こんばんわ、きしやんです。
今年もこの時期がやってきましたね。
Fund of the Yearとは、投信やETFなどの証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
Fund of the Yearの運営委員の皆様と参加するブロガーの協力もあって、今や運用会社にも影響を与える一大イベントまで成長しました。
2007年から始まったこのイベントに投票をするために、ブログを開設した投資家がたくさんいらっしゃいます。投資ブロガーは各自5票の投票権を与えられており、1つのファンドに5票いれるも良し、5つのファンドに1票ずるいれるも良しです。
私は2017年から投票をはじめ、今年で4回目の投票となります。さて、今年は何に投票したのでしょうか?
その前に2020年11月29日時点での、リスク資産におけるポートフォリオを公開しておきます。この手のイベントに投票するのなら、手の内を公開しておくのは重要です。
1.2019年からインデックスファンドへの投票をやめました
2018年にeMAXIS Slim全世界株(オールカントリー)が設定されてから、私の中でFund of the Yearの存在意義が変わりました。
日々の生活が多忙な大人にとって、投資信託ほど便利で手軽な資産形成ツールはありません。なかでもインデックス投資というのは、投入する手間に対するシャープレシオがもっとも優れている投資手法の1つでしょう。
そんなインデックス投資家にとって、世界中の株式に対して時価総額加重平均で投資ができ、且つ、超低コストである投資信託の登場は悲願の夢でした。
そして2018年、インデックス投資家の希望を叶えてくれたのが、eMAXIS Slim全世界株(オールカントリー)の新設なのです。
このファンドが登場したと同時にFund of the YearではeMAXIS Slim全世界株(オールカントリー)が頂点に君臨するだろうと確信し、実際に2019年のFund of the Yearでは1位を獲得しました。
日本の資産運用業界でインデックスファンドがほぼ完成した瞬間であり、私の中でのFund of the Yearへの関りも変えようと思った瞬間でした。
2.良質なアクティブがあってこそのインデックス
よって私は、2019年は海外ETFのMOATに5票投じました。
時間を遡って今年の3月、株価はコロナショックによって歴史的なスピードで下落しました。実はこの時、前々から買いたかった日本個別株に投資しようか迷っていたんですよね。特に日本円の場合は為替(円高になりやすい)が辛いし。
銘柄を具体的にあげると
・信越化学
・東レ
・旭化成
・資生堂
このへんですね。
これらの企業は決してWide Moatをもってる訳ではないですが、グローバルに戦える技術・ブランド価値をもっています。そしてコロナショックみたいに企業価値関係なしに株式が投げ売られている時こそ、一番お買い得になるのです。
とはいうものの上記企業を単元で買おうとするとかなりの資金が必要で躊躇してたところ
『あれ?これらの企業が全部入って、且つ、他にも魅力的な株入ってるアクティブファンドあるやん!』
って、気付いて投資し始めたのがコモンズ30です
コモンズ30の基本方針は下記のようになっております
1.投資の目線は30年とします。
2.投資対象は、原則として30銘柄程度とします。
3.企業との対話を重視します。
4.生活者(個人投資家)の参加する場を数多く提供します。
5.直接販売を主とします。
6.信託報酬の一部を社会貢献に活用します。
この中でも「投資の目線は30年」ってのが心に響きました。
実際問題、技術やサービスの変化の流れが早い御時世に、30年先まで生き残っている企業を想像するのは不可能に近いです。しかし、日本は失われた20年を通り越して30年と言われている今、アクティブファンドを通じてその30年を取り戻してほしいと思ったのです。
株式投資は応援買いだけでリターンが得られるものではないですが、イチ投資家として、イチ日本人として、日本の可能性を信じていたいのです。
そしてコモンズ30のリターンは、TOPIXを遥かに上回っていますしね。
つーわけで、Fund of the Year2020では手持ちの5票全てを、コモンズ30に入れました。
いつかFund of the Yearの上位にアクティブファンドがたくさん入る日を夢見て、これからもFund of the Yearを応援していきたいと思います。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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