有価証券届出書のEDINETによると、ステート・ストリートから日本国内で
「日本を含む」全世界株式へ投資が可能なMSCI All Country World Indexに
連動を目指すインデックスファンドが新設されます!
MSCI All Country World Indexは日本を含む先進国23ヵ国、新興国23ヵ国の
計46ヵ国の各国株式市場の値動きを表す全世界株式指数で、市場全体の
上位銘柄90%弱をカバーしており、2500弱の銘柄から構成される浮動株調整
時価総額加重平均方式で算出されています。
要は、このインデックスファンド1つで、地球上の90%弱の株式会社に
分散投資ができてしまいます。
しかし残念ながらステートストリートから新設されるインデックスファンドは
信託報酬が税抜き0.48%と、昨今のeMAXIS Slimシリーズ等の影響による
激安インデックスファンド信託報酬0.2%代には遠く及ばず、
楽天証券からのみ購入可能な三井住友・DC全海外株式インデックスファンドの
信託報酬0.25%にも勝てておりません。
マザーファンドの規模を見ても、エマージング株式インデックスのマザーファンドの
純資産総額が心もとない為、実質コストを含めた安定的な運用が可能かは、
少し怪しいところです
・外国株式インデックス・オープン・マザーファンド:1621億0634万9636円
・ジャパンエクイティ・インデックス・マザーファンド:57億4247万6054円
・エマージング株式インデックス・マザーファンド:23億3196万7796円
しなしながら新しい風(他所より安い信託報酬)を吹き込んでもらわなければ
コスト競争が起きませんので、ステートストリートさんの一手に
感謝を申し上げたいと思います。
ステート・ストリートさん、良い仕事してくれますね~