こんばんは、きしやんです。
現代ポートフォリオ理論によると投資対象を分散することでリターンある程度維持しながら、リスクを軽減することが可能と言われています。
それでも価格変動を抑え込むことが不可能なのは、どれだけ銘柄を分散させても取り除けないシステマティックリスクというのが存在するからです。
画像引用元:分散投資でも防げない2つのリスクを知っていますか?
ウォール街のランダムウォーカーによると、値動きが異なる銘柄を60銘柄ほど保有すると概ねシステマティックリスクに収斂するそうです。分散しまくった結果、結局のところ市場インデックス相当になっちゃうんですよね。
さて、アイキャッチ画像で用いた守りながら増やす運用というのは、ひふみ投信の運用会社である、レオスキャピタルワークスが選ばれる理由として書いてあった部分です。
理由というより、レオスキャピタルワークスの運用理念に近いでしょうね。
さて、先ほどのシステマティックリスクに話を戻しますと、保有銘柄を60種ほどまで増やすと市場平均と同等のリスクになると話をしました。
そしてひふみ投信の2021年に公表された運用報告書によると、ひふみ投信で292銘柄に投資しているそうです。つまりひふみ投信は、ほぼほぼTOPIXと同程度の値動き(リスク)になると推察できます。
そうなると、レオスキャピタルワークスが選ばれる理由にある守りながら増やす運用というのは、成り立たないんじゃないでしょうか?
って疑問が湧いてきたので、調べました。暇だろ!って言わないで♪
ひふみ投信だけ調べても勿体ないので、主要な独立系投信のファンドもピックアップ。
・コモンズ30ファンド
比較期間は、2018年から起こった主要なショック
①2018年初VIX
②2018年10月~クリスマス
③コロナショック
結果はご覧の通り
TOPIXと比較すると各ファンド、ほとんど差がない事が分かります。
コロナショック時に下落を1番抑えたのはひふみ投信ですが、それでもTOPIX比3.4%でしかありません。守りながら増やすという観点だと、せめてTOPIX比30%減ぐらいにしてもらわないと、実感がもてないですよね。ノンポジですが。
単に〇〇ショックだけだと物足りないので、長期レコードでの標準偏差も調べてみました。基データはモーニングスターより。
各ファンド株式100%ですから、標準偏差はTOPIX(システマティックリスク)と差異ありません。そらそうですよね。
それでも今回比較したひふみ投信、コモンズ30、スパークスは、下落率はTOPIX相当ではあるものの、長期リターンはTOPIXを凌駕している優秀なファンドたちです。
つまりさわかみファンドは、下落率TOPIX並みでリターンはTOPIXに負ける残念な文字数・・・
以上です。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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