おはようございます
今日は、いざ投資を始めるにあたって「分散」する大切さをお伝えしたいと
思います。
実際に分散投資の効果を体験するのは分かり辛いのですが、著者バートンマルキールの
「ウォール街のランダムウォーカー」に、分散投資の効果をとても分かりやすく
書いてくれているので、紹介したいと思います。
---------------------------以下はランダムウォーカー内の紹介-----------------------------
舞台は、たった二つの会社しかない離れ小島の経済です。
<1つ目の会社>
ビーチ、ゴルフコース、テニスコートを経営しているリゾート会社
<2つ目の会社>
傘やレインコートの製造・販売会社
両社の収益は天候の影響を受けやすく、晴れの続く時期はリゾート会社が繁盛し、
傘のメーカーは売り上げが落ち込みます。
逆に雨が続く時期は傘のメーカーが高収益を出し、リゾート会社は売り上げが
落ち込みます。
下記表は、季節毎における両社の株式投資でのリターンとなります
この離れ小島は1年間の半分は晴れ、半分が雨であり、その確立も半々です。
傘メーカーの株式を1万円分買うと、1年の半分は5000円の利益があり、
もう半分は2500円損するので、期待リターンは2500円となります。
逆にリゾート会社の株式1万円分を買っても、結果は同じ事になります。
ある年は晴れが続くだろうし、雨が長引く年もあるでしょうから、株式投資の利益は
非常に変動する事になります。
ではここで、両方の会社の株式を5000円分ずつ買うとどうなるでしょうか?
晴れの日はリゾート会社の50%のリターンを得られるが、傘メーカーの損失25%を
負うことになります。
逆に雨の日はリゾート会社の25%損失を負うことになるが、傘メーカーのリターン
50%を得ることが可能となります
個別企業への投資金額は半分に減ったのに、期待リターンは変わりません。
「株式1万円分を買った」行動に変わりはないにも関わらず、天候がどうなろうと
期待リターン2500円を得られるようになりました。
---------------------------ランダムウォーカー内の紹介はここまで-----------------------------
さすがマルキール先生。私の様な教養の無い人間にも、分かりやすく
表現してくれています。
さすがに世の中、ここまで逆の相関をもった会社はないでしょうが、アメリカ株や
日本株式の場合は、ランダムに選んだ約50社に投資することで、個別銘柄の
リスク(価格変動)の大部分を低減できることが分かっています
逆に50銘柄以上数を増やしても、それ以上のリスク低減効果はないと言われています。
株価はそもそも市場全体の変動に対して影響を受ける(市場の株価上昇時は、業績に関
わらず株価が吊られて上昇し、その逆も同様)ので、そのリスクまで取り払うことは
できません。
これをポートフォリオ理論におけるシステマティックリスクと言います。
そして投資の神様ウォーレンバフェットは、下記のように言っています
投資をされる方々の99%以上は、徹底した分散投資を心がけるべきです
個人の資金力で50社以上の株式を保有するのは大変ですが、それをたった
100円から可能とするのが、投資信託というツールなのです。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
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今週も寒いみたいですので皆さん、体調に気をつけ下さい
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