こんばんわ☆
モーニングスターが集計・公開してくれている全世界の各アセットクラスの
リターン表がアップデートされました。当ブログではモーニングスターのリターン表を
基に情報を発信させておりますが、今月からコモディティ・原油はランキングから除外
します。理由はくつかありますが、個人投資家でコモディティ原油を購入している人は
極々一握りですし、コモディティ原油は先行指数的な色が強いです。よって、取り上げ
てもあまり参考にならないので、今月以降は除外することにしました。
と言う訳で、円建てによる2019年2月の各アセットクラスリターン
<1位> 先進国株式:+6.2%
<最下位> 国内REIT:0%
先月も1月に続いてリスクオン(投資家が株式等への資産に積極的になる)な環境
でした。
理由は1月末のFOMC(連邦公開市場委員会)にてパウエル議長が金融政策を市場との
対話を優先する(ハト派)趣旨の発言をしたことと、アメリカが中国に対して3月1日
から関税を強化する話がひとまず延期になったので、マーケットが好感をもったから
です。
しかし先月のアセットクラス全体(コモディティ除く)を横並びで比較すると、
先進国株式のリターンが飛びぬけていることがわかります。それに比べて国内株式の
リターンは芳しくありません。
数値だけ見ると国内株式は先進国株式に対して半分以下のリターンしかなく、この
結果だけで『先進国株すげぇ』と思ってはいけません。
円換算有無でのリターンを比較すると、先進国株や新興国株は為替影響を受けて
リターンが大きくなっていることが分かります
先月のアセットクラス毎リターンを円換算無しで見ると、先進国株のリターンは国内
株式と同レベルであり、新興国株式にいたっては+0.3%しかありませんでした。
先月の為替影響がどれほどあったかを、eMAXIS Slimシリーズの指数違いと
USD/JPY為替チャート見てみます
2月中旬からUSD/JPYのドル高によって、eMAXIS Slim先進国株も大きく上昇して
いることが読み取れますね。ドル高になったタイミングで新興国株式のリターンが
低下しているとこをみると、最終的な新興国株式のリターン向上は円と新興国通貨の
影響によるものがあると推定できます。
個人的に長期投資をするうえで一番気がかりなのが、為替です。こればっかりは、
最弱国にして最強通貨『日本円』が基軸通貨である日本人特有の悩みですね。
下記に、さきほ表示した同じリターングラフを掲載します
2019年度2月は円換算後の先進国株式リターンが国内株式リターンより約2.4倍
高かったですが、これがマイナスの時には立場が逆転することを忘れてはいけません。
円は基本的に呼吸するかのごとく円高に振れる為、リスクオフ(投資家が株式等に
対して消極的になる)となると株価の下落&円高にによって、円建てによる外国資産は
往復ビンタを受ける事になります。
円資産に対して円建て外国資産がプラスリターンを得たときは、その逆パターンが
起こることを必ず想定しましょう☆
さて、当ブログでは毎月の株式と債券の推移をおっております。まずは株式クラスです
2019年2月は、昨年10月以降の激しいボラリティに比べると少し落ち着いた感じは
しますが、2月の中国輸出状況がー20%となっているので、再びボラリティは高まり
そうな気がします。
次に債券クラスです
株式ほどではないにしろ、海外債券も為替影響でそれなりのボラリティがあります。
私は債券クラスを保有していないので気になりませんが、海外債券を保有している人は
海外債券は為替ヘッジをかけないと、株式へのクッション効果は望めないので注意が
必要です
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
良い投資ライフをお送り下さい☆
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