おはようございます
本当は別の記事をアップする予定でしたが、eMAXIS slim 米国株式の
新情報を入手したので、こちらを先にアップしました。
先日、7月3日からeMAXIS slimシリーズから米国株式(S&P500)の
インデックスファンドが設定される記事・速報をアップしたのは
ご覧のとおり。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
先日記事をアップした時点では、私自身が把握している情報も不確かなのも
多かったので、改めて三菱UFJ国際投信に電話してみました。
結論から言うと電話に出てくれた窓口の人は、下記の回答をしてくれました
eMAXIS slimのマザーファンドは100%現物株式運用です。
他社ETFや投信を利用すると追加手数料が発生することになるので、
それだとslimのコンセプトに反します。
三菱UFJ国際投信から、漢(おとこ)らしい言葉をもらいました
前回アップした記事にも記載しましたが、対象となるマザーファンドは
平成25年からS&P500を対象とした運用をしており、資産規模は現物株100%で
運用できるレベルとのこと。
「S&P500マザーファンドがある」とは名言を避けられたのですが、
「既存のファンド同士を合わせてS&P500を対象とした現物株式で運用している」、
って回答の部分が、いまいち理解しきれなかった。
そして相変わらず運用資産額は開示してくれませんでした・・・と言うより、
開示できないと言われたのですが、ETF等の他社有価証券を通じたインデックス
ファンドではないことだけは、強く主張されてましたね。
なぜなら、冒頭で書いたとおり、他社ETF等を通じて運用すると、信託報酬以外に
追加でETFのコストが発生するからです。
今回の安心・安定の現物株100%運用との三菱UFJ国際投信の回答をもって、
eMAXIS slim 米国株式(S&P500)への印象がかなり良くなりました。
ではここで、現時点で全米株式へ投資ができる円建て公募型投資信託を整理すると
下記のようになります。
信託報酬・運用方法からしてiFree S&P500はおそらく自然消滅していくとして、
eMAXIS slim 米国株式の信託報酬が楽天VTIより低いのが、やっぱり引っかかります。
過去のFOYランキング経緯を見ても、たわら先進国株(実質コストNo.1)がニッセイ
外国株式(信託報酬No.1)に勝てなかったように、FOY投票権をもつ投信ブロガーは、
運用成績(トラッキングエラー)よりも信託報酬を重要視しているのは間違い
ありません。
このことから、真の実力はeMAXIS slim 米国株式が優れていても、信託報酬の安い
楽天VTIから資金の流れを変えるのは難しいと思われます。
三菱UFJ投信はなぜ楽天VTIより信託報酬を安くしなかったのかも聞いてみたら、
運用対象が同じ指数ではないのでslimのコンセプト上、
それ以下の信託報酬にすることはありません。
と言われました。
この回答をされた瞬間、三菱UFJ投信電話口の人の情報量に疑問を抱いたのです。
なぜなら、昨年末のeMAXIS slim先進国株式の信託報酬0.1095%への異次元値下げは、
EXE-i つみたて先進国の信託報酬0.115%を意識したはず。
そしてそのEXE-i つみたて先進国が運用対象とする指数はFTSEディベロップド・
オールキャップ・インデックスで、eMAXIS slim先進国株式が運用対象とする
指数はMSCIコクサイですので、今回電話に出てくれた三菱UFJ投信の人が
言っていることと整合性がとれません。
それか、私が知らない何かがあるのか?
って、電話口の人は商品企画・設計の人ではないのでしょうから、これ以上
突っ込んでも欲しい回答が得られないと判断し、お礼言って電話切りました。
個人的な思いとしては、eMAXIS slim 米国株式の信託報酬が楽天VTIより0.01%でも
安かったら、FOY2018で1位入賞も夢ではなかったのに、これは本当に惜しいです。
三菱UFJ投信は日本のバンガードを目指すって言ってるのだから、ここは
eMAXIS slimの超本気を見たかった。
と言うわけで、eMAXIS slim 米国株式の運用が開始されたら、米国株式
運用成績比較コーナーを新設したいと思います
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