こんばんは、きしやんです。
昨年、水瀬さんから新著を頂きました。少し時間が空いてしまいましたが、先日読了したので読後感想を書きます。
- 本書で一番刺さったこと:FIの本質は、健康と心の余裕に現れる
- もう一つの核心:オルカンに任せて、自分の時間を取り戻す
- ただし現実:継続は、やっぱり難しい
- まとめ:実践者の言葉として、理論と現実がつながっている本
投資本って知識だけじゃなくて「自分の経験値」で刺さる場所が変わると思っています。特に“行動”が絡む本ほど、それが顕著。なので最初に、俺の現在地を軽く置いておきます。
俺の前提(現在地)
・投資スタイルは、いろいろ回って「インデックス投資に戻ってきた」
・自分の中では、納得感のある理論が一応できている
・投資歴は10年くらい
俺はインデックス投資からスタートして、途中でシーゲル流に寄り道して、今はオルカン1本に戻ってきました。水瀬さんとは経路は違えど、「インデックス投資に帰ってきた」側の一人です。
本書で一番刺さったこと:FIの本質は、健康と心の余裕に現れる
本書を読んでいて、最初に目に留まったのがこの一節でした。
経済的な余裕ができたことで、自分や家族の健康を何よりも優先できるようになったのもありがたい。若いころは「とにかく稼がねば」という焦りがあったが、いまは「機嫌よく生きる」ことを意識している。よい仕事をするためにも、健康であることが一番だと痛感している。嫌なことと、理不尽なことを我慢して耐え続ける必要はない。こうなると、もはやFIREしなくてもすでに私の目的は果たせる状態にあるといっていい。いつでもFIREできる状態にありつつ、仕事を楽しみながら、社会に貢献できる情報発信活動も続けられている。これが私にとっての「FI(経済的自由)」の真の価値なのだ。
水瀬さんの本は過去にも読んだことがあって、本書でたぶん3冊目。今回初めて知ったのが、水瀬さんも「メンタル不調で休職していた時期がある」ということでした。
俺の狭い観測範囲の話だけど、「健康こそ最大の資産」って言葉の重みを腹落ちさせている人は、健康を酷く崩した経験があることが多い気がします。
この引用から、俺が受け取った学びは2つ。
①経済的な余裕があると、選択肢が増える(これは当たり前)
②“楽しい”と感じながら仕事ができる状態は、想像以上に強い
特に②は、対外・対人的な要素も絡むので完全にコントロールはできない。だけど、仕事が苦痛じゃない、むしろ楽しめるってのはデカいです。だって、楽しくてやってるんだから。
俺は製品開発部隊だった頃、しんどくて仕方なかった。できない自分が嫌なのと、好きでもない仕事の両輪で、結果として心身を崩して長期休職になりました。
今は同じ部隊内で構造解析を専任でやっています。労働時間は休職前より長いんだけど、今は楽しくて仕方ない。あれもやりたい、これもやりたいって思考が、休日にも湧いてくるほど。
俺は休職による配置転換がきっかけだったから、再現性のあるやり方ではない。
でも、経済的な余裕があれば「自分に合う働き方」「楽しいと思える仕事」に近づくための試行回数は増やせる。ここが大事だと思っています。
もう一つの核心:オルカンに任せて、自分の時間を取り戻す
努力が必ず報われるわけじゃない。でも、結果を取りにいくなら行動・努力・継続は必要で、そのためには時間というリソースが必要です。
インデックス投資は、その時間を食いつぶさずに「経済的な余裕」へつなげられる可能性がある。ここが俺にとって大きいです。
本書にも、まさにこの話が出てきます。
シンプルで手間のかからないインデックス投資を選ぶことで、私たちは投資の呪縛から解放され、本当に大切なことに時間とエネルギーを使うことができる。家族との時間、自分の成長、社会への貢献、そして人生を楽しむこと。これらこそが、「手間をかけないことの価値」の本質なのである。
投資とは、お金を増やすことではなく、人生の選択肢を増やすことだ。そして、その選択肢を有効活用するためには、投資に縛られることなく、自由な時間と心の余裕を持つことが何よりも重要なのだ。
俺が筋トレしてる時、オルカンを通じて俺のお金が働いている。
俺が読書してる時、オルカンを通じて俺のお金が働いている。
俺が寝ている時、オルカンを通じて俺のお金が働いている。
俺が働いている時も当然、オルカンを通じて俺のお金が働いている。
この状態って、単に「楽して儲かる」って話じゃなくて、自分の人生に使う時間を守りやすいってことだと思うんですよね。
みんなが自分のやりたいことに専念して、自分を充実させるために行動する。その結果として世界全体の生産性や価値が積み上がり、オルカンを通じて資産が増える。増えた資産を使って人生をさらに充実させる。
これが俺にとっては、「幸福の複利」みたいに見えています。
投資のリターンを語る時って「世界の経済成長」って表現が多いけど、“幸福の集合体”って言い方のほうが本質に近いのかもしれません。
俺は今、人生が充実している。そして資産も増えている(最近の増え方は出来すぎ感あるけど)。
好きなことをやりながら、資産が増える可能性がある。インデックス投資は、そこを狙える手段だと思っています。
ただし現実:継続は、やっぱり難しい
当然ながら投資なので、いい時期ばかりではない。資産が数十〜数百万円レベルでマイナスになることだってある。だから「継続する難しさ」が付きまといます。
本書にも「マイナスでも買い続ける? 投資家の覚悟を試される日々」というパートがある通り、手間が少ないインデックス投資でも、メンタル面の負荷は普通にあります。人間って、損失の痛みを強く感じるから。
それでも知識があれば、不安を減らせる。
そのためにも本書の「P126 投資哲学の確立」〜「P144 リバランスの重要性」は、人に説明できるくらい読み込むのをおすすめします。
まとめ:実践者の言葉として、理論と現実がつながっている本
長くなりましたが、本書は「実践者だからこそ、理論と現実、そして軌跡を語れる数少ないインデックス投資本」だと思いました。
これからインデックス投資を始める人は、自分がどういう道を辿るのかを学べる。実践者にとっては、自分の生き方や優先順位を見つめ直すいい機会になる。そのような本です。
さーて、明日からも仕事だ~
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