こんばんは、きしやんです。
Nasdaqを中心に、株価が調整気味ですね。
しかしコロナショック後に中銀が異次元緩和を行い、何を買っても上がる金融相場が2年程続きました。下がり続ける相場もなければ、上がり続ける相場もありません。
金融相場をけん引してきたハイテクグロース株の成長は終わったのでしょうか?
先日、ピクテ投信の萩野さんがタイムリーな動画をアップしていたので、要点を紹介したいと思います。
ピクテの分析によると、現在は金融相場から業績相場に向かう最中の調整に「入ってるかも」の位置づけとの事です。歴史を振り返ると、概ね半年~1年程かけて10%近い株価の調整がありました。
過去のサイクルを振り返ると、失業率(灰色線)が下げ止まってくると株価の調整が発生していました。失業率が4%を下回ることはほぼ無いので、そろそろ?調整が発生してもおかしくない水準だと。
しかし金利の観点でみると、まだ長短金利差は逆転していません。
ピクテによるとマクロ環境からも、本格的な調整はこれから起こりそうだということです。つまり先週の株価調整は、ほんの序の口な可能性がありますね。
成長株の動きに目をやると、コロナショック以降市場を大きくけん引していたグロース株は、失速を始めています。グロース/バリュー株の相対パフォーマンスをみると、失速が始まっているのが分かります ※赤丸部位
赤丸①
米国小型株の状況をみると、ラッセルのグロース株のパフォーマンス低下が見て取れます。成長株相場の終焉なのでしょうか?
赤丸②
現時点のラッセル2000の実績PERは1900倍。ラッセル2000バリューの実績PER47なのを鑑みると、グロース株はさらに下落する可能性があります
グロース株が失速しているのは米国だけではありません。下記のグラフは、新興国市場になります。新興国市場でもグロース/バリューの相対パフォーマンスをみると、グロースが失速(赤丸部位)しているのが分かります。
セクター毎のパフォーマンスをみても、過去1か月・3か月はバリュー系が強く、グロース系が伸びていません。
ピクテ投信は、これらのマクロ・ミクロのデータより、成長株相場は終焉に向かっていると考えてるようです。なおグロース系の実績PERからすると、さらなる下落余地はありそうです。
ピクテの予想が当たるかは分かりません。
しかし幅広く分散されたポートフォリオを、時価総額加重平均で保有していれば、これといってやることもないでしょう。日々の変化に勝手に追従してくれるのが、インデックスファンドの良さですね。
私はマイルールを設けているので、週明けにリスク資産のリバランスを少々行いますが、あれ買って!これ売って!など、相場を追いかけてガチャガチャしたりはしません。
以上です。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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