おはようございます。
毎月定点観測にて比較している野村つみたて外国株投信と楽天・全世界株式
インデックスの2018年2月度運用成績がアップされたので、運用成績を
比較してみたいと思います。
<月次レポート>
これまでは野村つみたて外国株投信と楽天・全世界株式インデックスの
運用成績をバトル的に比較してました。
しかし楽天・全世界株式インデックスの純資産総額の上昇度合いがはんぱないので、
今回から定点観測的な内容にシフトしていきたいと思います。
1.野村と楽天、2つのファンドの特長
<野村つみたて外国株投信>
・目標指数:MSCI ACWI(日本除く)
⇒地域構成割合 先進国:新興国=8.8:1.2
・信託報酬:0.19%
・推定実質コスト:0.25%
野村つみたて外国株投信が利用するマザーファンドはFunds-i外国株&新興国株と
同じですので、双方ファンドの実質コスト-信託報酬を
先進国株式(0.03%):新興国株式(0.22%)の8.8:1.2で加重平均すると
(先進国株:0.03×0.88)+(新興国株:0.22×0.12)+0.19=0.25%(推定)
<楽天・全世界株式インデックス>
・目標指数:FTSEグローバル・オールキャップインデックス
※MSCI ACWIが大型・中型株がメインなのに対して小型株まで含まれている
⇒地域構成割合 先進国:新興国:日本=1:8:1
・信託報酬:0.24%
・推定実質コスト:0.39%
(計算内訳)
・信託報酬:0.24%
・推定運用コスト:0.05%
同じファンドオブETF'sであるi-mizuho米国株投信の2016年運用報告書より、
i-mizuho米国株投信の運用コスト0.062%に対して楽観視した数字に丸めました。
・三重課税コスト:0.1%
米国ETFを買うとVTの投資先で課税され、米国で課税され、最終的に
日本で課税される三重課税となりますが、確定申告をすると米国での
課税が免除されます。
しかしながら楽天・全世界株式インデックスの場合は全部課税されるそうで、
他のブロガーさんの記事を見ていても投資信託に対して0.1~0.14%ほど
課税される計算結果が記載されていますので、とりあえず0.1%を採用
⇒信託報酬(0.24)+運用コスト(0.05)+三重課税コスト(0.1)
=0.39%(予測値)となります
・特徴:バンガードのETF「VT」を買い付けるだけのインデックスファンド。
ETFなどの価格は取引市場での需給変動の影響を受ける。
2.基準価額と純資産総額の推移
楽天・全世界株式インデックスの純資産総額の上昇がはんぱなく、もうすぐ
50億円に到達しそうです。
ノムさん(野村つみたて外国株投信)は相変わらず地味でマイペースですが、
純資産総額は先月比2億円チョイのプラスになってますね。
どちらの投資信託も共通して言える事は、基準価額が下落しているにも関わらず
純資産総額が増えてるってことは、双方の投資信託が支持されて資金が
流入している証拠です
3.騰落率と指数との乖離
野村つみたて外国株投信と楽天・全世界株式インデックスが運用目標とする
指数は異なりますが、月次レポートベースでの指数のリターンは、
双方に差異がありません。
インデックスファンドは指数に対してぴったり張り付くパッシブ運用が
要求されますが、バンガードのETFを買い付けるだけの楽天・全世界株式
インデックスの指数乖離を気にしても意味がありません。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
とは言っても、やはり気になるので比較してみます・笑
楽天・全世界株式インデックス運用開始直後の乖離っぷりは相当騒がれましたが、
買値影響を受けるETF買付けも、安定してきているように見れます。
そして相変わらず人生送りバントで堅実な日々を過ごしている
ノムさん(野村つみたて外国株投信)は、今月も指数に対して0.1%程度の乖離で
安定しております
4.月次&累計の資金流入量
楽天・全世界株式インデックスの資金流入は先月より少し減ったものの、
相変わらずの10億円超え/月です。
ここでちょっと注目したいのが、ノムさん(野村つみたて外国株投信)の
資金流入量ですね。
1月まで徐々に減っていた資金流入量も、FOY2017の効能が出てきたのか、2月は
先月比1.5倍以上の資金流入結果となっております。
来週はいよいよノムさん(野村つみたて外国株投信)にとって最強のライバル、
eMAXIS Slim全世界株の取り扱い開始となりますので、来月以降のこの
全世界株式運用成績比較シリーズには、eMAXIS Slim全世界株も比較して
いきたいと思います。
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