最近は心理学や記憶術等、脳科学に関する本をよく読んでます。
あっ別に、本業とは全く関係ない本なんですけどね・笑
とは言っても「脳の使い方」を知ると「集中力維持の仕方」等、
けっこー 仕事で役立つ内容も多く、割とお勧めです。
そして流行のマインドフルネス=瞑想を半年前からかかさず実施し、
自分でも 変わったかな?と思える仏の心を手にいれた気がする
今日この頃。
そんな矢先、ティファールのケトルより早く血液が沸騰する
記事を見ました。
・・・タイトルは関係ないのです。
カチンと来た一文は
一般的に、投資信託は何をやっていいかわからない人、何を
やっているのかわからない人、 考えるのが面倒くさいという
人が買う商品です
はぁぁぁぁぁ!?どこぞのボンクラが、
何言いくさっとんじゃぁゴラ"ァァ!!??
ちなみに私、大阪生まれの20歳まで大阪育ちなので
わりとネイティブに書いたつもりです☆
今週は、来週振り込まれる企業DCの制度移管金の話しか
書く予定無かったのですが、 msnニュースで掲載されていた
上記記事を見てしまい、自分が仏に対してほど遠いことを
再任認識した為、さっそくタイピング開始です。
著者の記事の部位を、赤文字で表現します
投資で資産を成す人が、なぜ投信よりも個別銘柄を好むのか、
その理由に置き換えて解説したいと思います。
投資で財を成した人のほとんどは、投信ではなく株や
ドルなどの個別銘柄で儲かっています。私の周りの
投資仲間(いずれも億超え)もみな、個別株投資です。
お金持ちは(お金持ちになれるポテンシャルを持つ人)、
つねに自分の判断と行動に「理由」や「根拠」を求めます。
さて、この著者が書いている内容は、別の視点から言うと
何も間違ってません。
実際に投資で財を成した人の大半は株式投資でしょう。
この著者が言っている事に対して根本的に否定したい事は、
下記の2点
①手持ち資産が大きい事が前提
②リスク許容度とリスク選好度が、この著者と
同じレベルが前提
ではまず①の「手持ち資産が大きい事が前提」から、
誰にも頼まれてませんが反撃しましょう ・笑
保有中のコスト観点で言うと、株式は売買時の
手数料のみで、保有中の信託報酬は発生しない為に、
投資信託 < 株式 になります。
個別銘柄のリターンに於いても、投資信託<株式 も
間違いないです。
そもそもこの著者の周りの投資仲間は「億超え」
だそうですが、仮に1億円のリターンを生もうと
思えば、 5個の銘柄に100万円ずつ投資しても、
5銘柄平均に20倍以上のリターン(配当+
株価上昇)が必要となります。
20倍ですよ?20倍?
この著者は
自信を持てるのなら、あえて資産を分散させる必要がない
と言いきってます。
日本の平均年収400万円チョイと言われる中、個別株式に
100万円以上ポーンって出せる人は、 外資系エリート
サラリーマンか独身か、起業しての成功者、
親から遺産もらった人ぐらいです。
次に②の、
「リスク許容度とリスク選好度が、この著者と同じレベルが前提」
の件です。
これに関する記事は別途書きますが、人によってリスクに対する
「選好度」が異なります。
全財産が100万円しかないのに、50万円の賭けが出来る人は
リスク選好度が非常に高いし、1億円の資産があっても、
100万円も損したくない、非常にリスク選好度が低い人もいます。
その違いを完全に無視してるのが、この著者の発言です。
高所恐怖症の人が努力でバンジージャンプが出来る様に
なっても、躊躇無く笑顔で スカイダイビングは
出来ないでしょう。
投資もそれと一緒で、私がどれだけセゾンバンガードや
世界経済IFを勧めても、 リスク資産を受け入れられない人は
一生受け入れてくれません。
人って、そういうもんなんです。向き不向きです。
自分に「向いてない」って判断したとしてもこの著者は、
「お金持ちは、つねに自分の判断と行動に「理由」や
「根拠」を求めます。」
と言ってます。
でも自分で「向いてない」って理由で判断したのだから、
十分な根拠です。
さてこのボンクラ著者の発言は、まだまだ続きますよ
その銘柄の事業環境や成長性を調べます。それは、
株価そのものよりもむしろその企業が持つ価値に着目する
ということです。そしてこの企業の本来の価値と、
現在の株価には乖離がある。そしてこの乖離は、
将来修正される見込みがある。 つまり将来は
株価の上昇が見込めるはず。 そういう自信を
持てるならば、あえて資金を分散させる必要は
ないでしょう。上がるかどうか不透明なものに分散
させるより、 「上がる」であろう銘柄に資金を
集中させたほうが儲かるからです。
その予測が外れることもありますが、彼らは
その理由を分析し、次の予測につなげようとします。
そうやって試行錯誤を続ければ、精度も
上がってくるでしょう。
この著者は、予想が外れても(損しても)その
理由を分析し次の予測に繋げる事を
「仕事で言うところの仮説検証サイクルです」と
言っており、個別に「何が」「どう」って
考える必要もない投資信託を利用する人は
「価値ではなく価格(コスト)しか
見ていない」と結論付けてます。
よって、何も考えずに行動するから、投資信託を
利用する個人投資家は、市場の上下で一喜一憂し、
価格変動に翻弄されると。
そして、考えて選ぶ能力の無い投資信託を利用する
個人投資家は、その人の人生観と行動もそれと
同じ(考えない)な為、
投信を熱愛する人は、仕事の実力も大したことのない
人かもしれない、と疑った方が良いかもしれません。
らしいです。
無茶苦茶言いますな、この人・・・
まずはこの著者、
銘柄の事業環境や成長性を調べます。それは、
株価そのものよりもむしろその企業が持つ価値に着目する
ということです
ってとこから、完全なファンダメンタル支持者です。
肝心なのは、注目した価値が本当に、現在の価値に対して
乖離してるのか?って所ですね。
効率的市場理論のセミストロング型ランダムウォーク理論に
よると、過去~現在(今日)の株価は企業の 売り上げ・
利益・配当等の公表されている情報が全て織り
込まれている為 新たに企業情報を分析して優劣をつけても、
意味がないと言っています。
つまり、あれこれ手間かけて調べてそれが本当に正しい情報で
あったたとしても、分析まで正しく出来るかは不明です。
正しかったかは未来でしか分からず、仮にもし調べる事で
皆が同じ様な答えに辿り着くのなら、高需要により株価が
高騰し、安く買う事は出来ません。
もちろん、今の価値より安く見られている銘柄は
必ずあり、それを見つけて利益を上げている人は必ずいます。
だから株価は日々上下を繰り返し、その平均値が
「市場平均=インデックス」となります。
インデックスが存在すると言うことはつまり、市場の
半分の人が損をしている訳で、逆に平均に対して
勝ち続けている人がいるのか?と言われると、ここのリンクを
見てもらえれば分かりますが、市場平均以上を狙っている
アクティブファンドの9割が市場平均に対して
勝てていない事より、如何に市場に勝つ事が難しいかが分かります。
私を始め、投資が仕事でも何でもない人は、手間を
かけてまで勝てるか分からない個別銘柄を追うぐらいなら、
低コストで幅広い銘柄に分散投資してくれるインデックス
ファンドをバイ&ホールドし続けるだけで何の苦労もなく、
市場平均のリターンに肖れます。
個人的には、個別の銘柄の値動きが日々気になってしまい、
仕事に集中できなくなるのが、一番個別銘柄買いを
避けている理由です。
はい私、非常にリスク選好度が低いのです。。。
よってこの考えに至って投信によるインデックス投資を
始めた人は、余計な手間なく「仕事に集中」して、
楽しいプライベートを送る事ができる訳ですよ。
だいぶ長文になりましたね。。。
誤解の内容に付け加えさせていだだきますが、
投資スタイルは十人十色なので、価値観が違う人を
攻撃するのは勝手であり、基本的に無視する
スタンスですが、この著者は「条件付き」すらせずに、
投資信託を完全否定しました。
少し前までの日本では、資産形成に役立つ投資信託が
無かった為、その状況下ではこの著者の言ってる事は
最もになります。
しかし、セゾン投信の中野社長や、レオス
キャピタルワークスの藤野社長は、自分たちの収入を
少し犠牲にしてでも、世の為の資産形成ツールを
提供する為に日々頑張っていますが、この著者は
その人達の努力すらも愚弄した為、
カチンときました。
ざっくり私の見解をまとめると、下記の通りです
リターンはリスク(値動き)がプラス側に傾いた
結果でしかない為、大きなリターンを得る為には
等しく大きなリスクを選ぶしかありません。
市場平均以上を狙うと言う事は、情報量が圧倒的に
多い機関投資家(プロ)を相手にする事を理解し、
自分のリスク選好度の範囲で行動する事を
お勧めします
<結論>
どんな投資も、メリット・デメリットがありますので、
自分に合った・納得の出来る投資をしましょう
ちなみにこの著者、ここまで投信を貶してますが、
iDeCoでちゃっかり投資信託を中心とした投資を
勧めてますけどね・爆