こんばんは、きしやんです。
昨夜アップした記事に続き、J.P.MorganのGuide to the Marketsを基にした動画の要点をお伝えしたいと思います。
下記レポートのP31・P35・36になります。
1.FRBの利上げ前後は株高?株安?
下記中央の緑色チャートをみてください。
灰色と水色の網掛け部位が過去の利上げ開始局面で、赤の矢印が利上げ時期の株価傾向を表しています。
1990年以降の利上げ局面では、株価は5勝1敗。
1敗が発生したのは2015年のタイミングで、過去4回の利上げ局面との違いは、景気動向になります。
次に上記チャートの赤丸部位を注目してください。2015年の利上げは景況感指数が下降中&50を切るタイミングでした。
対称的に2015年以外の利上げタイミング(オレンジ)は景況感指数が全て上昇期だったことが分かります。では今回の利上げタイミングはどのような状況かというと、さきほどのチャートを赤い四角で囲いました。景況感指数はまだ低下していません。
つまり、JPモルガンは過去との対比より、今回の利上げ局面では株価下落しにくいのではないか?と考えているそうです。
2.今年の投資戦略は?
景気減速の初期段階は安全志向に振るのははまだ早く、2段構えで考えるのが大切とのことです。
・債券より株式
・株式投資はバランス重視
下記の景気サイクルと各資産のリターンをご覧ください。
昨年のように景況感が上昇している時期は緑色のセクターが強いのですが、JPモルガンいわく現在は、緑から青に変わっていくタイミングと考えられるそうです。
よって、景気減速の初期は幅広い資産を保有しておくのが効果的とのことです。
本格的に景気が減速してきた場合は、下記の濃い青色。
債券への分散投資をしつつ、赤枠で囲ったセクターへの投資が効果的との事です。
3.昨年ほどバラ色ではない投資環境と、どう向き合えばよい?
年初から不安定な相場が続いており、心配する投資家・利益確定しようとする短期目線の投資家に対し、以下のようにアドバイスしています。
・機動的な売買はかなり難しく、その高いハードルを自分に課すのではない
・まだ強気相場が残ってるのに、全部売却するのもよくない
・昨年より期待値を引き下げる必要はあるが、過度な悲観も不要
とのことです。
今後起こるかもしれない景気後退局面に関するアドバイスを以下に列挙します
・基本に立ち返って 経済指標の定点観測をしっかり行う
・定点観測に基づくポートフォリオのメンテナンス
とのことでした。
昨日から二日続けてJPモルガンのGuide to the Marketsより、ポイントを紹介させていただきました。
2022年の世界経済とインフレの行方、FRBはどう動く?|2022年1-3月期アップデート① - YouTube
景気減速期における資産運用の心得は?|2022年1-3月期アップデート② - YouTube
当然ながら市場がJPモルガンの予想通りにいく保障はありません。
ましてやら機動的にポートフォリオを入れ替える難易度は非常に高いです。
歴史を振り返れば、バイ&ホールド戦略が功を成してきたのも事実です。
読者様一人一人がアセットアロケーションを構築し、市場に居続けることが、何よりも大切だと思います。
以上になります。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
↓↓ブログランキングの投票ボタンです。
良ければ、ボタンをクリックしてもらえると嬉しいです☆