おはようございます
投資信託に発生する費用(コスト・手数料とは言わず、あえて費用と言いました)は
主に4つで、スポーツクラブの例を交えて説明すると
①購入時手数料:入会金
②信託報酬:日々徴収される年会費
③信託報酬以外の運用発生費用:年会費以外に発生する備品代等
④信託財産留保額:退会時に自分で収める費用
当ブログでは②・③を主に取り扱っておりますが、読者様より下記質問を頂きました
※質問の内容を抜粋しております
セゾンバンガードグローバルバランスは、現在、自分の口座が
ある楽天証券でもNISAを変更して購入可能です。
セゾン投信での購入と楽天証券での購入で手数料等で差があるのでしょう
か?
自分で調べてみたのですがわかりませんでした。もしも、差が無いよう
なら、楽天証券で購入した方が楽天のポイントがつくので得になります。
もしも、NISAを楽天に変更した場合、セゾン投信でのロールオーバーが不
可なことは理解しております。
アドバイスをいただけますと幸いです。
恐らく他社の投資信託と比較した場合、購入時手数料の部位を疑問に思われた
気がします。※後述します
この疑問は非常によく分かります。なんせ、セゾン投信の中野社長の書籍に登場する
お勧め投資信託一覧の交付目論見書を読むと、購入時手数料の欄に3%ぐらいの費用が
課せられる様な事が書かれてたりしました。
結論から申しますと、セゾンバンガード・グローバル・バランスファンドに関して
言うと、販売会社がセゾン投信から楽天証券に変更しても、全ての手数料は
一切変更ありません。
安心して楽天ポイントをガッツリGetしてください!
※読者様からコメントいただいて発覚したのが、セゾンバンガード・グローバル・
バランスファンドは、楽天証券で一般販売しておりませんでしたm(_ _)m
今回頂いた質問は、投資信託に発生する「費用」を包括的に理解しなおす
良いタイミングになります。
ではセゾンバンガード・グローバル・バランスファンド(以後SVGBF)の
商品設計図&契約書となる交付目論見書の「ファンドの費用」のページを見て
みましょう!
上記①は販売会社が徴収できる費用であり、主に窓口販売店が対象となります。
しかしSVGBFは商品設計上、窓口で販売しようが購入時手数料はとりませんと
なってますので、販売会社がセゾン投信から楽天証券、はたまた郵便局になろうが
顧客から販売時手数料を徴収する事はできません。
②は信託財産留保額で、自分が投資信託を解約する際にはファンドマネージャーは
投資信託が保有している財産(株式や債券)を売却して解約金を用意します。
当然ながら株や債券を売却する際も手数料が発生しますので、自分の解約に発生する
費用は自分で払ってね♪ と言うことです。
つまり費用発生基を決めるファクターは、投資家の解約金額で、これに0.1%乗じた
金額が徴収されます。
逆に言うと、昨今のインデックスファンドでは信託財産留保額が0%となってるのが
大半ですが、投資家の売買が激しいインデックスファンドの場合、他の投資家の
解約金を、他の投資家から預かってるお金から支払ってるので、投資家同士で
リターンの足を引っ張ってることになりますね。
最後に③の信託報酬です。
上記添付画像に青線を引きましたが、信託報酬の徴収基となるのはSVGBFの
純資産総額に対してですので、ここも販売会社による影響はありません。
信託報酬は毎日徴収されてる費用ですが、その費用には予め内訳が決まっており、
それが④の欄です。
販売会社:SVGBFを販売する証券会社の取り分
受託会社:SVGBFの財産を保管している野村信託銀行
と、これらの理由より、SVGBFの買い付け先をセゾン投信から楽天証券に変更しても
負担する費用に変更はないことになります。
※読者様からコメントいただいて発覚したのが、セゾンバンガード・グローバル・
バランスファンドは、楽天証券で一般販売しておりませんでしたm(_ _)m
楽天証券に変更すると、ポイントサービス以外に様々なメリットがありますね
①買い付け金額を100円から設定可能
②買い付けタイミングを毎日・週毎etc、自由に設定できる
③買い付け金額の変更が楽
④楽天銀行とマネーブリッジで連動させると、楽天銀行の金利が0.1%になる
ただしデメリットとしては、金額変更が楽になったことによる、相場変動時に
自分で調整しやすくなってしまうことだと思われます。
セゾン投信の手間なシステムは、投資家の不用意な行動を防ぐためにワザとやってる
ようにも思えるのです。
さて話を他ファンドに移すと、SVGBFとコンセプトがよく似た、三井住友AMに
世界経済インデックスがありますが、このファンドの交付目論見書内のファンドの
費用ページを見ると、ややこしく感じてしまいます。
世界経済インデックスファンドの購入時手数料は3.24%(税抜3.0%)を上限として
と記載されておりますが、赤線引いた部分をよく読むと
「購入時手数料は、商品説明等に係る費用等の対価として、販売会社にお支払い
いただくものです」
と書かれています。
投資信託の購入はネット証券が良い!と言われる理由は、窓口販売をしない代わりに
大多数の投資信託をノーロード(購入時手数料なし)で販売できるからです。
質問者様の疑問が解決していれば幸いです。
今後とも当ブログを宜しくお願い致します☆
御参考までに、投資信託の信託財産に関する安全性の話です
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
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