正月ぐーたら生活でTVを流していたら、なんか聞きなれたフレーズが
リズミカルに聞こえてくるではないですか。
つみたてNISA~♪
小額でもできるんです♪
俺にも出来そうな気がしてきた♪
なんや!? なんや!!??
大好きな石原さとみを見つめていたら、途中から何を言ってるのか聞き取る前に
CM終わってました・汗
2018年!ついに積立NISAが始まりましたね~
白昼のTVCMで放映されるようになったのですから、今まで投資とは無縁だった人にも
積立投資が浸透しそうですので、まさに積立元年のスタートです☆
1.積立NISAとは
簡単に要約しますと
①投資による利益が20年間、非課税になる(通常は20.314%課税される)
②年間40万円まで、①の恩恵を受ける投資枠がある
③2037年までの20年間、①&②の投資枠を利用することが可能であり、
最大800万円までの非課税投資枠となる
詳細は下記記事参照
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
2.積立NISAで投資できるのは、負け辛い投資信託のみである
金融庁が推奨する投資の理念は長期・分散・積立投資です。
日本には5000本以上の公募型投資信託がありますが、金融庁の理念に該当する
投資商品はフィルタリング結果、135本しかありません。
長期と分散で、負けない仕組みを用意する
国内外の株式・債券へ分散投資を実施すると、短期間(~5年)では
マイナス状態になってても、20年の近い運用期間があればプラスリターンが
ほぼ間違いなく得られます。
これは別に怪しい勧誘資料ではなく、株式や債券は10年未満ではリターンがプラスにもマイナスにも大きく動く習性があります。
しかし20年近い時間があると変動幅は小さくなり、最終的には各資産クラスの
期待収益率に収斂することが統計的に説明されているので、金融庁の
グラフは理論と結果を証明している全うな資料です。
長期投資が可能な投資信託とは
①設定運用期間が20年以上であること
②年間手数料(信託報酬)が一定水準以下であること
③毎月分配型でないこと
[設定運用期間が20年以上であること]
こに関してはさきほど説明した20年近い運用期間があれば、株式や債券は
期待収益率に収斂していきます。
よって、それを実施可能な運用期間が設定されている必要があります。
[年間手数料(信託報酬)が一定水準以下であること]
買付け手数料がゼロ円のノーロードタイプなのは当然だとして、毎年必ず
とられる信託報酬は投資の成果を分けるファクターです。
その信託報酬(年間手数料)ですが、インデックスファンドとアクティブファンドで
基準が異なります。
・指定インデックスファンド
国内資産を対象とするもの:0.5%以下
海外資産を対象とするもの:0.75%以下
・指定アクティブファンド
国内資産を対象とするもの:1%以下
海外資産を対象とするもの:1.5%以下
さらに、現在の純資産額や運用年数、資金流入量など投資信託商品としての
成績表を細かく規定しています
信託報酬は単位が小さいから無視しがちですが、運用成績を左右するのは、
コスト(信託報酬)と言っても過言ではありません。
世界中の株式へ分散投資をすると期待リターンは6.0%程ですが、
その6,0%に対する信託報酬(コスト)の割合を比較すると
・信託報酬1.0%の場合、コストは期待リターンの16%を占める
・信託報酬0.5&の場合、コストは期待リターンの8.3%を占める
・信託報酬0.2%の場合、コストは期待リターンの3.3%を占める
投資ですのでプラスリターンは確定されいませんが、コストに関して言うと
リターンがプラスだろうがマイナスだろうが、確定したマイナスリターンで
あることは間違いありません。
高コストな投資信託は、長期投資になればなるほどボディブローの様にジワジワ
効いてきます。
5000本以上ある投資信託の中から、まともなコスト水準である投資信託を
金融庁がフィルタリングしてくれているのです。
[毎月分配型でないこと]
長期投資を前提とするのなら、毎月分配型投資信託は向いていません。
細かい説明すると1記事まるまる使うので、今回は省きます・・・苦笑
とりあえず、長期投資をするのなら毎月分配型は向いていないということだけ
認識しておいてもらえると十分です。
3.積立NISAの仕組みそのものが、我々庶民を対象とした
投資システムである
私も自分で勉強し、投資を開始するまでは、投資なんてのは金持ちしか
できないことだと思ってました。
ところがどっこい。
一括で投資するのも、毎月投資するのも、金額含め様々な手法がある事実を
知りました。
まとまったお金がないと投資ができないのか?
NON. NON.
手元にある少しのお金も、数年間に分割すれば良いのです。
投資するタイミングは、毎日でも毎月でもほとんど成果は変わりません。
毎月貯金にまわすお金が2万円しかありません。貯蓄もありません。
心配ナッシング。
積立投資は、毎月(毎日)100円から投資が可能です。
どれぐらいの金額を投資にまわせばいいか分からない
そうですよね。
イメージとして5年間未満なら、瞬間風速マイナス50%ぐらいまで損してても
大丈夫な金額と考えましょう。
(例)
子供がいる家庭なら、最低限大学入学費を払える金額はストックしておく必要あり。
定年間近な人は、定年後10年間は手をつけずに済む範囲の金額にする。
さてここで、積立NISAのシステムを思い出してみましょう
①投資による利益が20年間、非課税になる
(通常は20.314%課税される)
②年間40万円まで、①の恩恵を受ける投資枠がある
③2037年までの20年間、①&②の投資枠を利用することが可能であり、
最大800万円までの非課税投資枠となる
積立NISAは、年間40万円という投資枠に抑えさせることで、
現実的に使え切れそうな投資枠にしています。
⇒まとまったお金がなくても良いってこと
そしてその年間40万円って投資枠は、積立投資でしか
利用することができません
⇒毎月小額でもOKってこと
20年という非課税期間を提示することで、損失を回復させれる
期間を用意していること
⇒損を取り返せる希望を持たせてくれている
だ~いぶ、かる~~く書きましたが、これが積立NISAです!
4.積立NISAで積立投資を実践してみよう
STEP1:とりあえず、SBI証券で口座を開設しましょう!
STEP2:毎月投入しても「良いと思える」投資金額を決めましょう!
STEP3:具体的な投資商品を決めて、永遠と買い続けましょう
[STEP3商品の具体例]
①日本を含む世界中の株式へ分散投資をしたい!
⇒楽天・全世界株式インデックスで決まりです
②日本の指数は信用できないので、日本を除く世界中の株式へ分散投資をしたい!
⇒野村つみたて外国株投信で決まりです
※当ブログ推奨投資信託
③新興国は不安なので、先進国の株式のみにしたい!(※:日本除く)
⇒eMAXIS Slim先進国株に決まりです
※ある意味最強の投資信託
とまぁ、金融庁が135本までに絞っても、世界中へ分散投資をするなら
上記3本ぐらいに集約されます。
つまり、①~③のどれか1本を積立投資するだけで、世界中への分散等が
可能となるのです。
ちょっと長くなりましたが、短期的に損を出してても大丈夫と思える金額で、
まずは「投資という世界」に慣れるのが大切です。
CMのキャッチーなイメージから、投資という存在がお茶のネタぐらい
身近なものになると嬉しいですね。
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