かりませんが、世界はほぼ確実にレイ・ダリオが描くサイクルの韻を踏みつつありますね。
この流れが実現する可能性があるのなら、通貨をはじめ、ポートフォリオの分散化が重要となるでしょう。
以上です。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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