親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

その企業はなぜ高配当なのか?を、しっかり考えよう

 

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こんばんわ、きしやんです。

投資スタイル・手法に正解はないので、私は特定の投資手法について語ることはあまり

しません。いわゆる典型的な喧嘩(議論ではない)の素になるのでw

 

とは言ってもここ数年の株高と、どっかの何たら太郎さんが『マネー製造機』って

言ったのもあって、やけに高配当株式に注目されています。そしたら先日、高配当株で

人気な日産自動車が3Q決算で大コケしました。

※日産ホルダーさん、ごめんなさい(。-人-。) ゴメンネ

 

この件に関して昨夜Twitterで、元証券アナリストMBA持ってて英語ペラペラな

バリキャリ美人ウーマンのおせちーずさんと議論したので、あらためて記事にして

みました。

 

 

そもそも企業の利益とは、売り上げから材料費や人件費とか払って、国に納税した後の

残りから株主に配当払ってそこから残ったお金を設備投資や開発費にまわし

さらにそこから残ったお金を現金みたいな形で保有します。

 

つまり配当とは、企業の商品&サービス開発に必要な設備投資の原資を削ってる

わけです。なもんで企業の売り上げが性能に直結する業種は、配当なんか出さずに

設備投資や研究開発に金をかけたいとこなんですね。

 

私は設備産業に属する研究開発職なんですが、大型ハードの開発ってめちゃくちゃ金が

かかりますし、造った製品を保管しとくだけでも金がかかります。量産用の金型とか

目玉飛び出そうな金額ですからね。

 

なもんで、設備産業は残った利益で配当に出すよりも、ライバル社を突き放す

製品開発に資源を投入したいんですよね。

 

で、話を日産に戻しましょう。

 

自動車メーカーは典型的な開発命の設備産業です。そして工場はとても大きく、拠点は

世界中にある。従業員も凄まじい人数です。売り上そのものが景気に影響を受けやすく

生産調整もやりくい。そんな自動車メーカーの代表格である日産自動車が配当性向

70%とか、かなり無理があると思ってました。

 

冒頭に添付したTwitterのタイムラインでも話がでましたが、日産より規模が大きい

トヨタは配当性向30%少々です。日産が配当性向70%も配当出せて、なぜ世界の

トヨタができないのか? 答えは簡単。業種的に不可能に近いからです。

 

私が思うに、高配当が可能となる業種は

・売り上げが安定しやすい

・投資や設備維持に、莫大な費用がかからない

・在庫管理がしやすい

 

このへんな気がしますね。

具体的な業種でいうと、生活必需品やインフラ系ですね。嗜好品は景気のあおりを

受けやすいから、高配当には向かないと感じます。もちろん企業によっては

趣向品で有名であっても、メンテナンスやリースなどのビジネスモデルで稼いでいる

企業はあるので、これに限った話ではありませんが。

 

自分の勤務先の業種がなにで利益あげてて、どこにお金かかってるのかをよ~く

考えてみると面白いと思います。というか投資って、そこが醍醐味と思ってます。

 

経済とは単純に言えば、誰かの支出が誰かの収入。

 

コロナウィルスがそこまで株価に影響していないと言われてますが、ほんとに?

どこかの工場が止まれば、誰かが利益を失っている。工場がとまれば、そこから

納入する予定だった部品で物造りするはずだった企業が止まる。そしてその企業の

生産が止まれば、誰かが収入を得られなくなる。

 

売店は、納入先から物が届かないと消費者に届けられない。経済は世界中で繋がって

おり、止まることなくグルグル回ってます。

 

つまり実体経済に影響が出る前に、ポートフォリオの見直しは必須だと思いますよ。

 

 

まぁ俺は個別株してませんがꉂꉂ(ˊᗜˋ*)

 それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください。

 

 

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