親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

(2019年7月度)全世界株式インデックスファンドの成績比較:野村つみたて/ 楽天VT/Slim(除く日本)/Slim全世界

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こんばんわ☆

 

毎月定点観測している全世界株式インデックスファンド達の、2019年7月度の

月次レポートが出揃ったので比較してみたいと思います。

 

今回注目すべきポイントは、2つです

①2019年6月度は、日本市場がリターンの足を引張った感じです

②なぜか日本を含む全世界株式インデックスファンドの資金流入

 減りました

 

<月次レポート一覧> 

・野村つみたて外国株投信

・eMAXIS Slim全世界株(除く日本)

・eMAXIS Slim全世界株(オールカントリー)

・楽天・全世界株式インデックス

※私は野村つみたて外国株投信推しなので、若干バイアスかかった記事である事を御容赦願います

 

1.野村・楽天・Slim(除く日本&全世界) 4つのファンドの特長

 ファンドの名前が長いので、これより先は以下の名前で呼称します

・野村つみたて:野村つみたて外国株投信

・Slim(除く日本):eMAXIS Slim全世界株(除く日本)

・Slim全世界:eMAXIS Slim全世界株(オールカントリー)

 ・楽天VT:楽天・全世界株式インデックス

 

1-1:各ファンドの対象指数と投資国

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1-2:各ファンドのコスト

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1-3:各ファンド投資地域の構成比率に於ける過去成績

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 2.今月の騰落率を比較

全世界株式インデックスファンドがパッシブ運用する対象指数の整理と、指数毎の

2019年6月度の騰落率を確認します

<対象指数の騰落率> 

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※月次レポートの値をそのまま引用

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株式世界時価総額比率での指数による先月1ヶ月間の騰落率は約2.35±0.05%

 

リターンが高かったのが、日本を除く世界株式指数のMSCI ACWI(除く日本)で、

日本市場を含む世界株式指数のFTSEグローバルオールキャップインデックスと

MSCI ACWIが同率リターンです。先月1ヶ月間でみると、日本市場が足を引張った

ことになります。

 

さて上記指数の騰落率と全世界株式インデックスファンド達の信託報酬より、

各ファンド騰落率の予想順位は

Slim(除く日本)  野村つみたて  Slim全世界  = 楽天VT 

となるはずです。では、結果を見てみましょう

 

 <各ファンドの2019年7月度の騰落率>

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※騰落率算出方法:月次レポートの値ではなく、先月のレポートとの基準価額差より算出してます

予想:Slim(除く日本)  野村つみたて     Slim全世界  = 楽天VT  

結果:野村つみたて Slim(除く日本)  Slim全世界  >楽天VT

 

 

予想と反したのはSlim(除く日本)と野村つみたてのリターン差が微妙に 逆転して

います。さらに楽天VTとSlim全世界では、楽天VTが-0.1%負けております。

 

インデックスファンドに求められるのは対象指数に対するパッシブ運用ですので、

2019年7月度に於ける、4つのインデックスファンドの運用精度を確認すると

運用能力が見えてきます

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 ※「今月の騰落率」は基準価額より算出 指数騰落率は月次レポート引用 

 

 上記グラフより、相変わらず楽天VTが他ファンドよりも指数に対して大きく下方

乖離していることが分かります。野村つみたてとSlim(除く日本)では、Slim(除く

日本)が-0.01%下方乖離しているので、ここがファンドのリターン差となってます。

 

Slim全世界の安定感はなかなか素晴らしいですね。

 

3.各ファンドの純資産総額の推移と月次資金流入量の確認

ファンドへの資金流入は金融機関にとって大事な収入源となると同時に、投資家から

支持を得ているのかの指標になります。

 

よって純資産総額と月次資金流入のチェックは騰落率を比較する以上に大事です。

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※毎月の月次資金流入は、投信情報まとなびの値を引用しています

 

月次資金流入量はパッと見、Slim全世界が躍進してますね。他3つのファンドも

先月比での減少は確認できません。以下の表は、先月比での変化率です。

 

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楽天VTだけ、ほぼ変化なしに近いですね。

 

野村つみたてのライバルである、Slim(除く日本)との資金流入量比較

私は野村つみたてが最高と信じて疑わないので(笑)、ライバルは運用対象指数が

同じであるSlim(除く日本)との比較のみです☆

 

この2つのファンドの月次資金流入量と、月次レポートベースでの純資産総額の

推移を比較します

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月次資金流入量は、Slim(除く日本)が野村つみたてより5000万円ほど多い傾向が

続いています。その差を維持したままですね。

 

楽天VTとSlim全世界の月次資金流入量に変化あり

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先ほども申しましたが月次資金流入量で楽天VTは 、先月からほぼ増加がありません。

2019年5ヶ月からみると、資金流入量はほぼ横ばいですね。Slim全世界の月次資金

流入量は6月に落ち込みましたが、7月は躍進しました。

 

4.4つのファンドの累計資金流入量の推移と月次資金流入

棒グラフ:月次資金流入量   折れ線グラフ:累計資金流入量の推移

世界時価総額比率(含む日本)

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世界時価総額比率(除く日本)

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4つのファンドで全て、累計資金流出入(折れ線グラフ)が右肩上がりに増加している

事が確認できます。

 

これにて2019年7月度の、全世界株式インデックスファンドの成績比較を終わります

 

 

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