※金融庁作成
こんばんわ、きしやんです。
国は2018年から一般家庭の資産形成の後押しとして、年間投資枠40万円・非課税期間
20年の「つみたてNISA」という制度がスタートしました。
つみたてNISAの制度がスタートして1年経ち、金融庁のHPにてつみたてNISAの
解説口座が100万口座を超えたと掲載されております。
資料を拝見すると特筆すべきは、つみたてNISAの口座を開設した人の7割が、
今まさに資産形成に励んでいる20~40代だということです。
今回の記事は
・NISA利用者の実態
・気付けば周囲の人達皆、資産運用始めてるかもよ?
ってとこを中心に、お話したいと思います
1.一般NISAとつみたてNISAの違い
軽くお浚いしたいと思います。
・一般NISAは年間投資枠と購入可能商品が多いものの、非課税期間が短い。
・つみたてNISAは年間投資枠が小さいものの、非課税期間が長い&手数料の低い
商品しか購入できない
2.一般NISAとつみたてNISAの利用実態
日本の個人が保有する金融資産は1800兆円あると言われておりますが、その内
資産形成世代となる20~40代が保有する金融資産の割合は約34%しかありません
データ:金融広報中央委員会
一般NISAの年間投資枠は120万円ありますが、資産形成世代となる20~40代は
教育費や住宅費で支出がかさむため、そこまで投資に廻せないのが現実でしょう。
金融庁が国民の資産形成の為に用意した一般NISAは、結果的に金融資産を多く
保有する子育て終了世代がメインに利用しており、国民の資産形成に大きく
貢献できたかと問われるとあまり好ましい結果とはなりませんでした
一般NISAの年齢別利用割合としては、60・70歳代が飛びぬけて多いです。私の推測も
入りますが、定年退職後にまとまった資金を手にした人が投資デビューで利用してるの
ではないでしょうか?
そして退職金の入金を確認した金融機関が、手数料稼ぎで顧客を訪問し、口座開設
させているのではないでしょうか?
どれが正解かは分かりませんが、一般NISAは2014年から5年間で1143万口座(年間
228万口座)が開設されています。
それに対してつみたてNISAは、1年間で約104万口座しか開設されていません。
つみたてNISAは一般NISAに対して、年間口座の開設数が約半分です。
これだと、つみたてNISAは普及しないのでしょうか?
私はそんなことないと思っています。
現時点でのつみたてNISAの年間口座開設数は一般NISAの半分ですが、つみたてNISA
口座を新規で開設した80%の内、約70%が新規で口座開設。10%が、稼動してい
ない一般NISAからの乗り換えです。
初めて口座を開設する人が多い中、『一般NISA口座作ったけど使ってないんだよね~』
となってる人を取り込めています 。今まで一般NISA口座作って放置している人も、
つみたてNISA制度の分かりやすさから、つみたてNISA口座への切り替えは増えると
予想できます。
仮につみたてNISAの新規口座開設数が毎年100万口座増えたとしたら、10年後には
1000万人がつみたて投資をしている可能性があります。そうなると、10人に1人の
割合です☆
3.隣の家の人も、積み立て投資を始めてるかもよ?
金融庁はこれまでにない勢いで、全国各地でつみたてNISAの普及活動に取り組んで
います。
私も昨年、金融庁にお願いをして つみっぷ熊本を開催してもらいましたが、
2ヶ月に1回開催しているコツコツ熊本は比べ物にならないぐらい、多くの参加者が
来て下さいました。
これはまさに、大勢いの国民が投資による資産形成に興味をもっていることの
表れだといえるでしょう。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
つみたてNISAって、何か聞いたことある。
これからの時代、積極的に資産形成しないと。
そう思っている人が多いのは、実際に感じます。
日本人は積極的にお金の話をすることがありませんが、昔と違ってネットで調べれば
何でも情報が手に入る時代です。自分が資産運用に無関心だったとしても、周りの
人は既に行動を始めているかもしれません。
職場の向い側に座ってる同僚。
離れて暮らす親族。
仲のいい友人。
そしてお隣さん。
気付けば周りで皆、つみたてNISAで積立て投資を始めているかもしれません。
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