おはようございます、きしやんです。
久しぶりに朝にブログ更新しました。
私の会社では年に2回、企業DCにおける全従業員の運用利回り状況が公開されます。
※推測ですが、三菱UFJ信託銀行が提供している全企業の利回りっぽい
いつも公開されるレポートはスルーしてるんですが、久しぶりにチェックしたら驚きです。従業員の半数が、自分の退職金の運用を放置しているのです
先日モーニングスターで公表されてた記事でも、企業DCの半分が元本保証型で放置されてるとありました。これは、日本の確定拠出年金制度の失敗なんですよね。
米国の401k(確定拠出年金)では、法的にも運用商品のデフォルト設定が米国株式ファンドとしているのに対して、日本はそれができなかったのです。たしか、デフォルト設定がリスク資産にすることに対して抵抗勢力があって、米国式は却下されたんですよね。
そして人間の脳とは今の状態から動くのを拒む『現状維持バイアス』という心理反応があります。なもんで、日本の企業DCみたいにデフォルト設定が元本保証型の場合、ほとんどの人がそのまま放置してしまうのです。
これに対て米国では、行動経済学の権威達が現状維持バイアスを逆手にとった政策提言をしていたそうです。よって、米国の企業DCのデフォルト設定が自国株式ファンドになったそうですわ。このことは、ダン・アリエリーの本に書いてました
つみたてNISA、確定拠出年金などの税制優遇制度。そしてこれらが将来の自分にとって身近な退職金制度に適用されている。これらの流れから、我々に求められていることを察しないと、ほんとに生涯現役で働き続ける人生になりそうです。
↓↓ブログランキングの投票ボタンです。
良ければ、ボタンをクリックしてもらえると嬉しいです☆