親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

読後感想:初めての資産運用 人生100年時代の投信活用術 著者:勝盛政治

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こんばんわ、きしやんです☆

 

先日コツコツ東京に参加した際に、三菱UFJアセットブレインズのシニアファンド

アナリストの勝盛政治さんとお会いしました。

 

今回紹介する書籍は、勝盛さんが執筆された「初めての人でも資産形成に一歩を

踏み出せるために」をテーマした珠玉の一冊です。

 

                

 

私は読後感想を書くのが苦手なのであまり書籍の紹介はしませんが、勝盛さんの

想いを当ブログの読者様に伝えればと思います

 

 

書籍内の目次は下記の通りです 

第1章:投資の知識がなくても資産形成はできる

第2章:私たちはお金を増やす機会を逃している

第3章:私たちは投資を恐れすぎている

第4章:投資信託は上手に使えば魅力満載

第5章:長期の資産形成に合った投資信託はこれ!

第6章:具体的な投資信託の見分け方

第7章:これでマスター!つみたてNISAと確定拠出年金

第8章:投資金額をどう決める?

第9章:資産形成の手順を確認しよう

第10章:金融機関でスムーズに投資信託を選ぶコツ

第11章:貯まる仕掛けを作るまでは投げ出さない

第12章:資産形成で公開しないための鉄則

第13章:人生100年時代の資産形成はシンプルに

 

第1章~3章にかけては大多数の日本人が知らない&誤解している投資の世界に関する

丁寧な説明がされており、第2章の中では金融庁も三大駄目金融商品の1つとして名指し

している 貯蓄型生命保険のデメリットが解説されています

・途中解約すると手数料が凄まじい

・利回りが低く、インフレに対応できない

・生活が苦しくなっても、支払額を減額できない&積立て停止もできない

 これらの理由より書籍内では、保険は掛け捨てで必要な保障を最低限儲けて、

お金を増やす役目は、投資信託等の専用商品を使うべきですと説かれています。

 

第4章~7章にかけては、投資信託の性質・使い勝手の良さ・インデックスファンドへの

アプローチ方法、非課税制度の紹介&使い方例が記載されています。

 ・投資信託は小額から買い付けできて、積立て設定が可能で便利

 ・資産形成に向いている資産クラスの考え方

 ・実際に投資信託を選定するアプローチ方法

  ⇒投資したいインデックスを決めて、対象となる投資信託を選ぶ

 ・手数料がリターンに与える影響と、その重要性

 

投資を始めようとする人達はついつい「どの商品がいいの?」って前のめりになって

しまうのですが、本書では

①投資対象地域を決め

②それに該当するインデックスを決め

③「②」のインデックスを投資対象としているインデックスファンドを

 選ぶ

と、アセットアロケーションを構築する基本的な項目にとても注力してページを

掛けています。

 

さて第7章まで読み進めた私はここで、アレ?って思いました。

勝盛さんほどの長い資産運用キャリア&資産形成を普及させたい想いのある人が、

なぜ投資商品の説明から入るのだろうか?」って疑問です。

 

私が考えるインデックス投資を始める際のアプローチは

 ①(収入ー支出)+貯金から、リスク資産に廻せる金額を決める

 ②「①」で決めた金額に対して、最大5割まで損失状態になっても

  平気と思える金額を決める

 ③「②」で決めたリスク(変動率)を、過去のリターン&リスクより

  大まかな投資対象・地域を決める=アセットアロケーションの構築

 ④「③」で決めたアセットアロケーションを実現させる為に、

  低コストな投資信託を選ぶ=ポートフォリオの構築

 

 これです。

と言うより、このプロセスを自分で考えて決めないと投資はできませんし、長続き

しません。

 

この疑問を抱きながら読み進めていたら「第9章:資産形成の手順を確認しよう」

にて、全ての疑問が解決しました。

勝盛さんは初めて資産運用の世界に触れる人の為に、株式投資という手法と投資信託

への誤解と不安払拭を目的に、この順序にしたと名言されています。

 

そして勝盛イズムは、 第11章から最大パワーを発揮するのです。

 

私が本書を読んだ中で、勝盛さんの想いを1番強く感じた部位を完全引用します

第11章:貯まる仕掛けを作るまでは投げ出さない ●始めなければ何も得られない

どんなに知識を育んでも、投資に詳しくても、実際に資産形成を

行わなければなんの成果も生まれません。資産形成は他人のために

アドバイスするものではなく、知識を蓄えることによる自己満足でも

ありません。自分の将来のために行うものです。それも、仕事や副業とは

別に、お金を蓄えながら、さらにお金にも汗をかいて増えるように

頑張ってもらうものです。

 

 シビレましたね。どれだけ資産運用の重要性を説いても、積極的に動き出す人は

少数です。と言うより資産運用に興味もって行動してる人は、勝手に情報収集して

自律していきます。

 

しかし重要なのは、最初の一歩を踏み出せない人達です。そして、日本では周囲にその

最初の一歩を後押しし、アドバイスしてくれる人がいません。そんな人たちにこそ、

本書を1度手にとって「全ページ読み終わるまで投げ出さないで!」と伝えたいです。

 

私がこの本を人に貸す際は、まず第11章を読んでもらってから1章に進んでもらい

たいと思います。勝盛さん、素敵な本をありがとうございました。

 

今後コツコツ熊本で資産運用を始めたばかりの人にお会いしたら、積極的に貸し

出そうと思います。

 

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