おはようございます。
先月はアメリカ雇用統計を発端に、久しぶりの下げ相場の1ヶ月でした。
その後もアメリカの金利が3%に到達するやら何やらでさらに株価が上下し、
2017年末にいろんなアナリストが「2018年はイケイケドンドン!」って言ってのが
さっそく当てにならないことが再認識できました。
そして毎度お馴染みモーニングスターさんの月次リターン円換算表です
株価下落局面に債券が上昇する教科書的な展開に近かったですが、
やはり海外債券投資はお勧めできない面白い結果もあります。
※株価は平昌オリンピック大回転並みの急勾配です
基本的に債券は、金利が上昇すれば既に出回っている債券価格が下落します。
昨今はリーマンショックへの対応として異常なまでの低金利状態が続いて
いましたので、今後は金利上昇余地しかないことから、現在私は
債券への投資をしておりません。
債券は一定期間保有していた見返りとして、その発行体が破綻しない限り
決まった利息を受け取れる金融商品です。
元本は発行体が破綻しない限り保障されていますので、先進国の様に国の信頼がある
債券は自然と利回りが低い傾向にあります。
よって、アメリカの債券利回りが上昇したと言っても、2%代が3%に突入した
だけなのですが、株価下落を警戒してか為替は円高に振れました。
※と言っても金利2%代が3%代って、1.5倍ですよね~
この最後の「円高に振れました」ってとこが海外債券投資をする上で非常に厄介で、
債券の利回りはただでさえ低いにも関わらず、円高の影響は債券の利回りを
はるかに上回り、資産価値の下落を蒙ります。
ではここで、TOP画像で紹介した「円換算」リターン表を「円換算なし」と
比較しましょう
国内債券は100%円建て資産ですから為替影響がないから変化ありませんが、
先進国&ハイイールド債券は、円換算後の方がマイナスリターンが
大きくなっています。
円換算なしの状態では先進国債券の利回りは-0.2%でしたが、
円換算後の先進国債券では、-1.6%と8倍も差があります。
よくリスクの分散として債券を織り交ぜましょう!って言われますが、これは
あくまでも国内債券に限った話であり、海外債券を保有しよう!って意味では
ないと私は思っております。
そもそも投資に関する文献・理論はアメリカを中心とした海外が発祥ですので、
ドルやユーロが常用通貨の国民(特に米ドル)からすると、債券への投資は
株式に対する分散効果があります。
それに対して日本は、株価下落局面では相変わらず円高に振れる傾向がありますので、
SMT シリーズの株式&債券の基準価額の変動を見てみると非常に分かりやすいです
株価(赤線)の相場下落時には円高が進み(青線)、それに吊られるように
外国債券(オレンジ)も下落しています。
教科書通りになっているのは、同じ円である国内債券クラスのみですね。
円建てで投資をする限りリスク資産は株式100%にして、安全&無リスク資産は
楽天マネーブリッジによる現金預金を基本とし、1000万円超える部分は
日本国債変動10年で資産運用するのがベターです。
家計内におけるリスク資産のコントロールは、下記記事にて詳しく書いておりますので
一読いただければ幸いです
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
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