おはようございます。
毎月定点観測にて比較している、全世界株式の2018年4月の月次レポートが
出揃ったので、見てみたいと思います
観測銘柄としては下記3点
1.野村・楽天・Slim 3つのファンドの特長
<野村つみたて外国株投信>
・目標指数:MSCI ACWI(除く日本)
⇒地域構成割合おおむね 先進国:新興国=8.8:1.2
・信託報酬:0.19%
・推定実質コスト:0.231%
野村つみたて外国株投信が利用するマザーファンドはFunds-i外国株&新興国株と
同じですので、双方ファンドの実質コスト-信託報酬を
先進国株式(0.021%):新興国株式(0.191%)を8.8:1.2で加重平均すると
(先進国株:0.021×0.88)+(新興国株:0.191×0.12)+0.19=0.231%(推定)
<eMAXIS Slim全世界株(除く日本)>
・目標指数:MSCI ACWI(除く日本)
⇒地域構成割合おおむね 先進国:新興国=8.8:1.2
・信託報酬:0.142%
・推定実質コスト:0.222%
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)が利用するマザーファンドeMAXIS先進国株&
新興国株と同じですので、双方ファンドの実質コスト-信託報酬を
先進国株式(0.069%):新興国株式(0.16%)を8.8:1.2で加重平均すると
(先進国株:0.069×0.88)+(新興国株:0.16×0.12)+0.142=0.222%(推定)
<楽天・全世界株式インデックス>
・目標指数:FTSEグローバル・オールキャップインデックス
※MSCI ACWIが大型・中型株がメインなのに対して小型株まで含まれている
⇒地域構成割合 先進国:新興国:日本=1:8:1
・信託報酬:0.24%
・推定実質コスト:0.39%
(計算内訳)
・信託報酬:0.24%
・推定運用コスト:0.05%
同じファンドオブETF'sであるi-mizuho米国株投信の2016年運用報告書より、
i-mizuho米国株投信の運用コスト0.062%に対して楽観視した数字に丸めました。
・三重課税コスト:0.1%
米国ETFを買うとVTの投資先で課税され、米国で課税され、最終的に
日本で課税される三重課税となりますが、確定申告をすると米国での
課税が免除されます。
しかしながら楽天・全世界株式インデックスの場合は全部課税されるそうで、
他のブロガーさんの記事を見ていても投資信託に対して0.1~0.14%ほど
課税される計算結果が記載されていますので、とりあえず0.1%を採用
⇒信託報酬(0.24)+運用コスト(0.05)+三重課税コスト(0.1)
=0.39%(予測値)となります
・特徴:バンガードのETF「VT」を買い付けるだけのインデックスファンド。
ETFなどの価格は取引市場での需給変動の影響を受ける。
2.基準価額と純資産総額の推移と、月次資金流入量
同じMSCI ACWI(除く日本)を目標指数とする、野村つみたて外国株投信と
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)の運用成績を見てみましょう
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)は3月下旬から運用が開始されたので、
基準価額の変動を単純比較するのは難しいですが、純資産総額の伸びっぷりには
目を見張るものがありますね。
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)は運用開始たった1ヶ月少々で4億円の資金流入で、
昨今の野村つみたて外国株投信の資金流入量を上回ります。
私は日本株式指数のインデックスファンドに投資をする気になれないので、
超低コスト&バランスファンドである野村つみたて外国株投信推しでしたが、
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)の純資産総額が野村つみたて外国株投信を
追い抜いた時点で、積み立て先を変更します。
理由は単純で、資金流入量(=純資産総額)は投資家の支持の表れですので、
そこはスパッと切り替えたいと思います。
では次に、楽天・全世界株式インデックスの運用状況です
今月の資金流入量も変わらず10億円オーバーで、純資産総額は70億円に到達しました。
このままいけば節目となる純資産総額100億円超えは、3ヵ月後となりそうです☆
3.指数との乖離
インデックスファンドに求められるのは、指数に対するパッシブ運用です。
つまり、プラスにもマイナスにも振れた分だけ運用能力としてはマイナス評価と
なってしまいますので、ここのチェックは外せません
MSCI ACWS(除く日本)とFTSEグローバル・オールキャップインデックスの違いは
日本株式を含むか、投資対象企業に中小型株式が含まれるかです。
MSCI ACWS(除く日本):日本株式無し&大型株式メイン
FTSEグローバル・オールキャップインデックス:日本株式有り&大中小型株式
しかし、月次レポートでインデックスのリターンを見る限り、双方に全く持って
差異はありません
では実際に、野村つみたて/ 楽天・VT/Slim全世界株(除く日本)の指数に対する
運用成績を見てみましょう
ノムさん(野村つみたて外国株投信)の安定度合いは、相変わらずハンパないです。
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)は運用開始直後なので、もうちょっと指数に対して
乖離すると思っていたのですが、さすがはノムさんのライバル。
割と安定した結果をもってきました。
楽天・全世界株式インデックスの御乱心は相変わらずですが、この投資信託に
正確なパッシブ運用を求めること自体がナンセンスなので、気にするだけ無駄です。
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市場平均を追い続けるインデックス投資は個別株で当たった際の超過リターンは
得られませんが、読みが外れるかも!?投資先の会社が倒産するかも!!??
って、ビクビクする必要がありません。
最近個別株の勉強を始めた私きしやんですが、はたして上記不安に打ち勝つ投資行動に
移れるのか!?
暴落が来たら結局ビビッて、ひたすら投資信託の買い増しに走りそうな
気がしてなりません・笑☆
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