おはようございます。
先日、コンチェック社から仮想通貨NEMがパクられ、金融機関のセキリュティに
関して、国も世間の目も一層厳しくなりました。
投資信託を利用したこと無い人からすると、ネット証券口座って大丈夫なの?
投資信託ってパクられないの?って不安に思うかと思います。
観点は二つかと
①自分の証券口座がハッキングされて、投資信託を売却された場合
②投資信託の運用会社が倒産した場合
①自分の証券口座がハッキングされて、投資信託を売却された場合
ネット証券に限らず、投資信託は電子データ化されていますので、窓口金融間と
ネット証券に差異はありません。
で、肝心な不正アクセスにより投資信託を勝手に売却された場合ですが、
証券口座と同一名義の口座じゃないと送金できない仕組みになっています。
証券口座を申し込む際は、銀行の入出金口座を設定する必要がありますので、
銀口座まで乗っ取られない限り、安心です。
②投資信託の運用会社が倒産した場合
この話を出した理由は、NEM流出に伴う被害金560億円を、コインチェック社が
肩代わりすると言われた際に、破綻するのでは?って思った人もいるかと思います。
なんせコインチェック社の資本金は9000万ちょいですから、お尻にゼロが
だいぶ不足していますからね~
で、話は戻して投資信託です。
下の添付画像は、野村つみたて外国株投信の目論見書です。
信託報酬を受け取る内訳として
①販売会社
②運用会社
③信託銀行
の3つがありますね。
我々の投資信託は3つの機関が独立して販売・管理・運用をしています。
私はSBI証券で野村つみたて外国株投信を買っていますが、資産の流れ・
管理体制は下記の通りになります
私のお金は最初にSBI証券を通じて野村信託銀行に保管されます。
よって、SBI証券が破綻しても私の財産は野村信託銀行に保管されているので、
心配ありません。
野村つみたて外国株投信を運用しているのは野村アセットマネジメントですが、
あくまでも運用の「指図」をしているだけなので、私の資産は野村信託銀行に
保管されています。
仮に野村アセットマネジメントが破綻したとしたら、投資信託は他の
運用会社に運用が引き継がれるか、その時点での基準価額(いわゆる時価)で
繰上償還(利益確定)されることになります。
よって、私の資産が無くなる訳ではありません。
で、肝心な私の資産を保管している野村信託銀行が破綻したらどうなる!?
信託財産は信託銀行自身の財産とは区分して管理(分別管理)することが
法律で義務づけられていますので、直接的な影響はありません。
他の信託銀行に移されるとそのまま運用されますし、場合によっては
その時点での基準価額(いわゆる時価)で繰上償還(利益確定)されることに
なります。
その運用&安心・安全を得るために、我々は信託報酬なるものを払っているのです。
投資信託を「怪しい商品」なんて言う・思う人がたくさんいますが、ここまで
法的・仕組み的に守られていることを知ると、また見方が変わると思いますね。
今日も良い1日をお過ごし下さい
↓↓ブログランキングの投票ボタンです。良ければ、ボタンをクリックしてもらえると嬉しいです☆