おはようございます。
2017年はインデックスファンドのコスト革命が起こり、年末に投信業界を
賑わす激震がありました。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
eMAXIS Slim先進国株の異次元なコスト低減は、来る楽天・先進国株潰しで
あるが、それ以外にも重大な事件を起こしています。
それは・・・
楽天・全世界株式インデックスと、我らが野村つみたて外国株投信の存在価値を
無くし兼ねないことです。
野村つみたて外国株投信は究極のバランスファンド
野村つみたて外国株投信の素晴らしさは、新興国株式を含んでいるにも関わらず
実質コストが究極的に安いことです。
・信託報酬:0.19%
・推定実質コスト:0.243%
(計算内訳)
野村つみたて外国株投信が利用するマザーファンドはFunds-i外国株&新興国株と
同じですので、双方ファンドの実質コスト-信託報酬でコスを算出できます
先進国株式(0.03%):新興国株式(0.22%)の8.8:1.2で加重平均すると
(先進国株:0.03×0.88)+(新興国株:0.22×0.12)+0.19(信託報酬)
=0.243%となります
ライバルの楽天・全世界株式インデックスも素晴らしいのですが、コスト面で
比較すると、野村つみたて外国株投信に軍配が上がります
信託報酬:0.24%
推定運用コスト:0.05%
同じファンドオブETF'sであるi-mizuho米国株投信の2016年運用報告書より、
i-mizuho米国株投信の運用コスト0.077%に対して楽観視した数字に丸めました。
三重課税コスト:0.1%
米国ETFを買うとVTの投資先で課税され、米国で課税され、最終的に
日本で課税される三重課税となりますが、確定申告をすると米国での
課税が免除されます。
しかし楽天・全世界株式インデックスの場合は全部課税されるそうで、
他のブロガーさんの記事を見ていても投資信託に対して0.1~0.14%ほど
課税される計算結果が記載されていますので、とりあえず0.1%を採用
よって、楽天・全世界株式インデックスで発生する年間手数料は
信託報酬+運用コスト+三重課税コスト=0.39%(予測値)となります。
インデックスファンドは目標指数が同じである限りリターンを左右するのは
コストです。
野村つみたて外国株投信は世界株式インデックスバランスファンドとして、
最良の投資信託です。
eMAXIS Slimの猛攻
eMAXIS全世界株式インデックスってのがあるのですが、これはeMAXIS先進国と
新興国株を8.8:1.2で構成しております。
目標インデックスはMSCI ACWI(日本除く)なので、野村つみたて外国株投信と
同じ指数を目標として運用しています。
しかしeMAXIS Slimでは、その全世界株式インデックスver.がないので、
eMAXIS Slim先進国&新興国株インデックスで、独自にポートフォリオを
組む必要があります。
そしてここに来て、野村證券にとって事件が起こりました。
第一の事件
11月22日に発表されたeMAXIS Slim新興国株式の信託報酬超値下げです
この時点での、eMAXIS Slim 仮・全世界株式インデックス
(先進国:新興国を8.8:1.2で保有)の合計コストは、下記の通りです
eMAXIS Slim新興国株の信託報酬が値下げ適用となる12月13日でも、
合計コストはeMAXIS Slim 仮・全世界株式インデックスより野村つみたて外国株投信に
優位性がありました。
第二の事件
問題はここです。
eMAXIS Slim先進国株が、まさかの異次元値下げに踏み切りました・・・
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
これは大事件です。
野村つみたて外国株投信は知名度は低くとも、コスト面でBest of バランス
ファンドでした。
しかしeMAXIS Slim 仮・全世界株式インデックスは、この牙城を崩したのです
なんということでしょう・・・
コツコツ個人投資家なんざ out of 眼中の野村證券が、eMAXIS Slimに対抗して
信託報酬の値下げをするとは思えません・・・
※個人的な感想ね
FOY2017で世間の注目を集めて、積立NISAで他社をブッちぎって欲しかった
野村つみたて外国株投信が、ここに来てさらに脇役状態ですわ。。。
ん~困ったですね~
eMAXIS Slim先進国株の異次元値下げの影響で、SBI証券の積立件数ランキングも
上位食い込み状態です。
13位から8位への、大躍進です。
我らが野村つみたて外国株投信はどこにいるのでしょうか?
完全に逆転やんけ~泣
やはり、見た目信託報酬の小ささは、インパクトが大きいですね。。
インデックスファンドは典型的な薄利多売でしか成立しない商売ですので、
野村證券さんにはもっと積極的に野村つみたて外国株投信の販促に
注力してほしいところです。
eMAXIS Slim 仮・全世界株式インデックスは魅了ですが、ポートフォリオを
複雑化するのは世帯としての運用に難があるので、我が家は野村つみたて外国株投信
いこうと思います。
・・・eMAXIS Slim全世界株式インデックスが登場するまではですが。。。
↓↓ブログランキングの投票ボタンです。良ければ、ボタンをクリックしてもらえると嬉しいです☆