親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

(2019年8月度)全世界株式インデックスファンドの成績比較:野村つみたて/ 楽天VT/Slim(除く日本)/Slim全世界

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こんばんわ☆

 

毎月定点観測している4つの全世界株式インデックスファンドの、2019年8月度の

月次レポートが出揃ったので比較してみたいと思います。

 

今回注目すべきポイントは、2つです

①荒れ相場の8月にも関わらず、資金流入額が激増。みんな逆張りかよw

楽天VTとSlim全世界の上方乖離が目立った

 

<月次レポート一覧> 

・野村つみたて外国株投信

・eMAXIS Slim全世界株(除く日本)

・楽天・全世界株式インデックス

・eMAXIS Slim全世界株(オールカントリー)

※私は野村つみたて外国株投信推しなので、若干バイアスかかった記事である事を御容赦願います

 

1.野村・楽天・Slim(除く日本&全世界) 4つのファンドの特長

 ファンドの名前が長いので、これより先は以下の名前で呼称します

・野村つみたて:野村つみたて外国株投信

・Slim(除く日本):eMAXIS Slim全世界株(除く日本)

・Slim全世界:eMAXIS Slim全世界株(オールカントリー)

 ・楽天VT:楽天・全世界株式インデックス

 

1-1:各ファンドの対象指数と投資国

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1-2:各ファンドのコスト

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1-3:各ファンド投資地域の構成比率に於ける過去成績(最新値)

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 2.今月の騰落率を比較

全世界株式インデックスファンドがパッシブ運用する対象指数の整理と、指数毎の

2019年8月度の騰落率を確認します

<対象指数の騰落率> 

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※月次レポートの値をそのまま引用

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株式世界時価総額比率の指数による先月1ヶ月間の騰落率は-5.4%±0%

投資対象地域、銘柄数に差異がないことを意味します

 

よって各ファンド毎の騰落率差は、ファンドの運用能力とコストで影響が出てきます

 

さて全世界株式インデックスファンド達の騰落率は、完全なパッシブ運用を前提と

すると、上記指数の騰落率に対して信託報酬で騰落率が決まります。

 

各ファンド騰落率の予想順位は

Slim(除く日本)Slim全世界 野村つみたて  楽天VT 

となるはずです。では、結果を見てみましょう

 <各ファンドの2019年8月度の騰落率>

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※騰落率算出方法:月次レポートの値ではなく、先月のレポートとの基準価額差より算出してます

 

予想:Slim(除く日本) Slim全世界  野村つみたて  楽天VT 

結果:楽天VT  > Slim全世界  Slim(除く日本)> 野村つみたて

 

騰落率の予想とずいぶん懸離れた結果となりました。結果は楽天VTが1位で、2位は

Slim全世界です。しかし、これら2つのファンドが運用対象としている指数は異なる

ものの、指数の騰落率に差異(小数点1位まで)はありませんでした。

なぜでしょうか?

 

インデックスファンドに求められるのは対象指数に対するパッシブ運用ですので、

2019年8月度に於ける、4つのインデックスファンドの運用精度を確認すると

運用能力が見えてきます

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※「今月の騰落率」は基準価額より算出 指数騰落率は月次レポート引用 

 

上記グラフより、楽天VTとSlim全世界は指数に対して上方乖離していたことが

分かりました。よって、ファンド毎の騰落率差に影響が出ていた訳ですね。

今月のパッシブ運用能力では、Slim(除く日本)で最優秀となりました。

 

3.各ファンドの純資産総額の推移と月次資金流入量の確認

ファンドへの資金流入は金融機関にとって大事な収入源となると同時に、投資家から

支持を得ているのかの指標になります。

 

よって純資産総額と月次資金流入のチェックは騰落率を比較する以上に大事です。

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※毎月の月次資金流入は、投信情報まとなびの値を引用しています

 

月次資金流入量は4つのファンド全てが先月比で増加してます。

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いやむしろ野村つみたて以外、激増と言っても過言ではありません。

昨年の8月はトルコショック等で荒れましたが、月次資金の流入は増えずに減った

ぐらいです。投資家心理に何が起こったのでしょうか?

 

野村つみたてのライバルである、Slim(除く日本)との資金流入量比較

私は野村つみたてが最高と信じて疑わないので(笑)、ライバルは運用対象指数が

同じであるSlim(除く日本)との比較のみです☆

 

この2つのファンドの月次資金流入量と、月次レポートベースでの純資産総額の

推移を比較します

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Slim(除く日本)の月次資金流入を見ると、先月の異常っぷりが分かります。

eMAXIS Slimの全世界シリーズが信託報酬値下げを発表しましたが、それだけで

ここまで 変化があるとは思えません。

 

野村つみたては、安定の先月比微増です。よいよい。

 

 

楽天VTとSlim全世界の月次資金流入

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さきほど申したように、楽天VTもSlim全世界も、月次資金流入が増加しました。

Slim全世界は2ヶ月連続の増加ですね。 

 

 

4.4つのファンドの累計資金流入量の推移と月次資金流入

棒グラフ:月次資金流入量   折れ線グラフ:累計資金流入量の推移

世界時価総額比率(含む日本)

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世界時価総額比率(除く日本)

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4つのファンドで全て、累計資金流出入(折れ線グラフ)が右肩上がりに増加している

事が確認できます。

 

これにて2019年8月度の、全世界株式インデックスファンドの成績比較を終わります

 

 

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