ブルームバーグって記事にて、金融庁が主要銀行に対して立ち入り検査したとの
情報がUPされてました。
今回の立ち入り検査に対して賞賛されてる方もいますが、私としては・・・・
わりと反対です
銀行がサービス提供している「ファンドラップ」や、ほぼ合法的詐欺商品
「外貨預金」とか、ありないと思う商品は駆逐されるべきだと思いますが、
それはあくまでも我々消費者側が判断した結果によってなされることなので
行政による過剰な過保護は、消費者が考えることを停止してしまうだけです!
まぁつまり、「行政が検査してくれてるから、全て善良な商品だ♪♪」っていう
完全な思考停止パターンになってしまい、騙されてる事すら疑わなくなります。
金融機関も営利企業ですので、いくらフィデューシャリーデューティー(受益者責任)
と言っても儲けないと従業員を養えないので、彼らも粗利が大きい商品を優先的に
売ってくるのは当然です。
車を売っているディーラーで話をしましょう。
TOYOTAのディーラーに、6人乗れるミニバンを探しに行ったとします。
どんな会社も当然ながら、自社のシェア確保の為に客寄せパンダ的な商品は
必ず設定しますので、TOYOTAで6人乗れるミニバンなら上は
アルファード(400万オーバー)から、下はノア(~300万)までいろいろあります。
基本的に高額商品は原価に対する粗利率が大きいので、ノアよりアルファードを
買ってもらった方がディーラーもTOYOTAも儲かりますが、あそこまで高い車を
ほいほい買える家庭はそう多くありません。
私なんざ、中古のN-BOX(100万)で節約してます・・・
しかしディーラーからしたら何とか言い訳つけてお客にアルファードを勧めますが、
仮にアルファードを買わせてしまっても、誰からも文句言われることはありませんが、
銀行の高手数料な投資信託を売りつける事は、行政が許してくれません。
アルファード売りつけたのに国土交通省は何も言いませんが、銀行は金融庁から
立ち入り検査にあう始末です。
そもそも日本は資本主義なのだから、健康を害する行為をしない限り、
儲けを重要視することにお咎めがあるのはおかしいはずですが、なぜか
金融機関が金融庁にお叱りを受ける事を賞賛する雰囲気があります。
それって、おかしくないですかね?
投資って、確かに勤労と違って体を動かさずに利益を上げることも可能ですが、
大きな利益を上げ続けてる人は脳で汗をかく勉強と努力をしています。
仕事でのミスはあなたの責任により叱られたりしますが、それは投資も同じで、
投資に於ける全ての行為は自己責任の為、得しようが損しようがそれは全て、
選択・判断した自分の責任となります。
二つ覚えておいてほしい事があります。
①ローリターン・ハイリスクは、ただの無駄な行為
②ローリスク・ハイリターンは、ただの詐欺
どれだけ親しい知人だろうが、いつも親密に話を聞いてくれる金融機関だろうが
本当に美味しい(お勧め)話は、誰かに教える前に独り占めするはずです。
そらそうですよね?
絶対儲かる話だとしたら、銀行から借りれるだけお金を借りて投資をした方が、昨今の
金融庁が金融機関にどれだけフィデューシャリーデューティー(受益者責任)を
実施せよと言おうが、金融機関も我々と同じ営利企業なので、ボランティアで
投資家に儲けさせたりはしません。
投資を依頼する最低限の信託報酬は払うしかないので、それ以上に不要な
手数料やリスクを負う必要がないように、各々が勉強して自分を守るのが
あるべき投資家の姿だと思うのは、ビール飲みすぎた酔っ払いの戯言でしょうか?
<結論>
とりあえず、対面で積極的に売りつけてくる人&商品は100%疑って
Google使って調べるべし!